ある日の気づき

「マイケル・ハドソン研究会」のStrategic Culture Foundation記事(2)

マイケル・ハドソン研究会にあるStrategic Culture Foundationの和訳記事(新しい順)、
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ペペ・エスコバル「私たちは皆、いまストア派であるべきだ」 2024/05/13
「中世のキリスト教神学に導入された「霊」という用語は、まだ黎明期であったため、
本質的にストア派異教の余韻を残すものであり、古代メソポタミアの宗教に由来する
神の息吹のイメージとは異なる」「西洋文明全体が実はストア派の知恵に負っている」
「最初のストア学派は、アテネの市場にあった、シティウムのゼノンがたむろしていた車寄せ
(ストア)からその名を取った」
「ストア学派が説く道とは、必要なものだけを所有し、身軽に旅をすることである。老子も
それを認めている。富、地位、権力は究極的には関係ない。老子もそれを認めるだろう」
「現在の狂気に対する完全な解毒剤」
# ∵↑「現在の狂気」の原因は西欧金融資本による際限のないレント(不当な所得)追求
# 私たちアメリカ人は一滴の血も流していない/ラリー・ジョンソン
# 「だから…イラク戦争、アフガニスタン戦争、ソマリア戦争、リビア戦争に簡単に賛成する」
# 「どこにでも兵士を送る」「 このような決定を下す政治家たちは、自分の子どもたちを送る
# 必要もなければ、自分が行く必要もないから」
# 「…海外での戦争を支援することに票を投じる政治家は、自分自身が行くか、自分の長男を
# 行かせなければならない…制度を作ったら、このようなくだらないことはすぐになくなる」
# ↑ここでの「血」は「自国固有の土地で、侵略者に抵抗した事で流れた」血を指す。→
# アメリカとイスラエルは全領土が侵略の結果で、今も侵略による不法な占領地を持つ。
# i.e. 一貫して*侵略する側*の狂気の中にある。∴解毒剤が必要。
# ルーカス・レイロス/イスラエルの戦争は常に民間人を相手にしてきた (Iocom2 diary)
# 「イスラエルの行動の背後にあるのは合理性ではなく、パレスチナ人に対する民族的憎悪…
# 「大イスラエル」というシオニスト・プロジェクト」 ↓ (IIocom2 diary↑)
# スティーブン・サヒウニー/イスラエルがラファに侵攻、大量虐殺は米国の共謀で完了
# ↑米国の行動の背後にあるのも合理性ではなく、覇権の維持+拡大への盲目的願望。
# いまだに「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」は放棄されていない。
ペペ・エスコバル「二人の君主と下僕と乳母の物語」 2024/05/08
「ロシアと中国の…戦略的パートナーシップ…君主と、NATOスタン/EUの属国…下僕」
# ↑「君主」は「自らの主人である事」の意(具体的に誰/どの国を指すかは記事本文から明白)。
# 下僕は欧州(や日本)の政治屋連中。表題の「乳母」はジャネット・イエレン財務長官。
# cf. 米国の "同盟国 "であることは、自国の破滅を黙って見守ることを意味する (↑Iocom2 diary)
「北朝鮮の外交政策」-帝国主義に反対する同盟の呼びかけ 2024/05/04
ペペ・エスコバル「BRICのドラマ:ブラジルの路上で、ロシアと中国に目を向ける」 2024/05/02
アラスター・クルック「戦略パラダイムの連動」 2024/05/01
「中東のパラダイムは、ウクライナのパラダイムと直結」
「「イスラエルを救う」ために乏しい防空能力を配置することは、ウクライナを危険に、
さらす…そして、米国の中国への軸足を遅らせる」
「西側のロシアとの代理戦争は、一つのことをはっきりと明らかにした」i.e.
「製造拠点のオフショアリングが…貿易面でも…防衛…面でも、競争力を失わせた」
「西側諸国は、「イスラエルを救う」、「ウクライナを救う」、「中国との戦争に備える」という
3つの目標を達成するための防空資産がない」
「株主利益最大化モデル…後方支援ニーズに…適応…できなかった」
「なぜ欧州は、ロシアとの戦争に終わる緊張の渦に欧州を引きずり込む可能性のある、
巨大なリスクを伴う道を追求するのだろうか」
「EU首脳部は、EUを「地政学的」帝国、つまりトップテーブルで米国と肩を並べるような
重みのあるグローバルなアクターにしたいという思い上がった野望を抱いていた」
「この目的のために、EUはホワイトハウス・チームのウクライナ・プロジェクトの補佐役
として…武器庫を空にし、経済が依存していた安価なエネルギーを制裁」
「この決定が欧州の産業化を抑制し、実体経済の残存部分を競争力のないものにし、
生活水準を蝕むインフレの引き金となった」i.e.
