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AIが誘う未来は薔薇色か悪夢か AIイラストの倫理問題に一定の決着がつくか?

2023-06-06 | ざれごと

前回のAI関連記事で取り上げたAIイラストの動向。

その中で3つの問題を取り上げた。

 

「誰が著作権を持つか問題」

「著作権侵害」

「モデルデータの倫理」

 

である。

 

当ブログ関連記事

AIが誘う未来は薔薇色か悪夢か AIイラストの倫理問題そして、

 

そして昨日AIがらみで文化庁から発表があった。

二番目・三番目の問題に関わる発表に当たる。

詳しくは添付URLの記事を読んでほしいが要約すると、

 

1)AI開発とモデル学習についてはネット上で得られるデータを使っても良い。

2)ただし明らかに著作権侵害を不当に害する場合は罰則の対象になる。

3)生成物を不当に利用することで著作権侵害に当たる場合は罰則の対象になる。

 

法律は解釈や凡例を元に抜け道がある場合もあるが、

これで日本でも一定のルールが決められた感がある。

個人的には少しスッキリした。

そして多少残念でもあるがまぁ真っ当なルールだと思う。

 

要約でも分かりにくい人もいるかと思うので具体的に記すと、

あくまでも私の解釈だが)

 

著作物に似たキャラクター出力に特化したモデルや生成物はNG

 

分かりやすいところで言えば「ドラえもん」や「ピカチュー」

これらの瓜二つ・パクリと認識できるキャラクターを作り出す⇓

商用利用でOUT

 

さらに具体的に記すと、

StableDiffusionWebUI(PCインストール型画像生成AI)の場合は、

生成の根幹に関わるモデルデータに注意が必要になる。

対象はsafetensors、ckptやLoRAなど。

実際に画像生成AIを使ったことがない人はチンプンカンプン?

だと思うが、

 

画像生成AIの多くはテキスト(文字)=Promptを入力する。

アプリがPromptを解釈してモデルデータを元に生成。

画像を出力する。

これをTxt2(to)Txt[テキスト・ツー・テキスト]と呼ぶ。

 

他の手法にImg2(to)Img[イメージ・ツー・イメージ]がある※1

これは予め持っている画像データをアプリに読み込ませる。

(予め画像データを以下「元画像データ」と略)

その元画像データとPrompt>AIを融合させることで、

予めの画像データを色濃く反映させるか、

AI生成の方を優先するか調整することが出来る。

 

※1:他にもControlNetやら多数のプラグインが存在

 

いずれの場合にも生成に関与する根幹はモデルデータ。

このモデルデータが著作権ありキャラクターを出力するように、

あからさまにチューニングされていたらOUT

 

Img2(to)Imgの元画像データに著作権ありキャラクターを、

使ったら商用利用でOUT

著作権ありキャラクターを自前で模倣して作ったデータを、

元画像データとして使ったら商用利用でOUT

 

生成しても自分のPCなどだけで楽しむのはSafe

でも上手く生成できた喜びの境地を一人悦に浸るだけで、

喜べる者は、そう居まい。

 

巷では著作権ありキャラクターがNETで流布されている。

これらも商用利用でなければ大目に見てもらっているだけ。

仮に、

 

「商用利用してません」

 

と言ってSNSにアップした場合。

利益を得ていなければ所謂ファンアート≒二次著作物(※2)として、

大目に見てもらえる(もらえてるはず)

ところが何かの拍子にアクセス数が増え収益の対象となり、

利益を得た時点でOUTになる。

(著作者と話し合いがついていればSafe)

 

今後問題になるであろうものの一つに、

日本が世界に誇るアニメ文化がある。

このアニメ文化を支える膨大な数のキャラクター。

これらがNET上に氾濫している現状。

のべつ幕なし損害賠償の対象にしてられないだろう。

ただ、目立つ行為がなされた場合は先の通り許されない。

 

 

 

※2:著作物、例えばピカチューの姿を模倣。

それだけなら罪には問われない。

幼児がピカチュー書いて損害賠償されたら

 

「何て世だ」

 

これはファンが描いたアートなのでファンアート。

法的には二次(的)著作物となる。

その二次著作物も収益の対象になれば、

著作権や収益権利は著作者にある。

日本を始めとして多くの先進国では同様の法律がある。

 

本当に面倒くさい。

 

私自身、YOUTUBEやらSNSにAIや著作権絡みの物を使っている。

しかも極低フォローなので収益とは無縁。

ただ新しい試みをする度に、

AIイラスト生成やら著作権あり商用利用可不可、

クレジット表記に収益の有無など法律を含め調べまくった。

楽しむためなのだが、繰り返すと

 

面倒くさい。

 

規約やらQ&Aの類いはこの数カ月の間に原稿用紙で言えば、

何百ページも読んで、さらに他との関連で読み返し。

分かりにくところは、

ChatGPT、BingChat、GoogleBard

のChatAIに確認し(※3)裏取り兼検索の効率化

それでも頭が混乱してきて、

スプレッドシートにまでまとめてしまった。

しかも最近体調不良の折に何故か誤ってスプレッドシートを・・・

イレース(# ゚Д゚)

おそらく知らないショートカットキーにでも触れたのだろう・・・

他にも幾つか大事な(と思っていた)GoogleDriveデータも

イレース(# ゚Д゚)

 

話を戻して、

著作物など使わせていただく身なのだから、

 

「規約を読んで必要な措置をとる」

 

これは当たり前の行為でありマナー。

もっと言えば暗黙の厳格なルール。

 

でも頭が痛くなりすぎてクルクルパーになりそうになる。

 

※3:ChatAIも肝心なことになると、

「所有者・著作権者に確認を取ってください」

とか

「そのデータについては持ち合わせていません」

などと返してくる。

BingChatなんぞは始めに、

「何でも聞いてください」

とかヌカシヤガルノニ

「分からんとは何事じゃ」

AI(グッチー)がAIのことをAIに聞いて突っ込むという図式。

 

 

これは備忘録的に記しておこうと思うのが、

これまでに関連して注視しているサービスがある。

具体的サービス名はさし控えるが、

 

「AI生成データや生成に用いるデータなどを販売請負」

 

するというもの。

元々生成用データを販売するのはNGだったと思うのだが・・・

私の理解不足だろうか。

仮に販売OKだとしても先の通りこういったサービスで扱うものは、

 

「特定物を生成するためチューニングされたもの」

 

今後、こういったサービスがどういう動きを見せるのか、

まさかダークウェブみたいに地下に潜るのか、

まぁ気になるだけだし・・・いいか!?

 

 

今後の私は、

とりあえず著作権・倫理的に健全と思えるAbobe Fireflyで楽しむ。

数カ月後に正式リリースとの噂を聞く。

GoogleBard(ChatAI)と融合するという話もある。

どれくらいのコストになるか分からないが今は楽しんで、

改善してほしことを提案して、

リリースされる日を待ち望む。

 

 

 

 

それとコンテンツの信頼性と出所についてオープンにする、

「CAI(Content Authenticity Initiative)」

についても記そうと思っていたが・・・

頭ん中が飽和してきたので関連記事を紹介してなおざりにする。

 

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