1200兆円の借金は
国の借金であって国民の借金ではないのではないのですか
お答え
国債は税金が足りないぶんだけ
それを補うために発行されているものです
最終的な支払い義務者は国民になりますので
財政の赤字のほとんどが
国民の債務となります
質問2
日本銀行は 政府の子会社で
政府が
日銀に対する借金はすべてチャラにできる
それでも財政破綻の危機なんですか
答え
日銀は政府に対する債権者ではございません
返済義務を負っているのは国民ですから
しかし技術的に国民に 債権の
償却を要求することはできませんので
手続き上は
政府の財政赤字として発表されているに過ぎません
政府が日銀の株をどれくらい所有してるか知りませんが
1200兆円という借入金は
すでに 日銀の資本金を超えているはずです
貸借対照表の目的は
資本金を超える
異常な借入金をチェックするためにあるわけですから
政府が株主であることを言い訳に
借金がチャラにできるというのでは
何のために
貸借対照表があるのか分かりません
質問3
財政破綻の危機を回避するのにどのような対策があるのでしょうか
お答え
計画的なインフレーションを引き起こすことです
財政赤字の多くは国債によるものですから
日本の国内に計画的なインフレーションが起これば
国債の償却がかなりのところまで進みます
インフレーションを起こすことは不可能ではありません
大手の銀行が反対しているからできないだけの話です
質問4
財政破綻の危機を回避することができるのに
なぜ問題にするのですか
答え
インフレーションによる
財政破綻の解説は
その前提条件として多くの国民が
財政破綻の認識を共有していることが前提条件です
財政破綻の認識を
共有されていなければ
その解決案が前に進みません
質問5
財政破綻を招きやすい国債の利用方法というのがあるのでしょうか
答え
節約による方法が
国債の赤字を減らす有効な方法ではありません
国債は積極的に活用されるべきです
しかし一方で無駄な国債の発行があることも否定はできません
次のようなものは財政赤字の原因になります
1 重力加速器の設備
2 オリンピックの開催
こういうものは国民が直接経済効果を認識できにくく
財政破綻回避の邪魔になります
質問6
財政破綻が 現実的なものになるとして
具体的にどんな 状況になるのでしょうか
答え
いくつかのモデルが考えられます
最も分かりやすいのは
財政赤字に
比例して確実に貧困者が増えています
水道料金が支払えない場合
水道局は水道止める可能性があります
水道料金を支払わない人が水道局に殺到すれば
たちまち外国のニュースになり
国債の流動性の低い日本は
今度こそ IMF が乗り込んできて
財政破綻を迫られます
日本の国債が評価されていないことが認識されなければいけないと思います