風のささやき

令和元年 綠の美しい季節に始めたブログ
目に映るステキな景色,心にしみいる言葉,癒やされる物音を

しずかに 眠るように・・・そして,にぎやかに 

2019-08-27 09:24:34 | 追憶


今年に入って,
4つ目の病院で
ちょうど入院100日目となる未明
しずかに 眠るように
父が息を引き取りました。
大正 昭和 平成 令和 
の4つの時代にわたった
94歳の生涯(数え歳)
天寿を全うしました。


遺言の通り,
かねてからお願いしていた住職
3人に来ていただき,
にぎやかな? 
お経を聞くことができました。

葬儀でのスライドの中に
昔々の写真が何枚かあり
懐かしさがこみ上げました。


90年前の写真
父3歳はその祖父の膝で
7人兄弟の
やんちゃな長男だったとのこと

地元の同級生はあと2人と,
言っていた父でしたが,
そのお一人も葬儀に来てくださいました。

戦中の教え子達も来てくださり
( とは言っても80代の方々 )
そのお一人が
「先生が戦争に行く時は みんな 特に女子がなあ
     行かないで~って叫んだんよ・・・」


昭和20年4月20日入営とある写真

私達子ども世代はわからない
その時代に生きた人達の
戦中戦後を過ごした方々のお声を
聞くことができました。

名誉住職が
真言宗管長の弔辞を
読み上げて下さった後,
父の孫6人の中の
双子の兄弟2人が(すでに33歳)
「おじいちゃんへ」 というお手紙を
読ませてもらいました。
 ~・・・僕たちが生まれた時からよく似ているので,
     どちらかの名前を呼ぶ時も両方の名前をいつも連呼していました。
   それはずっと変わりませんでした。 父が外国で仕事をしていたので
   おじいちゃんが父のような存在でした。 ・・・・・・・・・~



ひ孫達は3人いて
3歳の子は,
「ばん爺は何でこの中(棺)に入っとん?」
火葬場でお骨上げをしていると,
「ばん爺はどこへ行ったん?」
と,きょろきょろしています。





葬儀の翌日,お礼参りに行って
見つけたレモン


           

コメント (2)
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