飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

シネマ!「2012」

2009-11-24 00:55:35 | 読書・映画のたしなみ
3連休を仕事に費やした今日この頃。
2日目以外は良い天気でしたから、皆さんにとっては、いい連休になったのではありませんか。

ということで楽しい連休報告が出来ませんが、ただ仕事ばかりしているのも悔しいので、レイトショーで映画を見に行きました。『なくもんか』か『曲がれ!スプーン』のどちらにしようか悩んでいたはずなのですが、何故か選んだのは、洋画の『2012』。まるで、某絶望先生のネタのような、見事な第三選択をしてしまったのでした(なんのこっちゃ)。

幼少のころから、ノストラダムスなんていう変な終末論を知ってしまったこともあり、どうもこういった終末論的なお話は、話半分ながらも気になってしまいます。今回の題材は、『マヤ暦による2012年終末説』。もし実際にこれが現実となったら世界はどうなってしまうのか、といった所をある家族を中心として描いた作品です。

まぁ、とにかくCG/VFXが凄いのなんのって。
今までに見た中では、一番といっていいほどの世界の壊れっぷり。CGということが分かると醒めてしまう自分でも、これまた凄いものをつくったなぁと感心しきりな程に、地面割れまくり、炎噴出しまくり、ビル壊れまくりが、これまた一つ一つが非常に細かく表現されているんですよ(あちらこちらで、人がアワアワしているところまで)。特に、車と飛行機の脱出シーンなんて、どこかのテーマパークのライドに乗った気分になれる位に右や左に大騒ぎ。何だかもう「凄い」としか言いようの無い映像でした。
それ以外の内容については、ご都合主義の王道路線。とはいえ、通常であれば、終末論を防ぐ手立てでも考えて、主人公あたりが特攻覚悟でドーンと立ち向かうなんてのが本当の王道ですが、今回は、自然の前では誰もが無力な感じ。これ以上は、是非劇場でご覧ください。

『そんなの無理だろ~』なんて突っ込みどころが満載ですし、何処かで見たような場面やシチュエーションが随所にちりばめられていて、リメイク版かと思ったりしましたが、上映時間:158分を飽きることなく見られる娯楽大作としては、大成功かと思います。内容はさておき(ヲイッ)、何処ぞのテーマパークに行ったと思って、凄い映像を大画面の迫力で是非見てほしい作品です。


『2012』 評価(5点満点):☆☆☆
感想:とにかくドカーン、ドカーン、ドカーンです。

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6 コメント

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CGには醒めてしまう自分 (監督)
2009-11-24 06:11:52
だから、この手の映画は大抵敬遠するのですが、そんなにまで薦められるとねえ・・・
ところで、昨日は、さわらびの湯から御嶽駅へ気持ちよく県境越え果たしましたよ。
県境越え (かいねこ)
2009-11-24 06:43:29
>監督さん

監督さんに見てもらうような作品ではないと思いますが、あの街丸ごとの崩壊っぷりは、よくぞ描き込んだど感心するレベルです。リアリティはともかく、とにかくCGだけはオススメです。

前おっしゃられていたコースですね。昨日でしたら良い天気でしたから、いい山歩きになったのではありませんか。しかし、越境は最近流行でしょうか(笑)。
テレビのCM (トシちゃん)
2009-11-24 18:03:47
テレビのCMを見て「見て~!!」と思っているのですが、
ねこさんお勧めなようですから、見なくちゃ~!
映画館の入り口でsanaeと別々になるかな?
CM知らず (かいねこ)
2009-11-24 20:27:33
>トシちゃん

お二人でしたら、撮影の記を見に行かれると思っているのですが、新宿は遠いですよね。

別々だなんて、そんな寂しいこと言わずに、映画は共有してこそ楽しさが倍増する訳ですから、是非お二人で見られるものをチョイスして下さいませ(という自分は、一人映画派ですが…え、ただ相手が居ないだけ?いやいや、一人でゆっくり見るのが好きなんです。あ、もちろん行きたい方がいるのでしたら、ご一緒してもいいですよ。いや、是非ともお願いします。この通り)。今でしたら、「なくもんか」をオススメします。

CMやっているのですね。テレビは、録画だけですし、めっきりテレビ自体を見なくなったので、CMの話に全くついていけなくなりました。テレビっ子だった昔が懐かしいです。
以前は、企画が先行してゲストなんてオマケ扱いなんて番組が多かった気がしますが、次第に芸人が先行して中身なんて何でもいい番組が増えて来たことがつまらないテレビの元凶な気がしてます。企画の質と出演者の質のバランスの良い番組が増えて欲しいものですね。
個人的には、最近マンネリが過ぎていますが逃走者や、みのもんたも久本も好きではありませんが、ゲストに話させる塩梅が多めなケンミンショーと、100人の日本人あたりは、誰でも楽しめるという意味で良い番組ですね。あ、ブラタモリも。

…って、結局テレビ好き変わらず(爆)。
Unknown (監督)
2009-11-25 00:45:13
は~い、酔った勢いもあって早速に観てきました。
ネコさんの映画評論はいつもながら正確無比ですねえ。まったくそのとおりで、何も付け加えることはありません。しっかり楽しみました。
でも、相方は隣で酔っ払って寝てましたけどね。(笑)
酔って映画 (かいねこ)
2009-11-25 21:51:43
>監督さん

お酒飲んで映画を見るなんて、自分も相方さんのように寝てしまうと思います…いや、あの音量と騒ぎで寝ていられるのは、なかなか難しいですけど(笑)。

早速ご覧頂くなんて、記事書いたものとしては嬉しくもあり不安でもありますが、同じような感想だったようで嬉しいです。
後でインディペンデンス・デイの監督と知りましたが、CGのこだわりは納得ですね。そこにアルマゲドンやらその他パニック映画要素がフル装備でしたが、「あ~、この人も死んじゃうんだ」なご都合主義も、アメリカ映画でしたね。
とはいえ、「これ、映画化にする必要があるのか?」と首を傾げたくなる日本の大画面二時間ドラマよりも、「これぞ映画!」といったスケール感を出している本作のような作品は評価したいですね。

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