ある日の気づき

「マイケル・ハドソン研究会」のNew Eastern Outlook 記事(4)

マイケル・ハドソン研究会にあるNew Eastern Outlookの和訳記事( 新しい順 )。
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米国が仕組んだ 「ウクライナ化」を続ける台湾 2024/05/28
「台湾は、米国とその政治的代理人たちによって…標的とされ続けている」
「ウクライナ…米国が仕組んだ同様の戦略によって壊滅的な打撃を受けている」
「台湾の地元経済は、地元産業からの全輸出の最大市場(ほぼ半分)を占める中国への
「依存」を減らそうとしているため、一貫して苦境に立たされている」
「台湾が中国の省であるという事実は、単なる「北京の主張」ではない。国連や、
アメリカやヨーロッパのほとんどの国を含む世界各国の「一つの中国」政策、そして
台湾を拠点とする「中華民国」自体の憲法によって、そのように認められている」
「台湾は、第2次世界大戦後の中国内戦で敗れた国民党の避難所であった」
「アメリカは台湾の独立を公式に非難しているにもかかわらず…分離主義の推進」
「2023年1月の戦略国際問題研究所(CSIS)の報告書「次の戦争の最初の戦い:中国による
台湾侵攻を想定した戦争」を含む、より最近のシンクタンクの論文」
「目的は紛争を抑止することでも、ウクライナや台湾を救うことでもなく、ロシアと中国の
双方に甚大な犠牲を強いる紛争を引き起こすこと」
「ウクライナにおけるワシントンのロシアに対する代理戦争…ヨーロッパ…他の地域が
苦しんでいる」↔「ワシントンが台湾を利用…アジア太平洋地域全体…不安定化」
「北京…の政策が…台湾を破壊するというワシントンの政策を上回ることができるか」
「中国のアプローチ」⊃「軍事力と…経済的インセンティブの…組み合わせ」
南シナ海を揺るがす中国の新しい「島建設技術」 2024/05/25
# 以下、「侵攻の意図」に関する上記記事著者の主観は除き、客観的事実のみ引用。
# i.e. **侵攻意図を持っているのは*米国ほか西側諸国*という見方も十分可能**なので、
# 中国の侵攻意図のみを*暗黙の前提とする*記述は除いた。cf. 関連記事
「新しい掘削方法…サンゴ砂の上での建設が可能…係争地での 建設が加速する」
# 「係争地」より「係争海域」と表記した方がよいのでは。
「中国の科学チームは、近隣諸国を刺激することなく、この地域における中国の足場を
強化するために、各島の地下に大規模なトンネルを建設することを提案」
「セメントの微粒子を混ぜたスラリーを垂直パイプを通して地中に注入し、サンゴ砂の
粒子間の隙間を埋め、セメントが固まると岩のように硬い地下の塊に固まる工学技術」
「米国の主な戦略は、航行の自由作戦(FONOPS)」
# (↑**)この記事では触れられていないが、中国やロシアが米国周辺海域で同様な「作戦」を
# 実施した場合の米国の反応を想像すれば、中国から見れば*挑発行為*と分かるはず。
「2024年4月のドイツ放送協会(Deutsche Welle)の記事によれば、近年、イギリス、
フランス、ドイツ、イタリア、オランダといったヨーロッパの同盟国が、南シナ海に
軍艦を派遣することが増えている」
アッバス・ハシミテ「世界秩序が変化する中での『プーチン大統領訪中の意義』」 2024/05/25
「この10年間で両首脳が40回も会談していることからも、お互いの国の重要性が理解できる」
「米国によるロシア、中国、その他イデオロギーや決定が異なる国々に対する制裁は、
両国の結びつきをより強固なものにしている」
「ロシアと中国は新しい世界秩序を追求…第三世界の国々が独自に外交政策をとることを
認める」←当然、米国/西側のような国際法違反の内政干渉は行わない。
「共同声明…二国間の戦略的結びつき…米国からのあらゆる敵対的で破壊的な圧力に対抗…
軍事協力を強化…米国の地域的・世界的な邪悪な意図を批判」
「西側諸国の警告や経済制裁の脅威にもかかわらず、中国がロシアとの関係を強化する」
「すべての国に平等な機会が与えられる包括的で真の「リベラルな世界秩序」を確立する
ために、あらゆる脅威に立ち向かう用意があることを示唆」
「米国…経済制裁…軍事力とハードパワーを誇示」
「ロシアと中国はソフトパワーを駆使して発展途上国や低開発国への影響力を強めている」
「ロシアで開催されるBRICSサミットは、世界に対する影響力を高めるとともに、二国間の
関係をさらに強化するものと思われる」
サルマン・ラフィ・シェイク
「なぜフランスはウクライナに軍隊を派遣するのか?」 2024/05/25
# 関連記事←上の記事↑とは別のフランスの動機を示唆。
「フランスは、ロシア軍と戦うためにウクライナに軍隊を派遣する最初のNATO加盟国となった」
# ↑厳密には「*公然と*派遣する最初の」∵非公然の派遣は米国+英国が先のはず。
「フランスがウクライナに派遣しているのは、フランス軍の外人部隊」
