石ころ

安住の地に生きる(申命記12章)

 

あなたがたは、私たちが今日ここでしているようにしてはならない。それぞれが自分の目にかなうことをしている。(8)

 

キリストを信じる信仰を告白して主に生かされようになったら、自分の目に良いことをするというそれまでの当たり前から、みこころを求めて聖書を開くようになる。人の良いと思うことと神のご計画が違うことを悟るからである。

 

拠って立つ所が人の顔色を伺うことではなく、永遠のみことばに生きたいと願うようになり、誰に強いられてでもなく、ほめられてでもなく一々教えられることもないが、聖霊に導かれて主を慕い求め、神を恐れるようになるからである。

 

神をおそれるとはキリストの愛を畏れるということである。故無く愛されたいのちゆえに、かってのように自分の判断では守れない事を知り、キリストのうちにとどまって、救われたいのちを守ろうとする。

 

キリストが罪を負って死んでくださった事実を信じた時、無罪とされて復活のいのちをたまわったのは、人の熱心によることではなく、ただ、聖霊の導きによってキリストを知ったからであり、すべては神の一方的な憐みによるのであった。

「見よ。すべてが新しくなりました。」とのみことばを、深い感謝と感動を持って聴き、キリストの復活のいのちに与ったことを、幼子のように事実として受け入れたのである。

 

あなたがたがまだ、あなたの神、主があなたに与えようとしておられる安住の地、ゆずりの地に入っていないからである。(9)

 

イスラエルがそこに辿り着くまでは、世の誘惑や悪いものから守られるための神の掟に聞き従う必要がある。そうして、それは全う出来ないという事実をありのままに告白して、キリストを呼び求めるためである。

 

主にある安息に出会わない限り、人類は折々の出来事の狭間にある一瞬の安らぎを追い求め、あらゆる手段を講じることに命を消耗するのである。しかしそのような平安は、如何なる手段によっても彼らに留まることは無い。神に造られた人は罪の中で平安を得ることは出来ないのである。

 

永遠の安息は罪をあがなうキリストの中にあり、そのキリストは今信じる者のうちにおられる。父なる神が計画してくださり、キリストが命を差し出して備えてくださった安住の場所である。それは何時か辿り着く所ではなく、今も出入りが許されている安息の場である。

 

あなたがたがヨルダン川を渡り、あなたがたの神、主があなたがたに受け継がせようとしておられる地に住み、主が周囲のすべての敵からあなたがたを守って安息を与え、あなたがたが安らかに住むようになったら、(10)

 

皆ヨルダン川を渡って神の約束の地、安住の地に入って行くしかない。他に安住の場所は何処にも無い。神のキリストの十字架の贖いの他に救いはない。どうぞ聖霊がこの事実を見るための霊の目を開いてくださいますように。

 

あなたがたの神、主が御名を住まわせるために選ばれる場所へ、私が命じるすべての物を携えて行かなければならない。あなたがたの全焼のささげ物といけにえ、十分の一と、あなたがたが供える奉納物、それに主に誓う最良の誓願のささげ物である。(11)

 

いのちをたまわるための捧げものは、神の御子が人となられたキリストである。聖なる神への捧げものは罪の無いキリスト以外には無く、キリストの十字架に付け加えるものも何も無い。

 

十字架でなされた私の(私たちではなく個人的な関係)罰を負って死刑となり、すべての罪が完全に解決されたことで、今神の御前に罪の無い者とされ、義と認められて神の子の身分をたまわり、永遠を生きるいのちとされたのである。

 

あなたがたは息子、娘、男奴隷、女奴隷とともに、あなたがたの神、主の前で喜び楽しみなさい。また、あなたがたの町囲みの中にいるレビ人とも、そうしなさい。レビ人には、あなたがたと同じようには相続地が割り当てられないからである。(12)

 

キリストに救われた者には何時でも、どんな時でも安心して喜び楽しむ場所がある。それは救い主の御前である。望みのみことばを豊かに受けて、喜び歌い主をほめたたえることはいつも許されている。

 

すべてのことを祈りにして時に哀願し、願いを語り、思い煩や不信仰をも打ち明ける時、ご真実な主は忍耐を持って聞いていてくださる。主は私たちの弱さに同情してくださるお方であるから。それゆえ揺るぐことの無いキリストの平安があるのだ。

 

私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。(へブル4:15)


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