遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

「東京国立博物館・常設展」

2024-06-08 23:17:01 | 今月のソロ活

2024/6/4

・いろんな人が勧めていたものの、具体的に見たいものがあるわけではないので、ちゃんと楽しめるのか心配。

・平日の朝からたくさんの人が並んでいる。外国人観光客がほとんどだったと思う。暑い。

・館内には修学旅行生もたくさんいて結構な人だかり。

・どうしても特別展の法然に興味が持てるとは思えなかったので、常設展のみ。

・それでも広すぎて、いまだに全容を理解できていない。

・33tabアプリでいとうせいこうさんとみうらじゅんさんの音声ガイドがあったので、東洋館から順番に見ていくが、現在は展示されていない品の解説もあって、都度画面の説明を見ないと理解しにくい。

・音声ガイドとの付き合い方は難しい。

・まずはたくさんの如来三尊仏龕がお出迎えしてくれる。

・8世紀の唐で作られた作品群。三尊並んでレリーフになっている。同じモチーフだからこそ、微妙な違いがおもしろい。一人だけ、妙に足のラインが生々しかったりするのも気になる。こだわりなのか。

・そのほか、楣(まぐさ・リンテル)という建物の入り口などに着けるレリーフのようなものに目を引かれる。ここまで緻密だと、シンプルに凄みが伝わる。

・東洋館を見終わるころにスマホの充電が切れる。全体の三分の一あたり。

・そして、暑さと寝不足と長旅の疲れで集中力が保てない。

・ほとんどの作品に解説がついているので、本来なら頷きながら見るんだろうけど、なかなか頭に入ってこない。

・対象に対する愛情の深さが、昨日見たすみだ水族館のペンギン相関図と共通するなあなど、どうでもいいことばかり頭に浮かぶ。

・縄文時代から近代までの日本美術の歴氏を展示を見ながら一気に振り返ることもできる。

・たぶん体調が万全だったとしても、この作品と解説の量に圧倒されていたと思う。

・実際、修学旅行と思われる学生も多かったけど、長椅子でぐったりしている人たちが多かった。

・展示も工夫されていて、浮世絵の多色摺り体験とか、硯箱をデザインしてデジタル映像で展示することもできる。

・大体3時間くらいあれば十分かなと思っていたのは大変な勘違いだった。

※菩薩観音立像

例の如來三尊仏龕(にょらいさんぞんぶつがん)。

 

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「すみだ水族館」

2024-06-07 16:17:00 | 今月のソロ活

2024/6/4

・東京国立博物館に行く予定だったけど、月曜日で休み。

・どうしようと焦った結果、すみだ水族館に行くことにする。時間が中途半端になってしまい、同施設内にある東京スカイツリーは諦める。

・ペンギンと水族館が好きなので、個人的にはスカイツリーよりも水族館の優先順位のほうが高い。

・そんなにネットの前評判が良かったわけではないけど、札幌のAOAOに足しげく通っているので、ペンギンを売りにする都市型水族館とはどんなものなのか興味があった。自分なら楽しめるはず。

・最初はクラゲコーナー。ビッグシャーレというクラゲを見下ろすことのできる大型の水槽がある。

・いろんなクラゲがいて、AOAOとの規模の違いを予感させる。

・小笠原の海コーナーでシロワニを見たり、金魚のコーナーもきれいだったけど、なんと言ってもマゼランペンギンの展示。一番迫力があった。

・とにかく展示スペースが広く、個体数も多い。

・加えて、ペンギンの誰と誰が仲良しなのか、子供を産んでいるのか、人間スタッフの誰とどういう関係なのか、主観を交えつつ巨大な相関図が展示されている。

・公式のYouTubeチャンネルからも感じていたけど、スタッフのペンギンに対する愛情というか偏愛ぶりが、いい意味でどうかしている。

・そうは言っても、さすがに個体ごとに識別は無理だし、バンドの色も数が多すぎると思っていたら、ペンギン識別用のサイトの紹介ポスターが貼ってあった。

・サイト上でバンドの色を選択するとペンギンの名前と性格がわかる。すごい。

・たまたまペンギンの餌やりタイムに居合わせた。時間を調べてきたわけではないので運が良かった。

・スタッフさんは親し気にペンギンたちに声をかけながら、時々お客さんに向かって説明するスタイル。

・あくまで餌やりなので、そこまで細かくは説明してくれないんだけど、作業感がなく、見ていても楽しい。

・こういうのAOAOでできないのかなと思ったりした。

・ペンギンの数が多いからしょうがないのかもしれないけど、ミナミアメリカオットセイの影が薄く、体の大きさに比べて水槽も小さく見えたのでちょっと気の毒だった。

(入館は5/27)

