宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

FRINGER FR-FTX2 [電子マウントアダプター]導入

2024-04-02 17:23:00 | カメラ話

今日はカメラの話です。

長年買うのを迷っていたパーツがモデルチェンジしたのを機に購入しました。

この商品はフジフィルムのミラーレス一眼カメラにニコンのレンズを搭載できるようになるアダプター。マウント径を合わせて繋ぐだけでなく電子接点も変換して繋ぐタイプで、AFも手振れ補正も使えてEXIFも記録可。

その代わり高価で無理やり繋ぐため不具合も多かったのですが、今回新モデルのレビューが軒並み高評価だったのでついに導入しました。


結論、かなり使えます。


ポイントは

・富士フイルムXマウントの前はNikon Fマウントユーザーだったので使いたいレンズが眠っている

・現状Xマウントのラインナップに望遠ズーム域のF2.8通しがない、近い性能のものも高価

・標準域の明るいズームも焦点距離ほか性能がイマイチ(サードパーティ製は動作があまり良くなさそう)


室内でササっと動作確認したレベルですが自分の手持ちは全て動きました。前モデルでまだ対応されていなかったマイナーレンズも対応済。しかもかなりコンパクトになっていて邪魔に感じません。


動作したレンズはニコン純正、タムロン、シグマのやや古め(2005年から2015年あたり)のAFモデル。古くとも性能は十分。


安価ではないけれど、安いレンズ一本分の値段で手持ちのレンズ数本が全部使えるようになると考えれば安い。


ただしAF性能はカメラ本体(X-T30II)に準拠のためNikonの時のビタっと合う感覚は無いです。X-5とかだと違うのかも。


さて暗所ではどうか?安定性は?音は?

次の撮影が楽しみになる機材増補でした。

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新たな悩み

2023-09-13 08:51:00 | カメラ話

まもなく次のパンフレット撮影が始まります。

パンフレットはチラシより撮る人数が多く、数日に分けて撮影することが大半なことから最近出てきた悩みがあります。

それは自分が体調不良になったら撮影が止まってしまう問題。

自分の場合カメラマンは替えがほぼ効かないので、撮影はアキレス腱なのです。

自分の近くでも体調を崩す人が出ていて人ごとではありません。

祈るような気持ちで撮影週間を迎え撃つ。

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Fujifilm X-T30IIの要注意設定

2023-05-06 15:26:00 | カメラ話

X-T30IIの設定を変えたところ予期しない動きになり困ったのでメモを残します。


先日いくつか設定を変えたところ1枚撮影する毎にかなり待たされるようになり(1秒近く)、全く使い物になりませんでした。


RAW保存や長秒時ノイズ低減などならある程度は遅くなる想像が付くんですがそれではなく、しばらく元に戻す事ができませんでした。


原因はまさかの明瞭度フィルターで、調整値を0にすると戻りました。


気づいたのが仕事の撮影でなかったのが救いです。検索したら一件それらしき記述がありました。騒がれていないのはマイナーな事象なのか、あまり問題になっていないのか。


長年カメラを触っていますが昔なかった新機能が逆にアダになる事はあり、この点は最新機種より多少古くともしっかり手に馴染んだ機種が確実な撮影に繋がり得ます。

最新技術と使いこなしとの天秤。

結局古くてもマイナーでも自分が撮りたいものが撮れるのが良いカメラ。そのためにはこのX-T30IIも早く使いこなさないといけないな。

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カメラの買い替え

2021-12-16 07:24:00 | カメラ話

今日はカメラ機材の話です。


手持ちのFujifilm X-T20X-T30IIに入れ替えました。

Fujifilmのカメラは世代が違っても見た目がそっくりで、詳しくない人は入れ替わった事は恐らくわからないです。中身は別物ですが。


この機種の発売前には、現行のX-T30の次はセンサーなどを大幅刷新したX-T40」が出るのでは?と一部で期待されていました。

が、残念ながらX-T30とほぼ変わらないハードウェア構成でわずかに改良しただけのX-T30 II」が出るとわかってユーザーの期待が萎んだ経緯があり、また同時期前後にNikon Z9CANON R3Fujifilm GFX50SIIなど人気機種が重なっており(私見では)数が売れない不人気機種になるかなと見ています。


それでも自分がこの機種を買った理由はこんな感じです。


・軽さ重視

・本体ストロボ必須(外部ストロボ同期用)