「 ワシントンの失敗したウクライナ・プロジェクトに同調…悲惨な決定」
「この政策路線が変更されれば、欧州は元の姿…多様な主権国家からなる貿易連合体に
戻る可能性がある。多くの欧州人はそれで満足するだろう」i.e.
「欧州の競争力を取り戻すことに重点…欧州を軍事的な主体ではなく、外交的な主体に」
アラスター・クルック「シオニズムは自滅するのか?」 2024/05/01 cf. 別の訳 (↑Iocom2 diary)
「イスラエル人は心理的に、ユダヤ人の特別な権利というシオニスト・プロジェクトの
内容を再考するにはほど遠い」
「西洋が生み出した社会を維持し、しかも「布教もせず、介入もしない」西洋を想像できる
だろうか?言い換えれば、異質なものを受け入れ、他者とともに生き、他者をありのままに
受け入れることができる西洋」
# cf. ペペ・エスコバルは(西洋においては)↑ストア派哲学に希望があると見たようだ。
# 筆者は、ストア派哲学の影響力が、老荘思想、儒教、仏教などに比べ限定的だった事と、
# キリスト教、特にカトリックとプロテスタントの他者への寛容性が、イスラム教より低い
# という歴史的事実に鑑み、「西洋が自ら変わる」望みは薄いと見る。「自分より強い力が
# 存在する」と思い知らされない限り、西洋(+イスラエル)は変わらないのでは?
# https://note.com/taisinzin/n/ne39efee6636f
# 「そもそもカトリック・プロテスタントは、他宗旨共存が極めて困難な宗教でカルト」
# ↑ カトリックは互いに対等であった各地の「首座教会」の一つだったローマ教会が、
# 「ペテロがローマで殉教した」云々など論理的脈絡不明の口実で「他教会への優位」を
# 主張したという*政治的な起源*を持つ。「聖地を奪還する」との口実で*侵略戦争を
# 起こす*という宗教者とは思えないトンデモな発想で、いわゆる「十字軍」を発案。
# 第4回十字軍がキリスト教(正教)国の東ローマを征服して「ラテン帝国」を建てた
# 無軌道も追認する。異端審問制度を作り、魔女狩りの原型を用意。どう考えても腐敗の
# 典型=贖宥状(免罪符)発行+腐敗への抗議を咎めてプロテスタントの分派を招いた後、
# 死傷者多数のプロテスタントとの抗争を抑えるどころか奨励した。南米やアジアでは
# 侵略の片棒を宣教師に担がせた。 それがカトリック。分派のプロテスタントも、北米、
# アフリカ、インドでの侵略者が良心の咎めを感じず虐殺、暴行、略奪を行う事に貢献。
# 近代で「政教分離」が西欧で強調された理由も、西欧キリスト教、つまりカトリックと
# プロテスタントの政治との関わりが*目に見えて有害*だったからに他ならない。なお、
# アメリカでのシオニズム支持の宗教的背景はプロテスタント諸派。i.e. 有害さは健在。
# 西ローマ帝国が東ローマ帝国より1000年早く滅亡した事と、西ローマ帝国がカトリック、
# 東ローマ帝国が正教だった事は関係がある。∵カトリックは世俗君主と対抗/対立する
# 政治勢力として、国家を弱体化させる場合が、ずっと後の時代も含めて、しばしばある。
# 近代での典型例はイタリア。スペインやポルトガルがイギリスやオランダより弱くなった
# ことにも影響。フランスはカトリックだが、ローマ教皇と対決して勝った事で強くなれた。
アラスター・クルック「BRICSと欧米の平和的協調は可能か?」 2024/05/01
ペペ・エスコバル
「ロシア対NATO:戦争の行方は?」 2024/04/17 +
「明確な政策としてのガザ虐殺:マイケル・ハドソン、全ての名前を挙げる」 2024/04/17
# ↑ cf. 別の訳SCF
「イスラエル、ガザ、ヨルダン川西岸は、新冷戦の幕開け」
再び「歴史の間違った側」に立つドイツ 2024/04/13 cf. 別の訳 (↑Iocom2 diary)
アルメニア人マルガリータ・シモニャン 2024/04/10 cf. 別の訳SCF
- NATOのウクライナ帝国におけるパブリックエネミーNo.1
ペペ・エスコバル「メカニズム:
でっち上げられたルールに基づく『秩序』は、いかにして野蛮へと堕ちていくのか?」 2024/04/06
