コツコツ歩き隊!

散策!一関(1) 「蔵元レストラン せきのいち」の郷土料理とジャズの聖地「ベイシー」で夜の一関を楽しむ

岩手県平泉・一関散策レポート(2017年9月15日~16日実施) その5

ウォーキング開始!

7.東横INN一ノ関駅前

今回の旅の宿は一関(岩手県)のホテル「東横INN一ノ関駅前」。駅のすぐ近くです。

連休前の平日。予約が取れたのはラッキーでした。平泉の旅館は空室がありませんでした。

東横INNでの宿泊は初めてでしたが、合理的で無駄がなく、かつ、かゆい所には手が届いている感じで気にいりました。

クローゼットはありませんがハンガーはありますし、荷物はベッドの下に入れられます。
コンセントは4つありましたし、スキンケアセットももらえました。
スキンケアセットは最近、「無印良品」の携帯用をわざわざ購入して用意しているので、
こういうサービスはすごく有り難いです。

8.蔵元レストラン せきのいち

ホテルで約1時間半、しっかり休憩すると夕飯をいただくために、夜の一関へ繰り出しました。

東横INNは大町通りの裏道に面しており、ホテルを出ると、夜のネオンが灯っています。
土地勘が一切ない初めての街ですが、夕食にと予定していた「蔵元レストラン せきのいち」さんへの道は簡単で、
迷うことなく到着しました。

「世嬉の一」さんの敷地にはレストランの他に「酒の民俗文化博物館」やカフェ、工場や直売所などがあり、
蔵造りの建物が目印となるでしょう。

ビールの泡が消えちゃった。すみません。(汗)

和を基調とした広い店内。席もゆったりしています。
女性一人でも緊張することなく、お食事が楽しめる開放感があります。
席に着くと、中尊寺参拝前に立ち寄った「The Brewers 平泉」でいただこうと思った「いわて蔵ビール」を注文。
ヴァイツェンをいただきました。ヴァイツェンって本当、おいしいよねぇ。(喜)

お料理は最初に煮物と酢の物が供されます。

お料理はコースが何種類かあるのですが、郷土料理の「いちのせき郷土膳(梅)」(2,000円)を注文。

初めて「はっと汁」をいただきました。
「はっと」とは小麦粉に水を加えて良く練り、熟成させて薄く延ばした生地を茹で上げる小麦粉料理の一種だそうです。
もちもちした小麦もちの感触が気持ちよく、ちぎっては鍋に入れる作業はとても楽しかったです。
ちぎった後、ちょっと指で押して薄くしてから鍋に入れれば良かったかな。次からはそうしたいと思います。(笑)

ところでなぜ、「はっと」というのか。諸説あるので記しておこうと思います。

  1. 1斗の小麦が8斗になったので。(※斗は穀物や酒などを図る単位)
  2. 殿様がこの料理を「ご法度」とした説。
    <理由>
    ・小麦粉料理を好む農民が増え、米の生産を怠ることを憂えた殿様が、ご法度を発令した為。
    ・第2代水戸藩主徳川光圀公が大子町を訪れた際、財政改革の一環として団子汁全般を禁止した為。
    ・美味しくて何杯もおかわりしてしまうため、作る事を禁止した。
  3. 起源となる料理が訛って付けられた説。
    ・小麦粉で作った料理「ほうとう」から。
    ・平安時代に存在した菓子の「薄飩(はっとん)」から。

胃が温まる良いお料理です。

料理は他に「地鶏の酒粕焼き」、「季節の揚げ物」、「ごはん」、「あんこもち」となっております。

楽しくて、おいしい食事にご満悦。
このままホテルに戻る気にはならず、さらに一関の夜を楽しむため、歩くことにしました。

9.ジャズ喫茶ベイシー

新幹線で仙台から一関は約30分。普通なら日帰りできる距離にあります。
なのに、なぜわざわざ宿を取ったのか。
夜のウォーキングを楽しみたいというのもありますが、ぜひこちらに伺ってみたかったからなのです。

「ジャズ喫茶ベイシー」です。

昭和45年(1970)に創業以来、最高のサウンドでジャズが楽しめる喫茶店として知られるお店。
全国のジャズファン憧れのお店なんだそうです。

えっ?私はジャズファンなのかって?
「そば好き」、「鉄道ファン」と同様、「ファン」と称するには相当の知識・見識がなければならないのが「ジャズ」の世界。
私なんぞはまだまだ「ファン」とは言えません。
しかし、ジャズはまぎれもなく、私にとっては生活を彩る大事な音楽の1つであります。
いつまた一関を訪れることができるのか分からず、ぜひ1度伺っておきたかったのです。
お店に入るとコーヒーを注文。
大音量で流れるジャズに身を任せます。
レコードがぎっしり詰まった書棚をふと見ると、雑誌「SWITCH」が置いてあります。
表紙はタモリさん。「ブラタモリ」と「タモリ倶楽部」をいつも見ている我が家、尊敬の方であります。
「ジャズタモリ」という特集でタモリさんとジャズが紹介されていました。(Vol.33 No.5 表紙、メッチャカッコいいです。)
何気なくページをめくっておりましたら、こちらのお店も紹介されており、
店主の菅原ご夫妻とタモリさんの3ショット写真も掲載されておりました。

読めば読むほどに何だか大それたことをしでかしたような気がしてきました。(汗)
初めて訪れたジャズ喫茶が聖地「ベイシー」だったという無謀さ。
最後は恐縮してしまいました。
でも、やっぱりジャズはいいなぁ。

会計を済ませ、店を出る時あいさつをしようとライトアップされている円卓の方へ目を向けると、
サングラスをかけた紳士が。
もしかしてオーナーの菅原氏でしょうか。

恐縮と興奮、色んな感情が入り混じった状態で一関の街を歩いていました。
ちょっとひんやりとした空気が心地よく、昼間、あんなに歩いて疲れていたのに、足取りはとても軽やかでした。
もっとジャスを聴こう!
平泉・一関散策の1日目は超充実して終わるのでした。

マップ

参考資料

 

つづく


どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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