ザウルスの法則

真実は、受け容れられる者にはすがすがしい。
しかし、受け容れられない者には不快である。
ザウルスの法則

コロナ騒動:鎌倉から横浜に飛び火? “ぼかしフィルター”で過小報道?

2020-03-04 10:34:15 | コロナ騒動

コロナ騒動:鎌倉から横浜に飛び火?   “ぼかしフィルター”で過小報道?

まずは、地元の神奈川新聞の記事。「公表患者の親族」という非常にぼかした表現を使っているが、他紙でははっきり 「孫娘」 と書いている。マスコミがいかにコロナウィルスに関する地域情報に “フィルター” をかけて、国民・市民から 感染の実態を掴ませないようにしている かがうかがえる。赤字の見出しは、もちろんザウルスの加筆だ。

さらに「鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)」という “ぼかしフィルター” で、どこの市であるかを絞り込ませないようにしている。さらに、鎌倉のLAVAママとその息子の船橋の20代学生との関連も伏せている。

全国紙のサンケイの情報は、感染者の家族関係についてはローカル紙の神奈川新聞よりもかなり詳しい印象がある。とは言っても、かなりフィルターはかかっている。

が、今回の感染者で、“70代女性を起点としたクラスター” の4人目 ということだ。前記事でも指摘したが、“家系図” の年代順に感染していったとは限らない。

サンケイも、朝日も、読売も、どこのマスコミも、70代女性の住所を「鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)」 という “ぼかしフィルター” で、実態を把握させないようにしている。“過小報道” のバリエーションである。

しかし、「70代女性の孫にあたる男子学生」 の住所については、どこの記事も 「船橋市」 と明記しているのだ。

それならば、70代女性や、LAVAママ の住所も 「〇〇市」 と絞ってもよさそうなものだ。どうやら該当する自治体の困惑に “卑屈なマスコミ” が忖度して、無理やりこのわざとらしい “ぼかしフィルター” を使っていると思われる。

“国民・市民が自分や家族を守るために必要な情報” を政府・マスコミがきちんと開示しないことにわれわれはもっと疑問を持つべきではなかろうか?

感染者が出たのが自分の市なのか隣りの市なのかを知る権利がわれわれにはあるのではないか? 

“個人情報保護” とか “風評被害防止” といった理由は、“過小報道” の本当の理由ではない。

根底にあるのは、為政者、権力者の 「寝た子を起こすな!」 という基本姿勢である。コロナウィルス:どこの政府も “国難” を “過小報道” する

そして、先進国の中でも稀に見るほど卑屈な日本のマスコミが忖度して過小報道をしているのである。

ザウルスの記事などは、「不安を煽っている」 と言われ、非難される。根拠も証拠もない流言飛語やデマと同類にされ、悪意に根差すものとして見られる。そういう見方をするひとたちは、けっきょく政府の 「寝た子を起こすな!」 の方針を受け入れ、すっかりあやされてスヤスヤ眠っているのである。

「静かに眠りたいんだから、騒がないでくれ」 ということだ。

大災害にあっては、根拠と裏付けのある情報ができるだけ多く必要ではなかろうか?しかし、大災害になるといつでも、お上(かみ)は国民のためよりも、“為政者の政権延命” と “役人の自己保身” のために必然的に “過小報道” をするものなのだ。

9年前の3.11東日本大震災のときもマスコミを使った大掛かりな “過小報道” が行われ、国民は政府に欺かれていたことを忘れてはいけない。

 

“鎌倉クラスター” と呼ぶべき

さて、70代女性の感染確認によって表面化してきたこのクラスターをあえて “鎌倉クラスター” と呼ぼう。(鎌倉カスターではない)


 

 

 

 

 

「どうして鎌倉と絞り込めるのだ?」「鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)ではないのか?」 という声が聞こえてくる。はいはい、以下にお答えしよう。

 

根拠1: まず、この70代女性が倒れた駅は大船駅で、大船は鎌倉市である。

根拠2: この女性の娘に当たる50代女性は、LAVA鎌倉店に通っていたと報じられ、鎌倉在住である公算が限りなく大きい。

根拠3: この母娘は同居していた。つまり、娘が鎌倉なら母も鎌倉だ。

根拠4: 鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)の中で、大船駅とLAVA鎌倉店があるのは鎌倉市だけである。

根拠5: この母娘と逗子市を結びつける手掛かりは皆無である。三浦市、葉山町となると、まったく論外である。

 

