アメリカの経済学者が2003年頃に日本に来て 言っていたことです
その内容を簡単に言えば
①日本は国債を取引することに慣れていない
物流 だけで経済を活性化することは不可能でこの方面の対策にも力を入れる必要があること
②そのためにはインフレ目標を設定し 日銀がイニシアティブを取ること
③②これは遅かれ早くから行われることなのだから効果はたとえ 出なくても早めに準備するべきだ
当然のことながら 日本はこの意見を全く聞き入れることはありませんでした そこから約20年が過ぎた今
日本の現状はどうなっているでしょうか
①日銀ここが10年ほど前からインフレ目標を立てています
②国債の取引は今でも行われていないというのが実情です
このことは信用金庫 だとか 一般的な銀行と話をすればすぐにわかります
③①②この具体的な背景を一口に流動性の罠と言っております
経済が停滞すると輸入が増えます
マンデル フラミングモデルとは
これによって金融緩和の効果が発生しており 金融に依存するよりも財政出金を積極的に行うことが
経済回復に役立つ という理論です
しかし実際
経済が停滞すると多くの場合 緊縮財政が採用されやすく それを警戒するために出てきたのが インフレーション ターゲットです
日銀がインフレ目標を立てるのは
政府が金融緩和に頼らないようにするためであり 緊縮財政を避けるためなのです しかし実際には何が起きているでしょうか
理論とは反対のことをやってしまうということは実際に起きていることです