石ころ

アブラハムの弱さ


主に命じられて故郷を捨て、一筋に信仰に生きているアブラハムのウイークポイントは、美しい妻を持っている故、行く先々で「王は、美しいサラ欲しさに私を殺す」という恐れだった。彼は身を守るために、サラに自分のことを「兄です」と言わせて、王の厚意を受けている。

しかし、アブラハムの旅は、初めからすべてを主にお任せしての、信仰に拠る旅なのだから、そのことも神様に信頼して委ねるべきであろう。しかも、神様は幾度も親しく声を掛け、励まし、「祝福する」と約束して居られるのに、なぜ神様にお任せすることが出来なかったのだろう。

アブラハムは、そんなに特別な人ではなかったと思う。
「人の心の思い計ることは、初めから悪であるからだ。・・」創世記8:7

12章のエジプトでも同じ事をしている。実際妹でもあると言い訳をしているけれど、兄弟として住んでいるわけでない限り、この言葉は使えないと思う。美しいことは良いこと。でもそのことがアブラハムをつまずかせている。アブラハムは、ひとつの事、サラを神様にお任せすることが出来なかったのじゃないかと思う。

勇敢に、神様に向かってソドムのためにとりなしていたアブラハムが、次の瞬間嘘を言って身を守ろうとする。人は昔から揺れる信仰を生きているのだろう。

それでも、そのことでアブラハムは神様から叱責を受けてはいない。むしろ財を増やしている。神様は、王を脅してアブラハムを守って居られる、このことに私は驚く。すべては神様の主権に拠ることであり、働く者の正しさではないのだろう。

私たちもクリスチャンとして、イエス様のあがないの故に、神様の子として頂いているのだから、目先の成功や、自分の弱さに一喜一憂する者ではなく、神様に信頼して、大胆に勇敢にみこころを生きて行きたいと思った。


あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。 聖書

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