プチ早期退職者の資産運用+αブログ

ついにドルの外貨預金も一部円転してしまった

 円安への保険としてドルの定期預金を幾らか持っていて、長期保有しておくつもりだった。しかし、あまりにも急激に円安が進んでいたので、先日満期となった分を円に戻してしまった



 ところが、日本以外の各国はインフレ対策で量的緩和縮小、金利引き上げに舵を切っている中、日本/日銀だけが緩和継続、マイナス金利の維持を表明し続けているため、円安が加速してきた。このため、満期を迎えたドル定期預金の自動継続を止めてドル普通預金に戻し、その後すぐに円に戻してしまった。


 6月18日土曜日に満期になった分の内、$1,000だけは135.2円で指値売りを出しておいたら、週明けの月曜日には成立した。レートが+05円になっているのは、ソニー銀行のClub Sのステージに応じた優遇レートによる。以前のステージはゴールドだったが、ドル以外の外貨預金の円転を進めてきた結果、外貨預金残高が500万円を下回ったため最近シルバーに下がった。また、まず$1,000にしたのは、指値できるのがその額以上だったからだ。

 135.2円というのは、FXのレートで2002年2月の円安水準として大きな目標値の一つだった。先週、そのレートに一時達したので、このタイミングでドル定期預金の満期が来たのなら解約するしかないと思った。もし我慢して自動継続し、その後円高になるときっと後悔してしまう。

 参考までに株探のドル円の長期の月足チャートを載せておく。高値安値月とレートが書き込まれているので引用したが、通常のFX会社だと2002年2月安値は135.20円になっていると思う。
 
 出所:株探(https://kabutan.jp/stock/chart?code=0950)

 指値売りした後、残っていた分は少し様子を見るつもりだったが、翌日の夜にはさらに1円ほど円安が進んだので、約$226を136.09円で円に戻した

 なお、今回、円に戻したドル定期預金は、2020年12月18日に$1.2242のレートでユーロから振替えた分だ(外貨預金のユーロ売却に関する記事の中に記録がある)。 昔、ユーロ高だった頃に135.1円のレートでユーロに替えた分なので、結局、ほとんど利益にはなってないと思う(面倒なので計算してない)。

 直近の為替の動きついて補足しておくと、先週、135円台に載せた後、スイスの突然の利上げ(-0.75%⇒-0.25%)もあって、6月16~17日の日銀金融政策決定会合で日銀がスタンスを変更するのではないかとの懸念で少し円高になっていた。しかし、日銀はまったくブレなかったため一気に安値更新の動きとなった。私にとっては、思っていたレートで円に戻せた訳であるが、輸入物価への影響を考えると素直によかったとは言えない感じだ。

 月足チャートで見れば、次の上値目標は1998年8月の147円台ということになる。一方、2011年10月の円高を起点に左右対称で見れば、ここから時間をかけて110円割れの大きな調整があっても不思議ではない。日銀の今のスタンスは持続不可だという見方もあるので、日銀が緩和縮小・利上げを余儀なくされたら大きく円高に振れるだろうと考えている。黒田総裁の任期満了のタイミングになるのかもしれない。

 とはいえ、先のことは分からないので、次にドル定期預金の満期が来た時、さらに円安になっていれば、また円に戻そうかなと思っている。外貨についても株と同様、高ければ売り、安ければ買うという、ある意味単純な投資スタイルを基本にしている。FXでのトルコリラのように泥沼化してしまうこともあるんだけど。


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「為替・FX」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事