※どうせ曇っていた(隣の芝理論)

※これ作るのにいくらかかったんだろう。

※すぐ目の前

※艦隊


※ペンギンソーダにペンギンソフト


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「KING OF DDT~20th Anniversary~FINAL!!」東京・後楽園ホール ARCHIVE DDT 2024.5.26

2024-06-04 10:49:04 | 今月のソロ活

2024/6/1

※勝敗に関するネタバレがあり。

・初めての後楽園ホール。

・やや後方、正面の席(客席はリングの四方を囲んでいるが、撮影の関係ではっきり正面にあたる方角がある)。

・ダークマッチから盛り上がっている。ヤジみたいな金切り声で若手の須見和馬を応援しているお客さんがほほえましい。

・全16名の選手が参加したトーナメントのベスト4と決勝戦を今日一日で行う。

・出場四人のうち三人が優勝経験者。最近の活躍ぶりからいかにもMAOが初めて優勝しそうな雰囲気。

・ただ、煽り映像で「樋口さんに勝ったら優勝できる」と言っていて、かえって嫌なフラグを立てていた。

・その試合、MAOはフィジカルで押す樋口の土俵に乗って攻撃を受け続ける。胸が真っ赤。

・自分は樋口推しなのにMAOを応援したくなるような展開をうまく作っている。

・耐えて耐えて一瞬のタイミングを逃さず畳み掛ける。

・2回戦で樋口選手が石川修司に対してやったような勝ち方で負けたほうの評価も落ちない。

・プロレスって、自然な世代交代が難しい業界だと思うけど、これには納得。

・ディーノの入場キスが縁起物化しているとは言え、子供はどうなの。配信で見返したら、少年がものすごく澄んだ目で手をあげていた。もうよくわからん。

・準決勝二試合目はクリス・ブルックスと佐々木大輔。

・凶器あり場外カウントなしの佐々木有利なルールを、クリス選手が受けて立つ図式。

・佐々木大輔も好きだけど、容赦なく血まみれにされているクリスにうわーと思わず声が出る。

・釘みたいなものが刺さっているボードが禍々しい。どうやって事故防止のラインを確保しているんだろう。

・試合後、クリスが物に八つ当たりしている。あんなに興奮しているところ初めて見た。でも、彼をなだめようとする仲間には絶対に当たらない。人柄。

・正田はいつのまにか、ぼっちキャラに。自分も笑っちゃったたけど、たぶん笑えない人もいる。いじりといじめのラインは難しい。

・決勝は佐々木大輔対MAO。二人とも準決勝で出し切った感じもあり静かな試合だった。厳かな感じもする。

・放送用の実況の方の肉声まで聞こえてくる。

・予想通りMAOが勝利し、現チャンピオン上野勇希と大社長髙木三四郎、微妙な関係性の三人で乾杯。

・過去とのつながり、退屈な試合が一つもない試合そのもの、今後の展望への期待感と、すべてにおいて満足感の高い大会だった。

※有料だけど、もう配信始まっている。

「KING OF DDT~20th Anniversary~FINAL!!」東京・後楽園ホール DDT 2024.5.26

※後楽園ホールのレモンサワー。

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「早稲田大学演劇博物館」

2024-05-30 20:43:24 | 今月のソロ活

2024/5/24

・早稲田大学自体に行くのも初めて。

・演劇博物館では、毎週金曜13時からボランティアの方のガイドを受けられるということで行ってみる。

・HPを見ても情報量が多すぎるので、詳しい人に聞いたほうが早いなと思った。

・いかにも大学らしい直方体の建物の並びに、あきらかに異質な西洋風の建物がある。

・シェイクスピア作品が多く上演されたイギリスのフォーチュン座を模して作られた建物。演劇の舞台としても使えるそうだ。

・建物の近くに坪内逍遥像。右手の色が剥げている。握手をすると早稲田に縁ができるというゲン担ぎがある。受験生ではないが、とりあえず握手しておく。

・受付でガイド希望の旨を伝え、ご年配の女性に対応していただく。ガイドさんと一対一で館内をまわる。

・長期休暇明けの仕事が怖いので、今回の旅行では人と話せる機会があれば積極的に話す方針。

・ガイドさんのお住まいが某有名劇場の建物内だという話や、宝塚に最近ミソが付いた話、唐十郎の話など、演劇に関する専門知識というより、観劇先輩と世間話をしているような感じだった。これはこれで楽しい。

