高橋のブログ

不定期に..

【芸術家は必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだ!】

2020-03-31 21:07:38 | 日記
3月25日、ドイツのモニカ・グリュッタース文化相が述べた言葉だ。素晴らしい。

芸術家は音楽家のみならず各方面に多数いるが、例えば「音楽は人間にとって必要なのか?」という問いに対する答えにおいて、今回の文化相のそれは今までの多くの方々の答えより踏み込んでいる。

日本国内では例えば3.11の支援コンサート等でも「音楽を奏ででも、空腹状態が解決するわけではない。しかし我々(←芸術家)はこれしかないのだ」と演奏していた方の声を聞いたことがある。

人間の生命の極限状態では音楽は無力なのではないか?極限状態では音楽なんか眼中無し。目の前に食べ物はあるか?水はあるか?それが大事なわけで、音楽は極限から脱し、より極みというか文化的な生活を営もうという、
そういう状況の時になって初めて必要になってくるのでないか?とう論が一般的であった。

しかし、ドイツは「生命維持に必要なのだ」と述べた。芸術家を支援するとか、そんなレヴェルではない。生きるために必要なのだという声明。モニカ・グリュッタース文化相がどういう人だか知らないが、素晴らしい人だろう。

「芸術団体への助成金は一度取得すれば返済する必要はない」とグリュッタース文化相は強調。この声明にドイツ国民は特に反論はしていないようだ。

ベートーヴェン、ブラームスの国はさすがだなぁと思うと同時に、今の日本の大臣達に芸術を愛している人はいるのだろうか?とさえ思った。
小泉元総理や志位さんはクラシック音楽好きで知られている(志位さんはピアノ、ヴァイオリンも弾けるらしい)。

安倍さんとか麻生さんは音楽、美術には興味がないような気がするが...。
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