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中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」第43話 あらすじ

2019年10月28日 21時22分37秒 | 扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~(中)

扶揺(フーヤオ)…ヤン・ミー   
長孫無極(ちょうそんむきょく)…イーサン・ルアン 
戦北野(せんほくや)…ガオ・ウェイグァン 天煞国・烈王
宗越(そうえつ)/軒轅越(けんえんえつ)…ライ・イー
小七(しょうしち)…ジャン・ロン
雅蘭珠(がらんじゅ)…チャン・ヤーチン 邛葉族



「命の灯火」


自分でしのげないとは思ってなかった、幸い元宝が来た、元宝が牧霊果を届けてくれ命拾いを、君が元宝をよこしたんだろう?、と扶揺に話す無極。扶揺が「二度と私から離れないで」と言う。無極は「分かった」と約束し、守ることを誓う。
「戦北野は?」と聞く扶揺。無極の顔が曇る。


寝台で寝ている意識のない戦北野を見て、駆けつけた雅蘭珠はそばにいた宗越に状態を尋ねる。黙ったままの宗越に「答えてよ」と雅蘭珠が言う。そこに小七に支えられながら扶揺が来る。「なぜ皆ここに?磐都にいたのでは?」と言う扶揺。鉄成が「小七から将軍が昏睡状態だと聞き駆けつけた」と説明する。雅蘭珠が「北野様は大丈夫なの?」とまた宗越に言う。

「死なぬ」と言う宗越。ほっとする扶揺だが、雅蘭珠は「どういう意味よ」と聞く。宗越は「並外れた攻撃を受けている。救う術はない。摂坤鈴がない限り」と答える。「よく診てないでしょ。いつも黙って聡明なふりをして皆が尊敬するとでも?北野様と親しい仲ではないから治さないの?何が聖医よ。有名無実ね」と宗越を責める雅蘭珠。宗越は言い返さず「失礼する」と言って出て行く。


宗越が部屋に閉じこもっていると無極が入ってくる。理由を聞かれ「病人を見殺しにする医者は反省すべきだ」と言う宗越。無極が「誰が見殺しに?お前が敵を引きつけたから皆がこうして助かったんだ」と言う。様子のおかしい宗越に「どうした?」と言う無極。宗越が「何でもない」と返し、無極は宗越の手を取る。はっとした無極が「おい」と言う。宗越は「安心しろ、すぐには死なぬ。ただ医術はもう保証できん。私の医術は半分は技巧で半分は内力によるもの。最近、この内力が操れなくなってきた。そのうち扶揺が言うとおり、だめ医者になる」と話す。

無極が「文懿世子の血族が太淵王位につき、非煙はお前に与えた内力を返せと?」と聞く。「しかし死ぬべきやつが、まだ死んでいない。復讐をせねば。私は医術を失えば能力のない者と同じ」とつらそうに言う宗越。無極は宗越の肩に手を置き「私がついてる」と言う。


戦南城と戦北恒は寒殿前で平戎を出迎える。「極寒の天煞まで来ていただき申し訳ない」と言う戦南城。平戎は「天煞の寒さは有名。この氷原で極寒に勝る武器はないと聞きます」と言う。戦南城が平戎の背後を見る。思っていることを察し「天権からの道は遠く危険なため、軽装で参りました。天煞王への金銀は後から着きます」と言う平戎。戦南城が「いいだろう」と少し不快そうな顔になり、平戎は「しかし、いくら何でも手ぶらで来るのは失礼です。1つ贈り物を用意しました」と言って箱に入った摂坤鈴を見せる。笑顔になった戦南城は「外は人が多い。どうぞ中でお話を」と言う。


戦南城がどこで摂坤鈴を手に入れたか聞く。「天煞の烈王が摂坤鈴を盗み、太淵へ逃げたと聞きました。天煞の至宝が悪人の手に落ちてはならないと私はすぐに軍を派遣し捜しましたが、何度、精鋭な軍を送っても皆帰りません。しかし天は裏切らない。ついに長瀚山で見つけました。そこで、すぐに天煞王にお持ちを」と話す平戎。