・そのスタッフさんの専門は古典芸能のようで、貴重な資料もあったのにうまくリアクションが取れない。

・越路吹雪の衣裳展が開かれていた。イヴ・サンローランに頼んだという衣装も並んでいる。

・コンサート用の衣装もあって、調和重視の舞台衣裳と違い、威圧というか、場を魅了するための衣装という感じ。シンプルでも、しっかりかっこいい。

・コンサートの映像もあったけど、すでに全体の半分くらい終わっていた。再訪時に見ることにする。

・越路吹雪とマネージャーの岩谷時子の関係がおもしろく、「二人芝居作られたら見たいです」と言ったら「もうやってる」と言われる。

・後で調べると二人がメインの作品を見つけたけど、二人芝居は見つからなかった。探し方が甘いのかな。

・坪内逍遥が講義をしている様子もビデオに残っている。

・まさに口角泡を飛ばす、熱意にあふれた語り口で、役者や政治家だったとしても大成しただろうなと思う。

・ガイドは1時間半くらい。自分でも足が痛くなるほどだったのに、付き合っていただいて感謝。

※時間がいくらあっても足りない→早稲田大学文化資源データベース

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国立映画アーカイブ「NFAJコレクションで見る日本映画の歴史」

2024-05-29 09:21:51 | 今月のソロ活

2024/5/28

・映画に関する知識は中の下くらいなので33tabというアプリでライムスターの宇多丸さんの音声ガイドが聴く。自分にとってのモグタン的な存在。

・しかし、説明文とアプリの解説が重複していたり、聞きながら文字が読めなかったり、音声ガイドと実際の展示が一致しにくかったり、うまく使いこなせない。

・展示を見る前にガイドを聞いたほうが良かったのかも。

・映画の発明は1895年頃。アメリカ系(エジソン)とフランス系(リュミエール兄弟)がある。

・スクリーンで観客に見せる方式だったリュミエール兄弟が先と言われることが多い。

・映画以前の日本最古の記録映像から見られる。水車を踏んで田んぼに水を送る様子や、何かの踊り。街の往来と犬。

・映像は想像よりはきれいで、加工された映像作品ではなくて、当時の生活がそのまま映っていることに興奮する。

・1912年の「日本南極探検」の映像。おそらくコウテイペンギンと戯れる調査隊の映像。子供向けアニメのような動きでかわいい。

・映像資料から舞台表現の保存と上映、映像作品へ移行していく流れが分かりやすい。

・映像なのに男性が女性を演じていたらしい。

・日本映画黎明期のスター、尾上松之助の紹介。会場に等身大風のパネルもあったけど、頭が大きい。さぞ舞台映えしただろうと想像する。

・同じく日本映画黎明期の要人、牧野省三の目つきが怖い。完全に悪役の目つき。

・サイレントからトーキーの過渡期に隆盛した活弁士のコーナーもある。

・活弁士は日本独自の文化らしい。似たようなものなら他にもありそうだけど、こんな発展の仕方をしているところはたしかになさそう。

・相撲の番付表風に、活弁士のランクが一覧表になっていて、当時の活弁士がいかに人気があったのかがうかがえる。危険人物欄や死亡欄もある。

・戦時のプロパガンダとしてのゆるいマンガの展示もあった。

・やっていることはただの検閲や統制なのに、映画法は映画の慈母役という言葉とともに、擬人化された映写機の子供と世話する母親(映画法)の絵を合わせている。しらじらしい。

