ザウルスの法則

真実は、受け容れられる者にはすがすがしい。
しかし、受け容れられない者には不快である。
ザウルスの法則

大衆操作のテクニック 「マンチェスターコンサート爆破事件」 2. 

2017-05-27 01:21:40 | いわゆる “テロ事件”

大衆操作のテクニック 「マンチェスターコンサート爆破事件」 2.

 

爆破事件の3日前にマンチェスター市内のショッピングセンターで 「犯人が犯行に使ったリュックを買って歩いている映像」 が公開される。

同時に、「爆発現場」 に残されていた 「犯人の遺留品」 の写真が公開される。

すると、どうだろう、 「あ、同じリュックだ!」

 

いわゆる 「テロ事件」 の報道の続報では、「犯人」 である 「テロリスト」 の 「プロフィール」 だの 「背景」 だのがいち早く明らかにされ、ついで、犯行の 「物的証拠」  が次々に挙げられてくるという段取りになっている。

家族、友人、そして近所の住人たちの証言によって、平和な町中に 「恐ろしいモンスター」 が仮面をかぶって暮らしていたことが、“まことしやかに” 報道される。

そして、単純な一般大衆がそうした 「プロフィール」 や 「背景」 や 「動機」 などを拾ってはつなぎながら、 「まあ、そんなことだろうと思ったわい」 と、毎回のように、“納得する仕組み” である。

いわゆる 「物的証拠」 の写真やデータも、次々に公開されるが、一般大衆はそれらのピースを拾ってはつないで嵌めていって “ミッキーの顔” を完成しては、分かった気になるのである。

つまり、被害演出作戦の作戦要綱には、“易しいパズル” を大衆に与え、自分で “完成” させて、“絵” の全体をつかんだ気にさせるべし、という鉄則があるのだ。大衆は “幼稚園児” と変わらないのである。

 実際、幼稚園児がすぐに解ける程度の “パズル” を与えなくてはならないのである。決して複雑なレベルの高いパズルを与えてはいけないのだ。

   

この程度のパズルが、一般大衆にはちょうどよい。

 

 

一般大衆は忍耐心が無いので、複雑なパズルはダメ。

 

しかし、現実は限りなく複雑なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

ショッピングセンター内に監視カメラがあっても不思議ではない。何しろイギリスは、世界一監視カメラが普及している国である。

 

しかし、冷静に考えていただきたい。

それならば、今回の 「犯行現場」 のコンサート会場のロビーにも、監視カメラがあったはずではないか?

 

 

 

 

 

New York Times は、「爆発現場」 図を使って、「自爆犯」 の周りにいた人々が犠牲になっ様子を説明している。

赤いドットは22には足りないが、イメージはつかめる。

なるほど、非常に “わかりやすい” ではないか!

「でも、リングの上のほうが広く空いているよ!」

「おー、よく気がついたね、坊や!」

「それじゃ、その切れ目のずっと先には何があるかな? そうそう、黒いドット●があるねえ。それは何だろうね?」

「実は」 これは  「爆発」 で吹き飛んだ 「自爆犯」 の上半身が着地した場所なのだそうだ。ふーむ、なるほど。ここでは、ちょっと “高度なヒネリ” が入っているではないか。

 

「自爆犯」 はリュックに 「爆破装置」 を入れて背負っていて、「起爆装置(DETONATOR)」 を使って 「自爆」 したのだそうだ。

 

 

 そして、ネジ、ボルト、ナットなどが仕込まれていたとされる今回の 「爆破装置」 は、背中で3D放射状に 「爆発」 したそうだが、どうやら 「自爆犯」 は、観客の出てくる方、つまり、図の、コンサート会場の出口(Arena exit)のやや右側を向いていたと 「推定」 されているのだ。

その結果、3D放射状に飛散したとされるネジ等の 「鋭利物」 は、「自爆犯」 の上半身によって一部は遮(さえぎ)られ、「自爆犯」 が向いていたと想定される方向だけには、「犠牲者」 がいなかったというわけだ。「なるほど!そうかぁ!」

さらに、その上半身は背中の 「爆発」 によって下半身から引きちぎられて、「自爆犯」 が向いていた方に飛んでいったという “弾道力学的な原理” がここにはあるのだ。「うーむ ・・・、納得だぁ!」 

 

