私の心中にずっとおばあちゃんの家があり
母方の腰の曲がった祖母を思い出します。
たとえおばあちゃんがいない人でもわかる、
たとえおばあちゃんがいない人でもわかる、
万人の郷愁の中にいるおばあちゃんだと思います。
近現代だが都会との文明格差がはげしい。
おばあちゃんは電気も水道もガスもない
今にも崩れ落ちそうな家に住んでいる。
唖者(話せない)
深い皺がきざまれたあばた面に困った表情。
曲がった腰と白髪、陽に灼けて痩せた小さな身体、
汚れほつれた前世紀の着衣。
無欲で質素で文字通り虫も殺さず、
仏のごとく温柔。
ふしぶし痛むのに杖をついて
僅かな産物を町で売っている。
都会育ちの孫は、
都会育ちの孫は、
おばあちゃんにひどいことばかりする。
縫った靴捨てられ、瓶割られ、
縫った靴捨てられ、瓶割られ、
かんざし盗られ、夜中に起こされて
厠(かわや)の供連れにされ、
KFCが食べたいと言われて
さんざん苦労して水煮をつくったのに
そっぽむかれ、そりゃもうわがまま放題な目に遭い、そのたび悲しそうに胸に手をあてる。
その様子が
「ごめんな、ばあちゃんが悪いんだよ、ごめんな」
と言ってるように見えるのです。
哀愁漂う作品でした。
おばあちゃん役の方は素人さんです。
2002年作
🍀🍀🍀🍀🍀
私の父方の祖父母の話をさせて下さい。
私が9歳の時に田舎から
大阪に移住してきました。
祖父はおとなしい人でしたから
話をすることも少なかったです。
一緒にスーパーへ買い物に
行った時のこと。
エスカレーターが初体験の
祖母は乗る前に助走してから
飛び乗っていました。
そんな人を見た事が無かったから
私はおかしくて笑ってしまいました。
田舎にはエスカレーターが
無かったから怖かったようです。
しばらくすると助走は無くなりました。
ある日、お腹が空いたから
「ヤキソバ作って」
と袋麺を渡したら
汁だくのヤキソバが出てきて
「ラーメンとちゃうねん!!😤」
と捨てようとしたら
もったいないと祖母が食べました。
私は自分でヤキソバを作りなおしました。
お金以外のことは何でも言う事を
聞いてくれた祖母に申し訳なかったと
思います。
今夜のお祈りは
祖母への感謝をメインにします😅
ではまた(^_^)/~