# ↑ cf. 別の訳 (↑Iocom2 diary)、SCF
「ジャネット・イエレン米財務長官が、ウクライナのためにロシア…3000億ドルの外貨準備の
差し押さえ…に声を上げた」
「リシ・スナック英国首相…資産没収に…「より大胆に」動く…呼びかけ…を受け」
「あからさまな違法行為であり、金融システムの完全性にも有害」
「ドルの武器化によって…ドル…に政治的リスク…結果…脱ドルの流れ」
# ↑e.g.「中国が現在のドル中心体制のリスクを許容できないほど高いと見ている
「ロシアの埋蔵金の差し押さえ…自由主義思想全体の基本原則を覆している」
「法…に基づくシステム…プロセスやルールにコンセンサスがあるからこそ維持される」
「西側当局者が資産を没収する「合法的な方法」を見つけようと呼びかけるとき、彼らが
本当に意味するのは、結果が最優先であり、どんな法的な見せかけでも構わないということ」
「ジャネット・イエレン…外貨準備…押収…がシステム…にもたらす脅威を否定」
「無神経さ…対ロシア代理戦争…資金…枯渇…に対するパニック」
# ↑cf. NATO諸国が「ウクライナ支援」に投じてきた金額も「約3000億ドル↑
アメリカをイランとの戦争に引きずり込もうとするネタニヤフ首相 2024/04/04
南シナ海における全面戦争 2024/03/31
本質的には常にテロリズムだった 「NATOの対ロシア代理戦争」 2024/03/30
事件要約:「先週モスクワ郊外で発生したテロ攻撃は…西側諸国によって画策され、実行された」
背景要約:「ロシアに対するNATOの代理戦争は、常に…「非従来型」…わかりやすく言えばテロ」
本件の特徴:「明白なテロ行為」←「ウクライナにおける米国主導…代理戦争…歴史的敗北…反映
「事件から…1週間…誰がロシア市民の大量殺人を組織したのか…かなり明らかに」
結論:「キエフのネオナチ政権と結託している…西側情報機関」↑
# ↓関連記事 (寺島メソッド翻訳NEWS)、ワシが舞い降り立った)
↓捜査の成果:「捜査当局は、キエフ政権から殺人犯への資金の流れを立証」←決定的証拠!
状況証拠1:「犯人が車で…ウクライナに逃亡しようとしていたことは…すでに知られていた」
状況証拠2:「軍事情報長官キーロ・ブダノフ↓…アメリカやイギリスの諜報機関と密接に連絡」
捜査に残された課題:「未解決なのは…計画が…バイデン政権のどのレベル…か」
# 西側の嘘は、本件が西側による間接侵略工作の一環であることを裏付ける。
ワシントンとロンドンの奇妙な主張は、キエフ政権はこの犯罪とは無関係であり、すべては
イスラム教徒のテロリストたちによる…というもので、笑止千万」「同時に有罪を意味する」
「西側のプロパガンダ・メディア」:「モスクワでのテロ攻撃はアフガニスタンを拠点とする…
グループ(ISIS-ホラサン)…によって実行されたという…カバーストーリー」
「西側諸国は、キエフ政権とそのNATOスポンサーを無罪放免にできると…思い込んでいる」
## 西側からの間接侵略工作の例: 今回の事件同様、↓傭兵が使われている。
「1980年代のアフガニスタンにおけるアルカイダの起源…1990年代から2000年代初頭に…
ロシアを不安定化させるためにチェチェンに配置されたテロリストのジハード主義者…
シリアに代表される過去10年間の中東における政権交代戦争」
## 破綻している「カバーストーリー」←米政府からの発表の間に矛盾があるという体たらく
「3月7日に差し迫ったテロ襲撃をロシアに警告したというワシントンの主張は、軽蔑とともに
特筆に値する。その警告は曖昧で不完全…今週のニューヨーク・タイムズ紙が認めたように、
…犯罪を回避する上で…何の役にも立たなかった」←e.g.ラリー・ジョンソンの分析参照
「しかし、アメリカ側に警告を発しようしたというもっともらしい主張を与え、イスラム主義
テロリストが単独で活動しているというストーリーを補強する」