一般大衆は、ややレベルの高めの、この “まことしやかな説明” を理解すると同時に、「自爆犯」 がこのロビーで 「自爆」 したという “お話” を、“事実” としてそのまま全面的に受け入れることになる。

 そして、これを理解すると同時に、その場の状況のイメージが一般大衆の頭の中で “完成” し、一切の疑問は霧散することになる。 「そうか、わかったぞ!」

 自分はひとより頭がいいと思っている人間ほど、このちょっとレベルの高めのパズルの完成に “慢心” するのである。そして、基本的で大事なことを忘れてしまうのだ。

さて、繰り返すが、ショッピングセンターに監視カメラがあったのならば、この「犯行」 現場のロビーにも 「防犯」 カメラが当然あったのではなかろうか? 「何しろイギリスは、世界一監視カメラが普及している国である。」

しかも、マンチェスターアリーナは、本来サッカーの殿堂でもあり、悪名高いフーリガンが暴れることもある、特に防犯上、監視の必要な場所ではなかろうか?わたしはサッカーファンではないが、そのくらいの想像はできる。

この広さのロビーならば、ロビーの壁に数台は、死角が生じないように設置してあったと考えられないであろうか?

 

そうであるならば、当然、「自爆犯」 が現れてから 「自爆」 するまでの一部始終がカメラに収められているはずではなかろうか? 

 

論理的に考えるとは、こういうことを言うのだ。

 

もし本当に 5月22日に、このロビーで 「爆発」 があったのならば、ロビーの複数の監視カメラには、爆発直前に 「自爆犯」 がウロウロしていた様子、そして「爆発」 の瞬間までも、すべて映っている “はず”  だろう。

なぜそれを公開しない?

  

「犯行の数日前」 のショッピングセンターの映像が、かりに サルマン・アベディ本人だとしても、その当人が「犯行」 の当日に 「犯行現場」 にいたことを証明するものではなかろう。場所も日時も違うのだ! 似たようなリュックを背負っているからと言っても、同一人物と断定することもできない。

 

そもそも自爆犯の 「遺留品」 として公開されたリュックの破片、爆破装置の部品(バッテリー、スイッチ、ネジ、ボルト)などが、実際に 「爆発後」 のロビーの床に散乱していたのかどうかも疑わしい。

警察をも抱き込んだ今回の “被害演出作戦” の作戦要員がロビーに持ち込み、フロアに置いて撮影することは実に簡単なことである

 

一般に 「テロ事件」 と呼ばれるすべての “被害演出作戦” においては、それが発生した国の警察もつねに “加担・協力” していると考えていいだろう。いわゆる 「警察発表」 の “台本” は、“被害演出作戦本部” が作っているとしか考えられない。

 


このサルマン・アベディという青年が 「自爆犯」 であるということを本当に証明したいのならば、なぜ、警察はロビーの監視カメラの映像を公開しないのだ?

証拠として不完全なショッピングセンターでの映像よりも、証拠として申し分のない “はず” の当の 「犯行現場」 のまさに当日のその時間の映像を公開しないのはなぜか?


お答えしよう。


この青年は当日はそこにはおらず、どの監視カメラの記録にも彼が映っている映像など、もとから存在しないからである。


そこにいなかったのであるから、そこにいたことを証明するカメラ映像も存在するわけがないのだ。だから、無いものは公開もできないのだ。

 

そして、無知で低脳な大衆を  “納得” させるために、本来公開すべきロビーの映像のかわりに、3日前のショッピングセンターの映像、それも本人かどうかもわからない映像を公開して見せて、お茶を濁しているのだ。

 

 

 

さらに言えば、ショッピングセンターのカメラ映像の男が、かりにサルマン・アベディという青年本人だとしても、だから何だ と言うのだ? 

「爆破」 の3日前にショッピングセンターにいたことをいくら証明したって、「爆破」 があったとされる当日の、当の 「犯行現場」 のロビーにいたことの証明には全然ならないではないか! 違うだろうか?

 

このCCTV映像の不審点

1) 誰でも不自然に思うのは、これが容疑者が犯行に使ったと思われるリュックをここで購入し、それを背負って店内を歩いているという点である。あり得ないことではないとしても、リュックを買って、すぐに背負って店を出るケースは例外的であろう。しかも、リュックは空っぽには見えない。

2) そもそも、わざわざ買わなくたって、こんなリュックぐらい誰でもすでに持っているのではないか?ありふれたリュックではないか?「犯行」 の3日前に新品のふつうのリュックをわざわざ購入するという不自然さ。

3) このショッピングセンターで購入したのならば、レジで金を払っているはずだ。そして、どこのショッピングセンターのレジでも監視カメラが客を映しているはずではないか?

