色

桃色は　赤と白との　せめぎ合い　紅白重ね　めでたく和解　　
　
灰色は　黒と白との　泣き別れ　オセロになろか　碁石になろか

紫は　源氏の君の　想い人　心の内は　涙の色に　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　カラーコーディネーター

携帯短歌

今の歌　三十一文字を　携帯に　愛の告白　絵文字と共に　　
　木水　美華

上弦の月

時を越え　想いははるか　かなたへと　弓張り月の　矢をひきしぼり　　　紫

彼岸

お彼岸に　おはぎを供え　墓参り　　　　美華

お義母さん　彼岸参りに　来ましたよ　　　美華

雨

これからは 一雨ごとに 春になり 　　　　美華

花ぼんぼり

寒も明け　花ぼんぼりの　出番かな　　　美華

三日月

見上げれば　夜空にスッと　傷一つ　今夜も　クロの　しわざかな　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文猫　　　

返歌

ひよどりの　ぎゃあぎゃあ声は　我妻か　　　人夫

我妻に　似たる力士の　春場所か　　　　　　人夫

更年期？

不機嫌な　夫の守りは　くたびれる　これも男の　更年期かも　　　人妻

淡雪

フワフワと　白い妖精　淡雪ね　　　美華