明月記　元久二年三月 廿八日。終日雨降る。夜に入りて雨止み。家長参ずべきの由を示す。即...

日本書蹟大鑑 小松茂美著 　　　講談社 拾點伍 第二十三巻 大忍国仙 慈雲 中井竹山 荒木田...

歎く。みちのほとりをみれば車にのるべきは馬に のり衣冠布衣なるべきは多くひだれを着た り...

朱雀院の行幸は、神無月の十日あまりなり。 世の常ならず、おもしろかるべきたびのことなり...

櫛笥前中納言隆○卿 　　　　前大僧正慈鎮 ほに　　　雲まよふ 　　いでぬ　夕に秋を 　おぎの　　　こめながら 　　　上哉　　　風も 新古今和歌集巻第三　夏歌 　　夏の...

〇〇中納言〇〇 　後亰極攝政前太政大臣 人すまぬ不破の 　　せきやのいた曩 　　　　　　　　し 　あれにしのちは 　　　たゞあきのかぜ 新古今和歌集　巻第十七 雜歌中...

飛鳥井中納言雅○ 　　　從二位家隆 　　　　　思ひ出 昨日の　　　　　　よ 　雲の　　　たが 　跡の　　　　かね事 　　　　　　　　　　　の 　　　山　　すゑ 　　　　かぜ...

明月記　元久二年三月 廿九日。天晴る。…略。次で殿下に参ず。僧正の御坊、参じ給ふ。撰歌の...

久世三位通夏卿 　　　　文屋康秀 吹からに 　　　野邊の 風を　　　　草木の あらしと　しほぬれば 　いふ 　　らむ　　　むべ山 古今集巻第五　秋歌下 これさだのみこ...

栄亭右大将保季　　在原業平朝臣月やあらぬ春や　　むかしの春ならぬ　わが身ひとつは　　　○...