・年内に買いたい

・常にすぐオートに切り替えできる

・解像度は現状のX-T20でも十分

PD給電でモバイルバッテリー撮影できる


X-T20から進化した点

・暗所でカラーバランスが崩れにくい

AF精度と速度が上がり35mm F1.4が実用できる

・タッチパネル含め各操作反応が速い

USB Type-C 3.2 Gen 1端子になり外部バッテリー接続やデータ転送がやりやすくなった


残念な点

・現状シルバーしか発売されていない

・センサーはX-T30と変わらない(X-T20からは進化している)


黒のX-T30IIが発売されたり新センサーのX-T40が出るまで待てるなら絶対そっちを選んだんですが、今年買いたかったので現状手持ちのレンズも考慮するとX-T30II一択でした。


マイナー機X-T30IIは裏を返せば熟成しきっているので、そこはいいところですかね。

まずは道具として使い倒します。

マイナー機どんと来い。

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絶対なんて

2020-07-23 16:02:00 | カメラ話

絶対

最近、絶対が無くなってしまいました。

いや今までだって無かったはずですが一層無くなってしまいました。

緊急事態宣言、濃厚接触、市中感染、または発症。自分には絶対無いと言い切れないものが目の前に一気に、ゴッソリ増えました。


僕は舞台スタッフの中でも割と稽古場に現れない人々のひとつ、宣伝美術とカメラマンをずっとやってきました。

今はコロナウイルスの流れで身辺の公演があらかた延期や中止されていて、長らく舞台関係者さんとお会いできていません。

(市中感染の可能性はもちろんありながらですが)関係者さんの誰とも会わないなら自分は舞台クラスターの可能性だけはゼロなわけです。


宣伝美術は要はデザイナーなのでテレワークが可能です。対面せずメールやネット会議で打ち合わせしてネット入稿して先方宛で仕上がり到着。不可能では無いし何回かやっていることです。


ただ、撮影はその場に行かないわけにいかない。

しかも(今はともかくとして)普段は同時期の掛け持ちも当たり前の仕事です。


となると今後本格的に舞台が動き出した時、公演ABでクラスターを媒介しない保証がない。

Bからもお声をいただいたとして、自分は大丈夫であると保証できない。それを言い出すとAの時点で誰かからもらわない保証もないですが。

となると掛け持ちを自粛するのが良いのか?違うのか?

カメラマンはどうあるべきか?


そんな脳内会議してますが結論が出ません。まだ動いてもいないものを心配するのは早いでしょうが、動く前に考えておかないとなのと、こんな情勢ではいやが応にも頭をグルグルしますし。


いま世の中の仕事は皆このジレンマと戦っているわけで、経済活動全てを止めるわけにはいかないし自分もいつかは活動再開するだろう、けれど、治療法が確立するまでは?うがい手洗い消毒マスクディスタンス換気、、、

結局僕たちはやれる事をやるしか無い。


しかもやれているかどうか(安全か否か?)が目に見えないのが不安。

これが僕は大きいですかね。


安全性を可視化できないかなあスマホとかで。分かってる、無理だよな、僕もそう思う、未だ人間は無力だ。


やっぱりやれることをやるしかない。

あと、人ごと感覚にならない。

正しく怖がるというのも併せて。

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X-T20で花火を撮影する

2019-08-04 10:10:31 | カメラ話
夏の定番ですが、FujifilmのX-T20で花火を撮ってきました。
レンズは本体付属のキットレンズで、普段使ってるごく普通の三脚に乗せて。
買い足した持ち物はケーブルレリーズ1本(700円ぐらい)だけ。
必要最小限のお気軽花火撮影セットです。

ここに載ってる画像は撮って出しのjpegをトリミング処理だけしたものです。
生駒どんどん祭り 2019年8月3日 にて撮影
すべてX-T20、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS、ISO200、AWB


55.0 mm 17.0 秒 (f/18.0)


48.4 mm 14.0 秒 (f/18.0)


48.4 mm 18.0 秒 (f/18.0)


48.4 mm 19.0 秒 (f/18.0)

フォーカスは無限遠で固定、シャッタースピードと絞りは手動で固定(世に言うMモード)。
思ったより花火で周りが照らされるのでもっと感度を下げないと白とびすることがありましたが
このカメラはISO200が限界なので仕方なしです。ものすごく明るいもの以外は十分写りました。

うっかり画像をSサイズで撮ったんですがこれなら十分ですね。
次回はLサイズで撮ってみよう(笑)!
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久々がカメラの話