店に入った強盗が “仕事” をする場所は通常レジであるからこそ、監視カメラは必ず客の顔がわかるように設置してあるはずだ。公開された映像写真は歩いている場面である。 しかし、

レジで購入している場面では、動かずに立っている “はず” で、もっと鮮明な映像で記録されている “はず” だ。

そして、それが本当にサルマン・アベディ当人であることもはっきりと証明できる “はず” ではないか?

 

では、なぜそうしない? なぜこんな曖昧な写真を “証拠” としているのだ?

 

お答えしよう。

 

この映像の人物は、実際はサルマン・アベディではないからである。

この人物は “サルマン・アベディになりすました別人” だからである。

この映像写真を公開するためだけに演出したものである。 もっと鮮明なレジの監視カメラに顔が映ったら、別人とわかってしまうから、こうした店内で動いている不鮮明な映像を使っているのである。当然、レジで購入している映像などはありはしない。

こう考えれば、これは一般大衆を騙して、爆発現場の遺留品と容疑者とを結びつける 「証拠(パズルのピース)」 として鵜呑みにさせるための “トリック” であることがわかる。上記 1)、 2)、 3)の不自然さも、この “強引なトリック” のためなのである。

そして一般大衆は、冷静に一歩退いて考えることをせず、与えられたこれらのピースを与えられるそばから嵌め合わせて、“納得” するのである。 「あ、同じリュックだ! やっぱり、そうか・・・」 と。

一般大衆は、易しいパズルを与えられて、嬉々として完成する幼稚園児と変らないのだ。世界の何億人もの大人も、こうして簡単に騙されているのである。

 

 

テレビ、新聞、ネットの情報に流されず、冷静に、ご自分の頭で論理的に考えていただきたい。ウソと真実をしっかりと見分けていただきたい。今このリアルタイムで、あなたの知性が問われているのだ。

 

 

これは壮大かつ強力なプロパガンダである。

疑わない人間は、すでに染脳されているということなのだ。

 

日本人が “陰謀論嫌い” なのは、日本という国家にCIA のような国家的な諜報機関が存在しないことと無関係ではない。

世界の先進国はいざ知らず、発展途上国でも諜報機関を持っている国は少なくない。オーストラリア、ドイツ、フランスはいうにおよばず、中国、韓国、北朝鮮、タイ、インド、パキスタンにも存在するものが、日本には存在しないのだ。

日本は、世の中には “ウラ” があるという単純な事実が受け入れられない幼稚な大人がひしめいている国である。 「パパが置いたんじゃないよ、サンタさんがくれたんだよ!」 と言い続けている大人が仕切っている国なのである。

 

 

 「マンチェスターコンサート爆破事件」 1. “被害演出作戦” のトリック

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33 コメント

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それが真実だとして... (佐々木達)
2017-05-27 08:22:48
自分の意見に自信があるのならなぜ実名で公表しないのですか?
文章の最後に実名とご自身の素性が載るだけで話を聞いてくれる方は格段に増えると思いますよ。

逆に実名を乗せるという責任すら背負えないのなら、100%狂言とは言い切れないこの事件に口を開くべきではない。
事実負傷した友人がかわいそうです。

外国のことだからって自分は責任を負わず、
何言ってもいいわけじゃない。
佐々木 さま (ザウルス)
2017-05-27 08:46:04
「なぜ実名で公表しないのですか?」   あのー、それが “ツッコミ” になると思っているとしたら、まさに 「幼稚園児」 とかわりませんね。

「逆に実名を乗せるという責任すら背負えないのなら、100%狂言とは言い切れないこの事件に口を開くべきではない。」   すごいですね、これが、 “反論” になっていると思っている人間の “知性” のレベルには“開いた口がふさがりません”。

「事実負傷した友人がかわいそうです。」   今回は特にSNSなどで、「わたしもケガをした」 などと言って、注目を浴びたがる輩が多いですね。

「外国のことだからって自分は責任を負わず、何言ってもいいわけじゃない。」    は? 文句があるのなら、きちんと内容で反論してみてはいかがでしょうか? 
けっきょく、何だかんだ言っていても、低次元なイチャモンに終始しているようですね。
Unknown (CHUSA)
2017-05-27 12:03:29
すこし質問があるのですが、フェイクの爆発物が爆発されたとする時間帯には周辺にはクライシスアクターで固めていたのですか?いくらなんでも素人をそこにいさせるのはマズイ気がしますけどどうなんでしょう?

