北海道美術ネット別館

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札幌→深川→滝川→赤平→歌志内→江部乙→札幌 2024年5月4日

2024年05月06日 09時33分34秒 | つれづれ日録
 朝6時20分、ドライブに出発。
 娘を札幌駅まで送ってから、国道275号を北上

 …していましたが、沿道の風景がいまひとつだったので、途中で右折して江別市豊幌あたりから12号線へ移りました。
 
 往路では、過日NHKラジオで放送された、ハッチポッチステーションの特別番組を、スマートフォンのアプリ「らじるらじる」で聴きながら、車内で大笑い。
 教育テレビの伝説的番組「ハッチポッチステーション」が終わってもう20年もたつんですね。信じられない。

 番組をご存じない方のために、文末に映像のリンクをはっておきました。
 
 
 三笠のあと、深川の道の駅でひと休み。
 隣接した店に「ハワイコナ」があり、1杯680円だったので、おっかなびっくり飲みました。
 たしかにうまいけど、やはりマシンのコーヒーとしては高額。
 
 道の駅に、幌加内出身の吉成翔子さんのポストカードや絵本(法邑美智子さんと合作)が置いてありました。

  
 
  深川駅前のアートホール東洲館で、楓月まなみ展「くうより花咲きいでて、一条の光」。
 渡辺館長としばしお話。

 東洲館2階廊下の市民ギャラリーものぞいてきました。貴重な所蔵品展も行っており、森山誠さん、阿部国利さんらの作品が懐かしい。

 東洲館で受付にいた画家の桔梗智恵美さんが原画を描いた「岩橋英遠物語」が、滝川市美術自然史館に展示されていると知り、見に行きました。
 展示の大半は、滝川市江部乙出身の日本画の巨匠、岩橋英遠が、故郷での復活を願った桜の森についての写真パネルや関連資料。
 くだんの森は「北辰の森」と呼ぶそうで、英遠は寄附もしているそう。

 もう桜の季節は終わりつつありますが、写真よりも実物を見てみたいので、後で行くことにして、昼食。
 赤平の「C」で、ヘルメットトンカツラーメンを食べました。

 
 このお店については昨年の記事でくわしく書いているので省略しますが、昨年はうっかり、ラーメンを食べるときのいつものくせで、スープを少し残してしまったのでした。
 
 
 今年はちゃんと飲み干して、うつわの底にある文字を見ることができました。
(ふつーにスープ飲めちゃう、と書いてあります)


 かつて国木田独歩が訪れたという「独歩苑」なる緑地が赤平市内にあるのを見つけ、立ち寄りました。
 「国木田独歩曾遊地」の石碑が立っており、敷地からは、空知川の流れが望めます。

 「武蔵野」で知られる明治の小説家は、北海道開拓を夢見て下見に訪れますが、結局その夢は果たせず東京にとどまります。このときを回想した作品が「空知川の岸辺」です。


 そこから、トンネルを超えて歌志内へ。
 
 昨年に続き、画家の本城義雄さんが懐かしの品々を大量にコレクションしている「大正館」に寄ってきました。
 となりの元酒屋の建物で、本城さんの絵画も見てきました。
 
 道新で紹介されたためか、お客さんがひきもきらない盛況です。
 元・鴨鴨堂の I さんに偶然会いました。
 写真集を購入。3800円。

 徒歩3分ほどのところにある「旧空知炭鉱倶楽部 こもれびの杜記念館」にも行きました。
 近く取り壊される予定のため、3~5の3日間、無料で、最後の一般公開をしていたのです。
 
 
 建物はかなり傷みが目立っていて、ハーフティンバー様式の木の装飾は一部が剝がれ、畳は波打ち、財政の厳しい歌志内市では維持管理が困難であることがうかがえました(くわしくはこちら)。
 文人の書簡、書や茶道具、版画など、コレクションもいろいろありましたが、今後どうするのだろうと思いました(仄聞そくぶんしたところ、別の場所で保管するそうですが)。



 
 ふたたびトンネルをくぐって赤平に出て、こんどは空知川の左岸を通ります。
 右に曲がって国道を渡り、道道564号江部乙赤平線に入り、北辰の森へ向かいました。

 入り口に岩橋英遠のことばを刻んだ小さな石碑がたっていました。
 桜は、さすがに大半が葉桜になっていましたが、一部はまだ花をつけていました。

 代表作「道産子追憶之巻」を思い出します。
 きもちの良い公園でした。


 滝川インターチェンジから道央道に乗り、帰宅しました。


 
 「ハッチポッチステーション」のYouTube 映像を貼っておきます。

おはなしゆびさん KISSA.


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