ちなみ・・・というか 野犬出身の犬は警戒心がとても強く、新しい環境はおろか、新しい飼い主にさえ慣れることに時間がかかります
そんな犬をトライアルしてくれている里親希望様や元野犬の子を迎えてくれた方々に向けて ちなみをはじめ、野犬出身の犬の取扱説明を覚えとしてここに記事にしておきます
まず
犬が新しい環境に慣れるために、「そっとしておく」 ということをお願いします
特にお留守番のない家庭の場合はこの 「そっとしておく時間」というものがとても大事です
ビビリの犬は、慣れていない人間の視線というものを怖がります
ですから、「可哀そう」という 優しい気持ち から、犬に向かい合ってなだめたり励ましたり可愛がったり・・・・
それが返って逆効果になることもあるということを理解しましょう
なぜ「そっとしておく時間」が大事なのかというと、ビビリな犬は、人間よりも先に新しい環境(室内)に慣れる必要があるからです
そっとしておく時間の中で、犬は少しずつ行動範囲を広げて室内のいろんな場所の臭いを嗅いで慣れて行きます
なのに 人間に見張られていると感じていたら犬はいつまでたっても新しい環境に馴染めず、人にも馴染むことができません
その間ずっとストレスを感じながら息をひそめることになりますので、犬を愛おしいと思う気持ちをぐっと堪えて 大きな気持ちでゆとりを持ってしばらくの間は過干渉にならないように気を付けてください
特に優しい方は、今一つというよりも二つも三つも気持を堪えてもらわなければいけないと思います
優しい気持ちで寄り添っているつもりでも、犬にとっては監視されていると捉えることがあることをご理解ください
そして散歩についてですが、
預かり宅でちゃんと散歩が出来ていた犬であれば、新しい環境でも散歩は出来るように必ずなります
首輪やハーネス抜け、リードから手が離れるといったことの予防策がきちんと出来ていれば、誰かに犬を奪われない限り行方不明になることはない のですから、
散歩が出来る犬や散歩が大好きな犬は、なるべく早めに散歩の練習をスタートしてください
なぜなら
散歩が飼い主さんとの絆を築く最良の方法だからです
最初はうまくいかないかもしれませんが、焦らず少しずつでも犬と一緒に練習してみてください
そして、犬が日々変化してゆく様をどうか一緒に楽しんでいただきたいです
犬が新しい環境に慣れ、飼い主との絆を築くことが出来れば、脱走の危険性も低くなると私は感じています
なお、ちなみも頑張ってくれています
明日には良い報告が出来ると思いますのでもう少しお待ちくださいね