ここまででもう十分なのだが、1つオマケを追加しておこうか。

根拠6: 鎌倉は “日本有数の観光地” でもあるために、自治体である神奈川県庁か鎌倉市役所のトップが “観光客激減” を恐れて、「鎌倉保健福祉事務所管内(鎌倉、逗子、三浦市、葉山町)」の “ぼかしフィルター” で無理やり通すようにマスコミに手配した可能性がある。

さて、70代女性の孫娘が浮上してきたおかげで、“鎌倉クラスター” の実像が少しずつ見えてきた。以下の時系列チャートは コロナウィルス:親子3代クラスター爆弾? LAVAママの足跡をたどれ!  で提示したものに孫娘を加えて大きくアップデートしたものである。

① ~ ④ は感染確認の順である。この孫娘の浮上によって、全体像が徐々に見えてくるにつれ、むしろ謎がさらに深まった。

70代女性は 2/25 の午前に或る医療機関で受診したあと、大船駅で倒れたのだが、実はこの老女にはずっと20代の孫娘が付き添っていたことが 3/1 になって初めて報道されたのである。この20代の女性は倒れた祖母に付き添って救急車に乗って、祖母と今出てきたばかりの医療機関に舞い戻っている。しかし、2/28  の報道では以下のように彼女についての言及は皆無なのだ。70代女性はまるでたった一人で行動していて大船駅で倒れたかのように報道されている。そして、当日付き添いをしていたこの孫娘を “濃厚接触者” に数えていないのだ。

 

この 2/28 の報道によると、この70代女性はまるでずっと一人で行動していて、ついに大船駅で倒れたかのようである。この記事では、大船駅で倒れた彼女に関わった駅員6人と救急隊員3人と同居家族2人70代女性の娘とその息子)の計11人を 「濃厚接触者として」 検査することになったとされている。待ってくれ、付き添いの孫娘がいちばんの濃厚接触者ではないか?

しかし、当日のどこのマスコミの記事でも、倒れた70代女性にずっと付き添っていたはずの孫娘については一切言及がない。このサンケイの記事より短い他紙の記事ではなおのこと、この孫娘についての言及はない。

 

おかしくないだろうか?6日も経って感染確認されてやっと 3/3 に報道されているのだ。この孫娘こそ、2/28 の報道の検査予定の11人のリストでは筆頭に載っていなければならなかったいちばんの濃厚接触者だったのではないか?どうして検査予定者のリストにこの孫娘が出てこないのか?

もしかしたら、この孫娘は検査リストに載っていなかっただけでなく、実際に大船駅で70代女性に付き添っていながらも、検査を受けていなかった可能性がある。

ここには何らかの情報操作があるようだ。保健所、鎌倉市役所、もしくは神奈川県庁の何らかの思惑にしたがって、この孫娘についての情報は当初の段階で隠蔽された可能性がある。いちばんの濃厚接触者であるはずの付き添いの孫娘がその場に存在しなかったことにされている。

横浜市によると、20代女性は、同日(2/25)に 70代女性が通院する病院に付き添い、同駅(大船駅)で倒れて救急搬送された救急車にも同乗していた。」 とある。事件が起きた 「“鎌倉市” によると」、ではないのだ。ということは、こうした情報は県庁レベルにまで上がっていって検閲されて “お話” が作られるようだ。

あらためて 2/25  からの時系列を見てみると、この孫娘はどうやら検査を受けずに帰宅した可能性がある。一方、入院した祖母は翌日の 2/26 になってPCR検査を受けている。そして次の日の 2/27  に陽性反応が出たので、保健所は同日すぐに同居の家族である鎌倉の50代の娘と、船橋の20代の孫にも検査を受けさせている。

ところが、検査の指示が飛んでいたその同じ 2/27  に、孫娘は検査を受けることなくノコノコと祖母の見舞いに病院に来ているのだ。どうやら保健所も病院も濃厚接触者であるこの孫娘をいつまでも確保することなく放置していた疑いがある。 

 

孫娘は祖母の見舞いを終えてから検査を受けさせられることもなく病院を出て帰ったようだ。そして、2/28 になって、孫娘は38°台の発熱に見舞われるが、それでもその日にはまだ検査を受けていない。2/29 になってついにこの孫娘は検査を受ける。そして2日後の 3/2  になって初めて感染が確認される。

祖母が大船駅で倒れてから何と6日目である。本来であったら、“叔母のLAVAママ” よりも先に検査を受けていなければならなかったはずである。にもかかわらず、濃厚接触者であったこの孫娘は何と4日間も放置されていたことになる。

これは保健所の大失態ではなかろうか?

 

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