戦北恒が「ご存じないでしょう。弟が摂坤鈴を盗んでから民衆の間で流言が広まりました。摂坤鈴は主を選ぶ力があると。忠誠を尽くす者を選び、その身につく。兄上もこれに困っている」と話す。平戎は「では摂坤鈴は天煞王にとって極めて重要なもの」と言う。「もちろんだ。天煞の宝はすべて私の宝。これは幸い私の宝が帰ってきた。私は必ず翊王を皇太子に推薦する」と言う戦南城。戦南城は上機嫌で宝が戻った記念に式典を行うと言う。


座っていた扶揺のもとに来た無極は「1人でこんな寒いところにいて風邪を引くなよ」と言って隣に腰を下ろす。「寒い方が人は冷静になれる」と言う扶揺。無極は「すべては私が悪い。明朗な君が好きだ。世の苦しみにより明るさを失ってほしくない。しかし君は変わってしまった。この世の生臭さから私は君を守れなかった」と謝る。

扶揺は「実を言うと私は長瀚山で長孫無極という人に会ったの。その人は言った。五州はどうでもいい、友人も必要ない、ただ私といたいと。そんなやつは偽物よ。長孫無極は独り善がりな男なの。だからいつも勝手に人のことを決めつける。私は変わってないし、この先も変わらない」と話す。無極は「私は違う。君と出会ってから変わり続けている」と言う。君といる時、私が優位に立っているように見えて実はいつも君に負けている、と。

扶揺の肩を抱き寄せ「私が君に天下を与え五州を与える。私が君をこの世で最も幸せな女子にする。君が羽ばたきたいなら天をあげよう。駆け回りたいのなら草原をあげよう。君が望めば何でもする」と話す無極。「皆も私と同じように、こんなに幸せであってほしい」と扶揺は言う。無極が「戦北野が心配だろう。私と宗越で北野の経絡を通したから今は大丈夫だ」と言い扶揺は頷く。

「そうだ」と言って無極は扶揺が長瀚山で拾った鈴を見せる。そして「聚坤鈴。大戦後、天煞が残した2つの鈴。天煞双響と呼ばれ1つは摂坤鈴、もう1つがこの聚坤鈴だ。だが聚坤鈴を見た者はおらず伝説となっていた。君が見つけるとは」と言う無極。扶揺は「でも残念なことに1つを手に入れたら1つを失った。摂坤鈴を捜し出し、また取り戻せるかしら」と言う。無極は「密偵の報告では摂坤鈴は平戎が手に入れ、すぐに戦南城に献上した」と話す。あいつが拾ったの?と聞く扶揺に、無極は「これは天煞王宮に行かねばならん」と言う。


天煞。「皇太子の座を継ぐのは大皇子が最もふさわしい。私が先頭に立ち、推薦してやる」と平戎に言う戦南城。戦北恒が「もうすぐ兄上の誕生日で五州の王が磐都に集まる。その時、天煞から王位継承者の提案をしようと話す。だが平戎はため息をつく。戦南城が「殿下は満足ではないようだが、私に何をしてほしいんだ?」と聞く。「天煞が擁立してくださるのは申し分ありません。しかし」と言う平戎。

平戎が韓林に「無極を亡くしてすぐ皇太子の人選を語るのは時宜に合いません。皇太子の座に誰が座るかは簡単に決められることではない」と話した時、韓林は「ご英明です。皇太子の任命について皇帝が話されたことを殿下にお伝えいたします。皇帝のお考えでは誰が皇太子となるかは皇帝や官吏が決めるものではない。皇太子とは五州の世が認める者だと」と言っていた。当時、無極皇太子が天門墟から出てきた時、すでに運命は決まりました、このことは五州の皆が知ること、皇太子の座につきたい者はともすれば天門墟へ行かなければ、と。

その話を聞いた戦南城は「自慢ではないが天煞の天門墟は陰陽を貫く天眼の冥土であり、中は恐ろしい幻の境地で命を奪われるやも」と言う。「当時。無極は一人で飛び込み、無事に出てきました。だから五州の民は無極を尊ぶ。皇太子の座につきたければ、この難関を超えるべきです」と言う平戎。戦南城が「よく考えるんだ。危険に出くわす可能性もある」と諦めさせようとする。そんな戦南城に平戎は「天煞王は珍宝をお持ちです。奇怪な所には奇怪な手段もあるはずでは?どうか私、平戎にお力添えを」と頼む。