・今回は全体的に表面をなぞっただけになってしまったので、また機会を作って行ってみたい。

※牧野省三。悪そうだけどかっこいい。

※活弁士番付。多い。

※尾上松之助。不思議なバランス。

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「岡本太郎記念館」

2024-05-26 08:06:00 | 今月のソロ活

2024/5/23

・新国立劇場からちょっと歩くと(迷ったので実際には結構歩いた)、岡本太郎記念館がある。

・もともとは自宅兼アトリエだったようなので、美術館というより人の家にお邪魔するような感覚。

・入館する前から、庭に異形のものたちがたくさんいる。

・写真撮影OKかわからなかったので、先に受付で確認してから庭を散策する。

・ドアの取っ手も岡本太郎風の足形だった。

・変なオブジェだなと思っていたら、育ち過ぎたショウブだった。あんなメカっぽくなるんだ。

・『犬の植木鉢』と、ベランダのミニ太陽の塔が圧倒的にかわいい。

・マティスは当時の評論家から「野獣のよう」と言われ、野獣派なんて呼ばれていたけど、本人は「人々を癒す肘掛け椅子のような作品」を目指していたらしい。

・半面、岡本太郎は困難を選べ、楽をするなというようなことを言う。

・実際、それぞれの作品を見ても、野獣っぽいかどうかで言えば、完全に岡本太郎のほうが上。

・赤と黒を大胆に使った絵。ポジティブなタイトルでも禍々しい印象を受ける。

・タイトルが『よろこび』であっても、悪魔との契約感がある。好き。

・小規模ながら、「タローのダンス」という企画展もやっていた。マティスの展覧会を意識しているのかな。

・そのまま『ダンス』という作品もあるが、高島屋大阪店に展示されているのでここでは見られない。

・代わりに油彩の下絵のような作品が展示されている。岡本太郎にしては珍しく余白が多く、おしゃれな感じすらする。カンディンスキーっぽい。

・自分は一か所をじっくり見たいタイプなんだけど、それでも1時間もあれば十分満足できた。

・いつか『太陽の塔』を見に大阪に行きたい。

・この流れなら『明日の神話』も観なければということで、渋谷マークシティに向かう。

・渋谷付近、ものすごく人が多い上に、複雑に交差する道路が理解できず、地図アプリを見ても迷う。スマホが位置情報の取得に難儀している。

・「渋谷のJR線から京王井の頭線へ移動する途中にある」という文字情報が一番わかりやすかった。でかすぎて通り過ぎるところだった。たしかに圧巻。

・原爆モチーフなんだけど、さっきまで見ていた『よろこび』などと受ける印象がそんなに変わらない。

・額面通り受け取っちゃ駄目なんだろうなと受け取った。

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「マティス 自由なフォルム」

2024-05-25 09:29:48 | 今月のソロ活

2024/5/23

・晩年の切紙絵が多いんだろうと思ったら、ごく初期の習作レベルの油絵から展示されていた。

・近い時期に行われた別のマティス展とのすみわけはあるようだけど、本展覧会だけ見ても全体の流れはわかるようになっている。

・最大の見どころは、マティスの集大成である、ヴァンスのロザリオ礼拝堂を完全再現した展示。

・事前に山田五郎さんのYoutube解説、当日は安藤サクラさんの音声ガイドと、迎え撃つ気満々で鑑賞。

・五郎さんの「マティスは同じモチーフを繰り返し描く」という話がいい補助線になった。

・彫刻の『横たわる裸婦像Ⅱ』がのちの『大きな横たわる裸婦』だし(順番は前後するかも)、『アンリエット』の連作も写実→極端なデフォルメ→それらのハイブリットと、繰り返し製作されている。

・日本の漫画を想起させる作品も目に付く。「マドレーヌⅢ」は完全にJOJO(順番は逆)。『ジャネットⅢ』は抽象化を重ねた結果、サザエさんみたいになっていた。

・とにかく、作り直すことにためらいがない。

・似たような時期に作られた『蛇女』と『農奴』のアプローチが全然違う。とにかく作ってみるという感じか。

・展覧会のメインモチーフになっている『ブルーヌード』も下書きのような線が残っている。

・描いた跡を残しているものと、一から描きなおしているものがあるので、単に下書きが残っているわけではなく、それも表現の一部なんだと思う。

・下書き線で対象が脈動しているように見える。

・切紙絵で「色彩が線から解放された」らしいんだけど、デジタル作画があったら使ってたのかな。現代に転生したマティスが出てくる「液タブ大好きマティスくん」みたいなマンガできそう。

・『花と果実』は画像撮影OK 。お客さんのマナーがよく、みんな作品から距離を置いて前を歩かないんだけど、これだけ巨大で装飾もシンプルな作品なので、通行人の存在含めて製作されたのではと思ったりした。

