新古今和歌集の部屋

前田家本 方丈記 日野の庵9 歩み煩ひ無く、心遠く至る時は

あゆみわつらひなく心さしとを

くいたるときはこれよりみね

つゝきすみやまをこえかさとり

をすきてあるひはいはまにも

うてあるひはいしやまをおかむ

もしはまたあはつのはらをわ

けつゝせみうたのおきなのあとを

とふらひたなかみがはをわたりて

せみまろまうちきみがはかを


歩み煩ひ無く志し遠く至る時は、これより峰続き、炭山を越え、笠取を過ぎて、或は岩間に詣で、或は石山を拝む。

もしは又粟津の原を分けつゝ、蝉歌の翁の跡を訪ひ、田上川を渡りて、蝉麻呂大夫が墓を


(参考)大福光寺本

アユミワツラヒナクトヲクイタルトキハコレヨリミネツゝキスミ山ヲコエカサトリヲスキテ或ハ石間ニマウテ或ハ石山ヲヲカム。

若ハ又アハツノハラヲワケツゝセミウタノヲキナカアトヲトフラヒタナカミ河ヲワタリテサルマロマウチキミカハカヲ

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「方丈記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事