たくさんの宝を前に「書画はお前のほうが詳しい。持っていけ」と戦南城が戦北恒に渡す。「長孫平戎も察しがいい。大皇子だと威張らず、礼儀が行き届いている」と話す戦南城。戦北恒は無極が亡くなり平戎が皇帝の唯一の血族で皇太子の座は確実なのに、わざわざ天門墟へ行く理由が分からない。戦南城は「長孫平戎はばかだと思うか?賢いと思えない、そうだろ?大した素質もない凡才に皇帝が五州を渡すとは限らない。そうだろ?」と言う。だが私は翊王に継いでほしい、天権の皇帝はばかなほうがいい、そうすれば我々も得するだろう、摂坤鈴を貸しても我々は損をしないと。


戦北野のために摂坤鈴を手に入れようと、単独で天煞王宮に来ていた雅蘭珠。雅蘭珠を見つけた扶揺は「私たちは1組よ」と言って、雅蘭珠の手を引く。

戦南城が集めた宝の倉・吟霜闕は警備が厳重だった。摂坤鈴がそこにあると思い、今夜、平戎が摂坤鈴を借りる絶好の機会だと考えた宗越。宗越の案で扶揺と雅蘭珠が衛兵を引きつけ、無極は勢いに乗じ摂坤鈴を盗むことに。

戦南城と平戎が吟霜闕へ入るのを見た扶揺と雅蘭珠。雅蘭珠が仕掛けを踏み、兵たちに見つかる。
古凌風が現れ、雅蘭珠は「よくも北野様に奇襲を」と剣を向ける。兵たちと戦っていた扶揺たちだったが、しばらくして逃げ出す。

扶揺と雅蘭珠は無極と落ち合う。無極が摂坤鈴を差し出し、受け取る扶揺。計画を知らなかった雅蘭珠は「相手の目をくらますため、扶揺さんは私と?」と言う。


摂坤鈴を戦北野へ近づけ、3回振ってみる雅蘭珠。しかし光るはずの摂坤鈴は何の変化もない。扶揺が代わって振ってみるが結果は同じだった。摂坤鈴を見た小七は、自分が太淵でつけていた鈴ではないと言う。


摂坤鈴が偽物だったことを扶揺は無極に話す。平戎の仕業だと気づく無極。扶揺は摂坤鈴を取り返しに行こうとするが、無極は「偽物の鈴は平戎がばかでない証し。やつは我々の行動を予想し、戦南城と罠を仕掛けた。行っても死ぬだけだ」と止める。それでも「親友が死ぬのをただ見てろと言うの?」と行こうとする扶揺。無極は扶揺の両腕をつかみ「戦北野が大切か?私はどうなる?君の死を見てろと?」と言う。

無極は扶揺を放し「君と戦北野の絆に私は嫉妬心を抱く。戦北野は女子の心を引きつける。私よりも積極的で素直で明朗だ。君が戦北野を心配する姿を見ると、君と共に危険を冒し傷を負ったのが私ならばと願う。あそこで寝ているのが自分ならばと」と話す。扶揺は無極を抱きしめ「あなたが昏睡状態だったら私はどうなるの?生死不明の状況なんて、私は二度と耐えられない。やめて」と言う。


摂坤鈴はしっかり保管していると戦南城は平戎に話す。平戎は「私は間違いなく信じていました。無極は葛雅砂漠で独りで死ぬと。石化病と言い偽の無極を作り、世に皇太子の死を知らせた。しかし世には予想外のことが。何と、あいつは運よく生き延びました。無極は天権に帰らず磐都へ。何か下心があるに違いありません」と言う。「翊王の予想は的確で知らせるのも早い。おかげで偽物の摂坤鈴を用意し、すり替えられた」と言う戦南城。

平戎は「無極は確かに悪賢いのですが、自負しすぎるところも。相手を見くびっています。十数年の間、何度も無極と勝負して、やつの考えなど私はほぼ分かっています」と話す。「なぜ今日は殺さずに?無極が死ねば殿下が皇太子の座を奪える」と言う戦南城。平戎は「摂坤鈴が偽物だと気づいたら無極はどう動くか」と言う。取り戻す機会が3日後の天門墟だとしたら姿を現すでしょうか、と。


