凡河内躬恒以川久とも 　春乃光盤 　和可那久尓 　ま多みよしのゝ 　やまは遊きふ 　　　　　　る 凡河内躬恒 いつくとも春のひかりはわかなくにまたみよしののやまはゆきふ...

醍醐随筆 　　　　　　　中山三柳 日野のとやまに、鴨長明が方丈を作れる遺跡と聞て、ゆかし...

野草芳菲紅 錦地游絲撩 亂碧羅天 春興 野草芳菲たり紅錦の地 遊糸繚乱たり碧羅の天。 劉禹錫 このへさま。 平成28年...

黒主成神事 　また、志賀の郡に、大道より少し入りて、山際に、黒主の明神と申す神います。これは、昔の黒主が神になれるなり。...

左　中納言朝忠 あふ事のたえ てしなくハ なか／＼ 　　　に 人を身をも うらミさらま...

拾藻鈔（公順）第八 雑歌上 鴨長明とやまの方丈にかきつけ侍りし 朽果てぬその名ばかりと思ひ...

右　猿丸大夫 於く山尓もみち 布見王けなく し可濃 こえきく時 　　　　そ 秋は 　　悲しき ...

勢海之濱拾文貝。実拾実否、縷兮斐具。 十朋之珎得之歸者誰与。美濃大矢重門、 従本居翁遊望...

左　壬生忠岑 有明のつれ なくみえし 別れより 　あかつき 　　はかり うきものは ...

駒とめて猶水かはん山うきの花の露そふ井手の玉川 めでたし、下句詞いとめでたし。猶といへる心をつくべし。 五十首歌奉りし時 暮てゆく春のみなとはしらねども霞みにおつる宇治の...