横浜商科大学高校に名称変更になってはじめての体育祭。
正直スポーツやる気なし。
早い話が陸上競技などは特に関わりたくなかった。
しかしどの種目かに参加しなければならない。
１００ｍ走にした。
結果全然ダメ(笑)。
体重がついているのもあるが気持ちが全くダメ。
14秒後半になっていると思う。
1500mにしておけばもう少し早かったとは思うが
ようは三ツ池朝練を思い出したくないのだ。
しかし
そんな憂鬱な気分を飛ばしてくれる奴がいた。
同じクラスの大谷光夫である。
どうみてもアスリートではない、運動神経も良くない。
得意なのは駄洒落だけだけという変わった奴だが
1500m走に参加した。
スタートと同時にいきなりトップに出た！。
「大谷がトップだ！すげえ！」
すごい速さだ。
うちのクラスの声援もすごい。
だが何のことはない、一周する前に失速。
どんどん落ちていき
5週目は完全にひとりで周回遅れ(笑)。
声援は爆笑に変わった。
「とにかく目立ちたかった。あんなにきついとは思わなかった」
と終わった後の大谷の弁。
のちの湘南空手道連盟村田塾 立ち上げの最大の功労者になる
ハデバデしい大谷のデビューだ。