「摂坤鈴が平戎の所にあるのか私に調べさせてくれ」と無極が扶揺に話していると「平戎が天門墟に行くそうだ」と宗越が知らせに来る。「天門墟は陰陽を貫く奇怪な所。満月の夜、幻の境地の門が開く。天門墟の中は至る所、怪しく薄暗く、とても恐ろしい」と言う無極。宗越が「無極は天門墟に行き、選ばれし者と民に尊ばれた。兄上はこの称号欲しさに動き出した」と無極に言う。「死に急ぐつもり?」と言う扶揺。

無極は「無鉄砲な兄だが行くと決心したのは自信があるからだ。天門墟の奇怪な力。摂坤鈴だけは、その力を解ける。摂坤鈴は平戎が持っているはず」と話す。扶揺が「平戎は天門墟に…」と言うと無極を見る。「君も行く気か?」と聞く無極。扶揺は「戦北野を救える機会よ」と返す。無極が天門墟の中は非常に危険だ」と言うが「戦北野の命と比べたら、そんな危険なんて」と扶揺の気持ちは変わらない。無極は「では私も一緒に行く」と言う。


「無極皇太子の手を借りて、天門墟の幻に立ち向かうと?」と戦南城が平戎に聞く。平戎が笑みを浮かべ「全く陰険なやり方だ。翊王も残忍ですな」と言う戦南城。平戎は「それほどでも。選ばれし者など私は信じていません。この機会に見てやりたいのです。無極に一体、どれだけの力量があるのか」と話す。


平戎が天門墟に入ることを知り、皇帝の意で韓林が来る。「殿下が陛下の意思に従い天門墟に行かれる。陛下はとても満足され出発前におっしゃいました。殿下が天門墟を無事に出ればそれは天の計らいで、天が決める世継ぎに誰も反対できないと」と平戎に話す韓林。


天門墟前で戦南城がいつ入るのか平戎に聞く。平戎は「少々お待ちを」と言う。


扶揺と無極は天門墟の中へ。「あいつはまだ?」と扶揺が言うと「現れるには時機が早い」と返す。「時機?」と扶揺が聞く。無極が何も言わず「平戎はあなたに先に危険を片付けてほしいと?」と言う扶揺。無極は「そうだ」と答える。
扶揺は「天門墟の中は石しかないけど、どこに危険が?」と尋ねる。「私も分からん。以前、来た時も今の光景と同じだった。特に危険もなく無事に出た」と言う無極。

扶揺が「怖いとは噂?」と言った直後、異変が起きる。強い風が吹き、飛ばされてしまう2人。
離れてしまった無極を扶揺が捜していると、もう1人の扶揺が現れる。自分にそっくりな相手に「あなたは誰?なぜ私の姿を?」と扶揺が聞く。「それは私の台詞」と言う、もう1人の扶揺。

一方、無極の前にも、もう1人の無極が。剣を鞘から抜いた偽者の無極が「会うのは容易だと知っていた。我々は同根だ。なぜ、そんなに冷酷な態度を?」と言う。

扶揺が「あなたは誰?何をする気?」と聞く。偽物の扶揺は「私はあなた。あなたは私」と答える。


ーつづくー


見た時は何しているんだろう?って思ったけど、元宝は無極に牧霊果をあげていたのね(;д;)
お利口すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅ。
ちょびっとだけでも元宝が見れて(過去の元宝だけど)よかった(*´艸`*)

1つだけでもすごい力を持っている摂坤鈴。
聚坤鈴と揃ったらどうなるの!?
ちょっと怖いヾ(・ω・`;)ノ

そして戦北野も宗越も心配(இωஇ )
戦北野は早く目を覚ましてほしい。
宗越はつらいよね…。

平戎に悪賢いなんて言われたくないよねー。
それは、あなたでしょ!って言いたい。
あの石でできた無極も平戎が作ったのね(ㅎωㅎ*)

天門墟で自分とそっくりな相手と会った扶揺と無極。
また、いいところで続くに(✽ ゚д゚ ✽)
無事に天門墟から出られたらいいけど…。



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