発災の時、工場の現場に居た。
地面全体が大きく輪を描くような、異様な揺れを感じた。
これは只事では無いと思い、携帯電話を取りに走り、
ワンセグを見た。
そこには、津波の惨状があった。
悲惨を極めるであろう事は想像に容易く、
大方の人が地震の揺れすら感じなかった場所に於いて、
漫然と工場の作業に従事する周囲の違和感に
怒りすら覚え、正に歯軋りする思いだった。
しかし、仙台に居た知人の言葉で、気が付いた。
「世間では自粛だ何だと言っているが、
普通に生活してくれ。
普通に出来る所では、普通にしてくれ。
遊びにも行ってくれ。
それが回り回って、被災地の復興になるのだ。」
それは、当事者でなければ出来る事は限られるという、
少し考えれば判る、当たり前の話だった。
中止になったメイデンのライヴ関連の払い戻しを、
寄付に充てた。それ位しか、出来る事は無かった。
翻って、
武漢ウイルスで騒ぎ続ける連中の当事者意識は
何処にあるのかと、思う訳だ。
無関心、無責任の極みだろう。