・ロザリオ礼拝堂では、日の光の変化を考慮して、照明を変化させていた。展示の工夫もよい。

・書籍で見ていた聖ドミニクスの線画は単に「味がある」という程度だったが、実際に見るとでかいし太いしで結構な迫力があった。

(新国立美美術館)

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北海道立近代美術館「AINU ART―モレウのうた」

2024-03-09 21:12:00 | 今月のソロ活

2024/3/8

・モレウ(渦巻の文様)を軸にアイヌ文化の芸術や工芸品を集めた展覧会。

・アイヌの文様はかっこいいと思うものの、それほどアイヌ文化に馴染みがないので距離感が難しい。

・それこそ『ゴールデンカムイ』のような自然とともに生きているイメージが強いけど、あれは昭和初期の話だし、ステレオタイプの押し付けはあまり良いことではない。

・芸術と伝統は、近いところにあるわりに、相性がよくないと思っているので、現代のアイヌ文化ってどんな感じなのか気になっていた。

・あと、自分は落書きしたくなると、必ずぐるぐる渦巻を描いてしまうので親近感もある。

・と思っていたら、世界のぐるぐるを集めたパネルコーナーもあった。ぐるぐる大好きなのは世界共通らしい。

・北海道に住んでいなくても誰もが一度は目にするだろうアイヌの文様が刺繍されたタペストリー。

・文様ごとの意味もあるんだろうけど、そのあたりはよくわからなかった。

・関根真紀さんのステンドグラス風の作品が美しかった。

・西田香代子さんさんのタペストリーは、結果的に配電図みたいにも見えて面白かった。

・あまりアイヌのイメージのない金属製の作品群。

・熊の手をモチーフにした指輪。キロランケニシパがつけていたような耳飾り。

・各作者の解説が口語で書かれていたのはアイヌ文化リスペクトなのかな。

・作品自体はなかったと思うけど、時々解説で名前のあがる砂澤ビッキさんの作品も気になる。

・藤戸康平さん作の『singing of the Needle』『ぐるぐるモレウ』は、空間を支配する金属モレウの集合体で圧倒的だった。

・版画絵をモチーフにした映像作品『七五郎沢の狐』もあった。アイヌの神話なのかなと思っていたら、函館に作られた廃棄物最終処分場をキツネ目線で描いた話。

・これらは、変化と交流によって新しい表現が生まれていると言っていいのかもしれない。

・一方で、マキリ(小刀)の装飾のような、伝統を洗練させたような工芸品もある。

・美しいし細かいしめちゃめちゃかっこいい。ひとつだけだが、触っていい作品があったのがうれしい。

・北海道みやげの定番、木彫りの熊のルーツを知ることもできた。もともとスイスのお土産だったらしい。

・ちょっと前まで木彫りの熊の第一号の展示があったそうだ。見れなかった。残念。

※余談。展示を見終わる頃に鳥山明さんの訃報を知る。美術館の図書コーナーに関連する図録があった。解説が豊富でにわかには読み切れないし、他では読む機会なさそうなので日を改めて読みに行きたい。

 

※藤戸洋平さんの触ってもいいマキリ(刃も木製)。今まで全く共感できなかったモデルガン好きな人の気持ちがちょっとわかった。

※西田香代子さん作のタペストリー。見えないかなどうかな。

※貝澤徹さん作『アイデンティティ』

※作家さんごとに、写真撮影OKな作品を出していただいているのは嬉しい。

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明和電機「ナンセンスマシーン展」(札幌国際芸術祭2024/SIAF2024)