2019-03-05 13:54:59 | カメラ話
NissinのMG80が発表ありました。2019年の夏。
良いものですけど。いやあ、出るのが遅すぎた。
MG10のときにこれが出ていたら買ったんですけどね。
今は(個人的に)ストロボにお金をかけるフェーズじゃなくなった、プラス
先代のMG8000が一番欲しいちょうどいいスペックだったのに
コマンダー機能まで乗せてしまって。良いものだけどいくらするのかなあという印象。
ストロボ関連は中国のメーカーに価格破壊と技術の代替わりを同時に起こされてしまった感ですが
このぐらい盛り込んで高価格帯にいかないと存続が難しいんでしょうかね。
安くて壊れず性能も良いものを作ってばっかりと企業は保たないし、難しいなあ。
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SIGMA10-20mmF3.5の調整

2019-02-06 18:58:32 | カメラ話
今日はカメラの話です。

シグマのレンズを調整修理する為、1月末から工場に送っています。ちなみにシグマの工場は福島県にあるんですね、奈良からは遠いなあ。

入院させてるのはSIGMAの10-20mmF3.5という、手持ちの中では一番広い範囲を写せるワイドなレンズです。
10mmから20mmとなるとあまり使わないレンズ域かと思いきや・・・節目節目でご指名されるレンズです。広角なので視界端いっぱいまで写し切る能力、と、強調される遠近感が持ち味。
広角を綺麗に写す能力の高さで言うならカメラのボディをフルサイズ機に買い換えるのがベストなんですが、僕は写真が主目的ではなくあくまでデザイン素材を作るための道具という位置付けなので、今のところフルサイズに行かずニコンのDX機を使ってこのレンズで撮ってます。
今調整してるということは、つまりもうすぐこのレンズを使う撮影があるということです。望遠より広角が大切な撮影です。

調整は2、3週間かかるとの事。
いい具合に調整されたらいいな、楽しみ。
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演劇集団よろずや 第28回本公演「オー・マイ・リョーマ」撮影感想

2018-05-30 15:48:26 | カメラ話
先日無事終演しました。今回もお声を戴けた事に感謝です。
今回は宣伝美術全般と舞台撮影とで関わりました。
若手公演トランス以来、チラシやパンフの撮影も一括で担当。
チラシは一見地味な仕上げながら、幕末当時の湿版写真を再現するのをテーマにデジタルで試行錯誤。
パンフレットも「当時の写真」をそっくりに再現するのをテーマに色々やりました。

それぞれ楽しんでるんですけど、今回ひときわ楽しかったのが舞台撮影。
今回のお芝居は尺が90分とやや短めながら、シチュエーションコメディとあって人物があまりじっとしてません。
皆さん舞台上を歩く走る動く。
應典院さんの舞台は客席からかなり近いので遠くからゆったり撮るわけにはいかず、
カメラを左右に振り回し、こちらも動いて追っかける。そしてガンガン撮る。ちょっとしたスポーツでした。

そして、本撮影はいつもNikon D7100で撮りつつ昨年末手に入れたFujifilm X-T20も実地テスト。
機体の軽さはとても有効でした。キットレンズながらF2.8始まりの描写もなかなか。高感度性能も高い。
ただ、機器としては良いけど最後は制御ソフトに課題が残りますね。クセが強い。Nikonの素直さがよくわかります。
来月奈良演劇祭、いよいよX-T20も実戦投入。期待。
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意のままか?

2018-05-01 17:50:55 | カメラ話
素材撮影用にしばらく試しているFujifilmのX-T20ですが
現代的な高感度耐性とかAUTOレバーや発色の良さは良いなと思う反面、
舞台撮影にはかなり難しそうな印象(まだ実戦で使っていませんが)です。

大切な性能である「撮影レスポンス」がいまいち鈍いからです。

とりあえず測距(+露出測定)できて、ピントが合って、シャッターが切れる。
その時間がいまいちバラバラなのですね。
どうしてもNikonに敵わない。

素材撮りでも人物に合わせたはずのピントが後ろの壁に抜けたり、
シャッターが渋ったりがちらほらと見られました。
普通の撮影ならシャッターを押し直せば済むんですが。
舞台ものは撮らなければいけない瞬間を過ぎると撮る意味がなくなるので結構気になります。
発色はFujiがNikonより断然ドラマティックで、舞台向きだと思うんですけど
確実性が低くてあくまでサブカメラの枠を出られないなあと感じます。

6月の奈良演劇祭でカメラを二台体制にできたら比較しやすいと思ってます。
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