宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

演劇集団よろずやの顔合わせでした

2022-08-17 07:07:00 | 演劇・舞台
チラシの新作すら3年ぶり。
オンラインじゃない顔合わせは何年ぶりだろう。そんな懐かしくも楽しい稽古の開幕日。

撮影の時にキャストさんに会うぐらいで
あとは自室でデザインをこね回し、
LINEで打ち合わせが進み、
オンラインで入稿でき、
チラシが仕上がったら直接劇団宛に届く。

コロナより前から人に会わない仕事を先取りしてきた宣伝美術部門。在宅ワークも3密回避もバッチリです。

でもですね、会わないとどんどんデザインが下手になる気がします。
こうやって顔合わせに参加できて皆さんの意気込みというか英気を掬い取ると、パンフデザインがまた楽しみになるものです。

老兵に片足の小指突っ込んだぐらいの絶妙な位置。まだ大御所じゃない、若手でもない。
なら泥臭く走り回って淡々と作るのみ。

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意味合い

2021-07-07 16:20:00 | 演劇・舞台

先日は演劇集団よろずや「青眉のひと」のパンフレット撮影にお邪魔してきました。


撮影の合間に稽古を見ていたら、演劇のナマモノたるところを感じました。

再演で何度も観たはずのシーン。そのシーンの意味が、全く変わって見えたんですね。

前回観た時は数あるうちの1つのシーンでしたが今回は間違いなく三本の指に入る場面になると思います。

他の見守る人も心なしかじっと見入って(聞き入って)いるように思えて、そういえば久々に関われてる舞台の醍醐味ってこういうところだよな、と。


どうか無事に幕が上がり、無事に幕が降りますように。

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木材高騰と舞台

2021-05-10 11:00:00 | 演劇・舞台


「ウッドショック」で検索するとニュースがたくさんヒットします。

そもそも今は感染拡大予防のためほとんど舞台は中止されてますが、いずれ再開できる日が来たとしても次の問題として残りそうです。


SPF材の価格が今で2倍?3倍??

荒材も??


個人的に作業に使ってるデスクを新しく作り直そうとしたのですが、木材が高くて断念してますがどうやらこのせいでした。道理で。

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本番終了!

2017-11-27 17:38:31 | 演劇・舞台
先月今月とも本当にブログの更新ができない日が続きましたが
取り急ぎEVENT-STATION. sta,35「皇神」の本番が無事終了となりました。
突然自分の時間が思うように取れない10月、11月になってしまい
このまま宣伝美術を継続できるか、または新しいやり方を模索するかという日々でしたが
おかげさまで今回も形にすることができました。
いつまでも今までのまま続くのが当たり前な物なんてこの世に無いですね。実感。
次回以降は通常体制に戻れる見込みです。
物を作れる楽しさ、面白さはまだまだ辞められません。

それと、FUJIのX-T20もテストながら舞台撮影してみました。
一言で言うと舞台撮影ではものすごく良い部分と、ちょっと困る部分が同時に現れるカメラでしたね・・・
このクセをうまく押さえ込みつつ活かせたら、悪くなさそうです。
同時に、今までは当たり前だと思っていたNikonの素性の良さを思い知りました。
道具は大事。もっと色々試してみます。
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吸い込んだもの

2017-08-03 14:15:19 | 演劇・舞台
今年はお芝居の稽古見学に行く事が減っていたんですが、
久しぶりの見学で追いつけなさというか、自分の感覚がかなり鈍っているのを思い知りました。
僕は宣伝美術であって役者ではないので
稽古場に行っても何かを練習をする事はないのですが、
見学とはよく言ったもので、
ずっと見学するうちに自分の知らぬうちに見て学んでいたんだと思います。

そういえばインタビューで確か合気道〇〇流の師範の方が
「自分は何も他の人と比べて強いとか素質があるという事はなかったが
とにかく稽古を休まなかった。必ず稽古に来た。僕はそれで師範になれたんだと思う」
というような事を仰っていたのを思い出します。
謙遜なのか、もっと深い意味を持つのかはともかく、
その場に居る事はとても大事だなと。
その場の空気って何だかわからないけど確実にあるなと。
色々なものを気付かないぐらいたくさん吸い込んで今の自分があるなと。
自分が役者になるわけじゃなくても見ていて色々なものを得ていたな、と。
なんだかそう思いました。
また見学に行こう。
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第9回奈良演劇祭が無事終わりました

2017-06-01 17:02:29 | 演劇・舞台
もう9年続いてるんですね。今年も参加させて頂きました。
僕は第1回から丸々参加していたわけではなく、
時にパンフレット製作のみで参加したり
チラシパンフ製作と舞台撮影までひっくるめて参加したり
舞台撮影だけを担当する年など
その年の事情(やりたい人がいる時は譲るスタンスで)に合わせながら参加してきました。

とにかく身近で舞台に関わる人たちが集まる場なので
チラシを作るにも写真を撮るにも彼ら芝居陣の指標のひとつになるように作ってきました。
印刷予算はかなり安めです。おそらく他の劇団さんが作るチラシと変わらないです。
そのなかでも出来る事は何か。
凝った加工をするのではなく。高いフォントを使うのでもなく。見た目の派手さもなく。
年々修整し続けてる地図だとか、同じ予算内で年によって違う印刷を使ってみたり、
折り方を変える事で袋状に使えるパンフとか、
「どの劇団でも出来る仕上げ、工夫」を毎年当たり前に見慣れてもらう為にと作っています。
ここまでは誰でも出来るんだ、自分もここまでしていいんだ、とそれを感じるデザインに。