## ↑cf.「アメリカは知ってることを率直に言うべきだ/ジェフリー・サックス」(虹子)
## 「何を知っていたのか、どのように知っていたのか、なぜ警告を発したのか、
## どのような意味があるのか、ウクライナに住んでいることが明らかなジハード主義者と
## ウクライナのつながりについて何を知っているのか
## …について明確に語らないのであれば、これは明らかにアメリカの挑発行為」
## 「『ニューヨーク・タイムズ』紙、『ワシントン・ポスト』紙、
## 『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙、『エコノミスト』誌、
## 『フィナンシャル・タイムズ』紙
## …は、同情の言葉や疑問のひとつも口にすることなく、ただちに、プーチン大統領を
## いかに愚弄するか、嘲笑するかという話に終始…信じられないことだ。」↓
## 被害者に同情しない→「加害者に共感」/「加害者の共犯」/「加害者(共同正犯)」
「西側諸国が…同情や…思いやりをほとんど示していないことにも愕然とさせられる」
「ロシア恐怖症の政治家やメディアによって助長された…被害者を非難する倒錯した感覚」
###↑「メディアには気をつけろ。さもないと、抑圧者を擁護することになる(マルコムX)」
「テロ攻撃が他国で…たとえば2015年にパリで起きたとき、世界中が連帯感から公共施設を
…ライトアップ」↔「ロシアのテロ犠牲者に…そのような思いやりは示されなかった。」
# 近年のテロリスト集団動向との関連についての補足 ←「テロリストは傭兵なんだよ
「西側諸国は、アルカイダ、イスラム国(ISIS)… ISIS-K、その他数え切れないほど多くの…
テロリスト集団の煽動、武器化、指揮に全面的に関与」
「テロ集団…多くがNATOの外国人軍団に加わり…キエフ政権のために戦っている」
## 2024年に入ってからのロシアへのテロ攻撃動向との関連についての補足
「ウクライナからロシア領内へのテロ攻撃が急増…主にベルゴロドやブリャンスクで発生」
「これらの攻撃には…ネオナチ部隊が関与…CIAとイギリスによって…武装・指揮」
「クロッカス市庁舎劇場…銃乱射事件にも…米国とNATO」
トランプ前大統領の最近の発言後、イスラエルはこれまで以上に孤立 2024/03/29
「EUを動かしているのは誰か?」-ヨーロッパ企業ですらないグローバル大企業! 2024/03/29
# cf. ↑別の訳 (↑Iocom2 diary)
ペペ・エスコバル「ヌーランド=ブダノフ=タジク=クロッカスのつながり 」 2024/03/26
# cf. ↑別の訳 (↑Iocom2 diary)、 (↑寺島メソッド翻訳NEWS)、SCFZH
「ウクライナの情報機関SBUとGURは、1990年代半ばの第一次チェチェン戦争以来、「イスラム」
テロ銀河を好きなように利用してきた」
「GURは日常的に、オンライン・チャットルームを通じてISISやISIS-Kの住人をリクルート」
「FSBの捜査は、その痕跡を明らかにしつつある: クロッカスはプロが計画したものであり、
IQの低いタジク人の残党が計画したものではない。ISIS-Kではなく、GUR…無知なタジク人は
ISIS-Kのために働いていると思い込んでいた」
「FSBの捜査は…オンライン・テロの標準的な手口も明らかに」「リクルーターは特定の
プロフィールに焦点…特にIQの低い候補者に…仕事に必要な最低限のものを提供」
ペペ・エスコバル「戦争だ:本当の肉挽きは今始まる」 2024/03/23
# cf. 別の訳 (虹子)、 (↑Iocom2 diary)、 (↑寺島メソッド翻訳NEWS)、ZHSCF
「クロッカスの大虐殺のタイミングは…ラマダン中の金曜日だ。本物のイスラム教徒なら、
このような神聖な日に非武装の民間人を大量殺害しようなどとは考えないだろう。」
ペペ・エスコバル「ドイツ系アメリカ人の政治的奥義ピエロショー」 2024/03/17
# cf. 別の訳 SCFSCF←最も正確な訳
ペペ・エスコバル「自信に満ちたドラゴン、『近代化ロードマップ』を発表」 2024/03/13
# ↑別の訳SCF、↓別の訳SCF
ペペ・エスコバル「『多極化するモスクワ』に収斂するグローバル・サウス」 2024/03/02
「NATO軍がウクライナに展開?」-彼らはすでにそこにいて殺されている 2024/03/02
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