「最近まで、この軍団はアフリカの一部で大きな存在感を示し、フランスの植民地支配後の
体制をそのまま維持していた」
「数十年にわたるフランスの支配は…反フランス、反西側…政治状況を形成」
# ↑アフリカの帝国主義的分割を決めた「ベルリン会議」以来と考えれば*百数十年*。
「しかし、2023年10月、フランスは…ニジェールから撤退するよう求められた」
「ニジェールの前にも、マリやブルキナファソで軍部が権力を掌握し、かつての植民地支配者と
決別することを決めたため、フランス軍は撤退を余儀なくされた」
「フランスの支配…置き換え…モスクワはアフリカでの地位を固めつつある」
↑「グローバル・サウスを強化し、西側による単一性支配ではない…多極的世界秩序を推進
するための全体的な戦略の一環」
「アフリカでロシアと中国のパートナーシップ…中国が…経済面…ロシアが安全保障」
# 上の和訳では訳出されていないが、原文は、シリアでロシアが果した役割を安全保障の
# 好例として言及。実際、リビアやシリアでの西側による*侵略行為*とは対照的。
# 「Russia is positioning itself as a security guarantor - a role that
# Moscow played very successfully in Syria by defeating Washington’s
# “regime change” plan.」←政権転覆失敗後も、米国は不法な占領と石油盗掘を継続中。
「アフリカ諸国にとって、ロシアは当然、より良い選択肢」
「フランスはウクライナに軍隊を派遣することで、これに抵抗しようとしている」
「派兵がアフリカでの立場に影響を与えることはないだろうが、ヨーロッパを現在よりも
ずっと安全でない地域にする」
「習近平ヨーロッパ歴訪」の地政学的背景 2024/05/23
インド「イランと10年間のチャバハル港協定に調印」 2024/05/23
岸田首相と上川外相「国内情勢が不安定になる中、再び外遊」 2024/05/20
クセニア・ムラトシナ「再び制裁について、あるいは社会構成と一昨日を見る場所について」 2024/05/19
「欧米の平均的な政治家の思考…今日まで続いてきた…植民地的で人種差別的な性格」
「政治家たちや、情報プロパガンダに巻き込まれている欧米社会の大多数にとって、
↓単純な真実↓はまだ明らかではない」
「それぞれの国家は、自国民が必要とし、自国の国益に沿った発展の道を選ぶ」
「制裁と世界各国の内政干渉を伴う今日の西側の政策は、人種差別的な信念の…構築物が
何であるかを、自分の目で、生で見る機会を与えてくれる」
「西側諸国は昨日ではなく一昨日を生き続けている」「国家が発展し、前進し、自らの
運命を決定しようとしている新しい世界を見ていない」
フィル・バトラー「プーチンが唯一恐れるもの:NATOの無能な連中」 2024/05/19
# 愚昧を敵としては…神々自身の…戦いもむなしい?
「ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相」」:
「議会下院の前で胸を張った演説を行い、プーチンが攻撃を仕掛けてきた場合、
ロシアの敗北は目前に迫っていると予言」
「兵士でもない元ワシントンのシンクタンクの「将軍」」
「西側のプロパガンダの問題点…自分たちの嘘を信じてしまう」
「ロシアはポーランドやNATOを恐れていない」
「ロシア軍がとった行動は、ロシア人の命とウクライナの民間人の命を守ること」
「アメリカのNATO推進とウクライナの人々への再教化だけが、この紛争の主な原因」
「西側メディアは…ロシアの軍事作戦が防衛的なものだとは伝えていない」
「ロシア人とプーチンを野蛮人のように描く放送やサブリミナル・メッセージばかり」
「プーチンがポーランドやNATOについて恐れているのは、ラドスワフ・シコルスキの
ような愚か者が、最終的に国民をかき乱し、考えられないような行動に出ること」
国連の再建か、一極秩序の打倒か 2024/05/19
「国際社会の政治史は支配と不正の歴史」
「国連は創設以来…普遍的市民権…を促進する代わりに…西側の少数派に奉仕」
「現状を知った世界の他の国々は…再構築を求める抗議の中心を形成…抗議の極の
先頭に立つBRICS同盟の国々」
「世界は今や多極化…一極集中を懐古する人々の遅延戦術はすべて失敗に終わる」
ランド研究所が見た「米国の深刻な危機」 2024/05/15
「贅沢と退廃への中毒、技術的要求に追いつけないこと…「骨抜きにされた」官僚主義…
美徳の喪失、軍の過剰な伸張、利己的で戦争好きなエリート…持続不可能な環境慣行」
「アメリカはその歴史の中で最も困難な時期を迎えている」
「自らの誤算や過ちを、他の大国の行動(最初はロシアが…今度は中国が非難された)で説明」
「冷静なアメリカ人は…単に支配者層が責任を回避したいだけだと考えている」

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