舞台撮影は徐々に道具を入れ替えてきました。
奈良演劇祭は主にリハーサル撮影ができないため本番ぶっつけの撮影になります。
そのため臨機応変の撮影ができるように2台体制になったり、
どんな舞台であっても収まるよう最後列から望遠撮影に。
また、カメラのすぐ隣もお客様が座る事が多い(カメラブースがない)ので
音が小さい機材に変えつつあります。
が、これは必要にかられての事。
カメラ屋さんでよく見かけるWズームレンズセットのいわゆる入門機でも十分撮れます。
奈良演劇祭を撮って下さるという方が出てきた時は基本ウェルカムです。

来年は何が変わるのか。何も変わらないのか。僕はとにかく作って撮りたい。シンプルです。
第10回奈良演劇祭もよろしくお願いします。
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インディペンデント16 トライアル

2016-06-29 23:13:30 | 演劇・舞台
はい、先日観てまいりました。
インディペンデントシアターのひとり芝居、トライアル枠の三次審査です。

ちょうど7月にひとり芝居に関わってますから、完全に我が身気分で観ました。
一人という難しさ。
たとえどう失敗しても立て直すのは自分。
お客さんをつかむのも自分。
客席から演者さんの心の糸が見えるかのような気持ち。

一人芝居はやはり緊張感が濃いですね。
11月にも本戦があることですし、内容については割愛します。
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演劇集団よろずや 第25回 20周年記念本公演 「青眉のひと」

2016-03-29 11:09:45 | 演劇・舞台
演劇集団よろずや 第25回 20周年記念本公演 「青眉のひと」

先週末をもって東京・大阪公演の全日程が無事に終幕しました。
少しの手伝いはしましたが基本見守るだけの僕はほとんどお客様状態。
2010年版のお手伝いから足掛け6年、
何百回のシーン稽古とほとんどの本番を見続けたわけで
ほとんど追っかけファンみたいなものです。

その6年で自分が作るものも作るにあたってのスタンス(気持ち)も
大きく変わりました。6年というと小学生が卒業するぐらいの時間。
3度の再演の間だけでもキャストも8割が入れ替わり、演出もどんどん変わりました。
一方デザインは初回(再再演のもの)を大変気に入って頂き
以後も基本変えないで欲しいとありがたいお願いを頂き、ベースはそのままです。
しかし見えない部分をどんどん調整してあります。ちょっとずつですが磨いています。
新しくするだけなら簡単です。
それを如何にして、前作を崩さず活かし続けられるか。
地味な作業だけど難しく、大切なことでもあります。
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良いとは?

2016-03-24 00:33:36 | 演劇・舞台
良い作品ってなんだろう。
とですね、真面目にフッと考えることがありまして。
デザインの?それとも舞台の?そのどちらともつかず考えてまして。

即物的に言うなら、例えば良いデザイン(僕の場合は良い演劇チラシ)は
お客さんを呼べる事。
それも依頼者さんが観て欲しいお客さんであり、
逆にその舞台を観たいであろうお客さんを呼べる事。
そのために目立つのであったり、話題に上ったり、一部の人に「刺さる」事。
だとします。
例えばそれがひとつなんですけど
そうじゃなくても良いデザインってあるよなー、それってなんだろう、って思うんです。
好きな物を作る事?
時間をかける事?
すごいって言われる事?

どれをとっても、そうでも「良い」し逆でも「良い」ですね。
良い作品ってなんなんだろう。

そしてもう一方、良い舞台ってなんなんでしょうね。
考え始めると止まんないですね。一生かかりそう。

いよいよ今週末は
演劇集団よろずや第25回本公演「青眉のひと」大阪公演の本番です。

良い作品とはなんだろう。
僕はこの舞台が本当に大好きで、再演を4年間心待ちにし続けてきました。
良い作品とはなんだろう。
自分が出演する訳でもないこの舞台を知人にプッシュして、何人か観に来てくれる事になりました。
良い作品とはなんだろう。
世の中にはもっとすごい舞台もあるだろうし、人の好き嫌いが分かれるのが舞台作品。
でもいい。
「自分が好きだと思えるもの」を人に勧められなくて、デザイナーなどやってられるだろうか。
100%が存在しないのがわかっていても楽しみなもの。デザイナーとして100%以上の力をかけたくなる作品。

うん、分からないな!それでいいじゃない!
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東京公演を終えて

2016-03-14 16:42:49 | 演劇・舞台
演劇集団よろずや 第25回本公演 「青眉のひと」
東京大阪2都市公演のうち東京公演を日曜日に無事終え、帰ってまいりました。
日帰り、なかなかにツラいですね。新幹線に酔うぐらい身体に来ますね。
日本中飛び回っている営業さんたちはすごいんだなあ・・・

いよいよ来週末は大阪。残りの製本作業を早めに終えて
純粋に本番を心待ちにしたいところです。
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