CRISIS

2024-05-05 23:10:48 | 映画

 ゲイリー・オールドマンで、もう一本。
2019年アメリカ映画。ソフトの表記が’19年ですので、
’19年末には出来ていたものと思われます。
時期が時期だけに、公開延期の憂き目に合ったのでは。
日本では未公開か?
この度、初めて観ました。

”依存性の高い処方箋鎮痛剤オピオイドの蔓延による
危機を題材に、オピオイドの密輸と、
その中毒性を利用し巨額を儲けようとする製薬会社と
政府の癒着に迫る、サスペンス・スリラー!”
(NBCユニバーサルエンターテイメントのサイトより)

ゲイリー・オールドマンは、薬の検査も仕事にしている
大学教授の役です。
何だ、今の話を先取りした映画じゃないか、
通りで日本で観られない訳だ、知らんけど。
ダニエル・クレイグのボンド最終作もそうでしたが、
この度のウイルス騒ぎが始まる前に出来ていて、
そのままやんかと思う内容の映画が幾つもあるとは、
偶然とはとても思えませんな、知らんけど。
ゲイリー・オールドマンは、製作総指揮も務めています。
因みに、監督のニコラス・ジャレッキーは、
主人公の一人の捜査官の相棒役で出演もしています。
面白いですね。

三つの話が同時に進む、展開の早い内容です。
少々のばたつきは感じますが、
製作者の思いは十二分に伝わります。
薬の不具合や悪影響は我々の責任ではないと言う大学に、
オールドマン演じるブラウアー博士が叫ぶ。
「じゃあ、誰の責任なんだ!」

起こった現実があまりにも阿呆らしくて、
それはつまり、映画のネタにしたくなるくらいの奇抜さとでも
言うべき状況だったので、
映画が真面目な現実のようにすら思えます。
それでも今、観るべき映画と思います。

因みに、タワーレコードとHMVのオンラインには、
今現在、在庫があります。
ほれほれ。

(追記)
ジョニー・デップの娘さんが出ています。
中毒者の役です。



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