Unknown (CHUSA)
2017-05-27 12:08:39
あと私は別の外国の方の記事でボストンマラソンのフェイクテロの記事から、日本の方でもこの偽旗事件を追ってる人はいないか?と探していたときにザウルスさんの記事に会いました。当時から慧眼だったと思いますね、日本のニュースは本当にあてにならないです。

あと当時は今より掲示板荒らし?の書き込みが多くて酷いレベルでした。そうした荒らしの連中もバレ始めましたし、今では多くの人がメインストリームメディアのウソに気づいたと感じています。
CHUSA さま (ザウルス)
2017-05-27 12:12:48
そのご質問の答えは、最初の記事に縷々書いています。 
「マンチェスターコンサート爆破事件 1. “被害演出作戦” のトリック」
あの... (佐々木達)
2017-05-27 13:09:54
私、マンチェスター在住です。
怪我をした私の友人はSNSの友人ではなく一緒に働いている友人です。
メディアの中の話ではなく、近所で起きた事件なんです。
佐々木 さま (ザウルス)
2017-05-27 13:22:07
はいはい、ボルトが胸に突き刺さりましたか?逃げるときに転んだんですか?
だいたい、現地の人間ほど騙されるという法則があります。
客観的で冷静な判断ができないまま、耳の上までプロパガンダの濁流に浸かって、流されっぱなしなのです。
ボストンでも、パリでも、ニースでもそうでした。そして、口々に 「知り合いが負傷した!」 などとと言いふらしています。
ノー天気な日本人 (キャリー)
2017-05-27 18:31:46
アメリカ在住の外国人ですが、ザウルスさんのサイト・記事をずっと読ませていただいています。

コメント欄も読ませていただいていますが、ザウルスさんの常に理路騒然とした解説に対して難癖をつける読者の心境がわかりません。

こちらアメリカでは、9.11偽旗テロ事件以来、世界各国で起きるテロ事件はほぼすべて偽旗テロ事件だということは一つの常識になっているほどで、各事件を検証するウェブサイト、記事、出版物、ジャーナリスト、アナリスト、専門家等後を絶ちません。

日本と同様に、米戦争屋CIAネオコンに操られているマス・メディアを信用する人々もいますが、よほど時代錯誤か、完全に洗脳されているか、知能指数が甚だしく低い人たちだと疑われてもしかたがないでしょう。

アメリカの専門家並みの検証をし、公開されるザウルスさんに感謝すべきところ、横槍を入れるなど言語道断だと思います。

「ノー天気な日本人」の皆さん、ザウルスさんにいちゃもんをつける暇があるならば、国内外で起きている諸々の出来事をしっかりと観察し、私たち人類が如何に深刻な事態に直面しているかを自覚してください。

キャリー さま (ザウルス)
2017-05-28 03:32:31
「アメリカ在住の外国人」 の部分を “二度見” してしまうほどの日本語に驚きました。
さて、日本という国は、特に “陰謀論ぎらい” のひとが多い国です。自分を騙そうとしている人間がいるという事実を受け入れることができないひとが多いのです。
よく言えば、「純粋」 、 悪く言えば、「幼稚」 ということになります。
だからこそ、日本では 「振り込め詐欺」 というものが “成立” するのです。
ザウルスの仕事は、「みなさん、振り込め詐欺 にご注意ください!」 と手口の実例を挙げて呼びかけているようなものです。
それって (佐々木達)
2017-05-28 05:54:20
どちらでもいいような...

釘が刺さってようが転んで青あざができてようが、
本当のテロで負傷してようが狂言で負傷してようが、
負傷は負傷です。
本人が望んでない不幸には変わりありません。

あなたの旦那さんが、誰かの故意であろうと事故であろうと怪我をしたら心配するのが人情というものです。

それを幼稚とか正当な反論かどうかとか....

あなたが訴えたいのは仕組まれた世の中に騙された人を救う言葉ですか?
彼らを嘲笑する言葉ですか?

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