2024-03-03 23:52:52 | 今月のソロ活

2024/3/3

・明和電機は20年くらい前にCDを買って社歌も歌えるが、最近の活動はよくわからない程度の知識。

・お兄さんが定年退職していたのも知らなかった。

・筑波大学の学生時代、魚器、EDELWEISS、VOICE MECHANICS、TSUKUBAの各シリーズ。

・特に学生自体の創作物が楽しい。

・「新しいびっくり箱を作りなさい」という発想を引き出す課題のほうも面白い。

・創作ノートの展示を見ると、学生時代から魚器にかけて、世界と自分の間には何かあるのかなど、実に若者らしい問いを持って、創作していたことがわかる。

・結果、魚と電気屋に行きつく飛躍。天才。

・明和電機を知って10年以上のブランクがあったのに、当時と同じようにその造形にわくわくできた。強い。

・魚を殺すことが前提のアートもあって、今の感じからは想像しにくい過激めの表現もある。

・展示会の開場時間を勘違いしていて、ミニライブ開始時間の10時30分に到着するように時間調整してしまった。

・同じ勘違いしていたらしい見ず知らずの女子二人と会場間を走り回るが、すでにライブスペースには立錐の余地のない人だかりができていて、どうにもならなかった。

・次は15時30分なので、2時間くらいかけて展示物を二周してもまだまだ時間がある。

・一通り展示物を見て、オタマトーンを買いに行く。最近の物価高で3,000円台は安い。土佐社長からサインももらって握手と記念写真。うれしい。

・待ちに待って、商品説明会&ミニライブ。決して広くはないスペースに200人。床に直座り+立ち見。自分は直座り組。周囲にはご年配の方も多くてちょっと辛そう。

・それでも、説明会とライブはとても楽しく、明らかに自分より一回りは上であろうおじいちゃんが、社長の話術でケラケラ笑っているのが印象的だった。

・ライブには、素性のわからないお客さんがステージにあげられ、一緒に歌ったり踊ったりしていた。

・アンドロメダからやってきたバスコダガマ子さんと仰っていたので宇宙人なんだと思う。肌も青かったし。

・無表情な工員さんたちのミニマムなダンスがいつまでも見ていられた。

・素直に「ああ楽しかった」と思える、珍しい展覧会だった。

※学生時代の作品

※弓魚3号カブラヤ。

※コスプレ用の作業着もあった。見るからにサイズ合わなさそうだったけど、着たかった。

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AOAO SAPPORO「よなよなパス」

2024-02-13 12:00:31 | 今月のソロ活

2024/2/13

・AOAO SAPPOROのフリーパスチケット。

・自分が購入したときには、90日間17~22時の期間で利用可能。3500円。

・水族館としては小ぶりだけど、施設内にコワーキングスペースがあるとなると、その有益性は一変する。

・街中のスタバやドトールに行くような感覚で入れる。

・11月上旬に購入して3か月間、画像フォルダを見るかぎり、週1回以上は入っている。

・完全に作業場所目当てなのも味気ないし、たぶんそういう意図で販売しているチケットではないから、少しでも馴染もうとクラゲペンを買ったり、シロクマベーカリーで飲食したりする。

・クラゲペンはペン先の反対側にクラゲがついていて書くときにすごく揺れる。普通に使いにくい。

・イワトビペンギンのパフェは、ココアパウダーがこぼれるのでトレイ必須。

・ガチャポンでイワトビペンギンとコガタペンギンの小さなぬいぐるみ付キーホルダーも買った。これは肌触りもいいし、かわいいのでかなりおすすめ。

・夜の時間帯は、不定期にミニコンサートなどのイベントが行われていて楽しい。コワーキングスペース使って、演劇もできそう。なんか書くだけ書いてみようかな。

・施設の売りは二種類のペンギン。キタイワトビペンギンとコガタペンギン。もともとペンギンは好きだし、何度も見ているとさらに愛着もわいてくる。

・会場には各ペンギンの説明パネルがあって、推しペンギン作りを勧めていた。

・3か月でどこまで個体識別できるものなのか疑問だったけど、結論、まったく覚えられなかった。

・フリッパーのところに色つきのゴムバンドが付いているのである程度は覚えたものの、それ以上は難しかった。エクセルで全ペンギンの表まで作ったのに。

・しかも、よなよなタイムは施設内暗めでブルーのライトに照らされているので、タグの有無や何色なのかがわかりにくい。

・青青はサッポロ。これだけはわかりやすい。

・一回だけ別途チケットを購入して早い時間帯にはいったけど、とても見分けやすい。食事シーンも見られるし。

・よなよなパス期間も終了したし、今度は「にちにちパス」を購入したいけど、仕事の日は完全に無理になるので結構悩んでいる。

※昼夜の違い。カメラの問題もあるけど、これくらいの差はある。

 

※哀愁。

※凛々しいけど何やってるのかはよくわからない。

※昼間のコガタペンギンズ。よなよなタイムは大体照明を落としているので、肉眼ではなかなか見ることができない。

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