宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

個人的にX-T20で良かったと思えた事

2018-04-18 23:39:06 | カメラ話
X-T20はちょっと変わった設計のカメラだと思うんですが、
小さい違いではあるものの自分の用途にフィットしていて助かったのがこれです。

AUTOレバー。意外とこれが、無かったんですよ。

だいたいどんなカメラでもメニューの中などでAUTOモードにできるですが
X-T20はレバースイッチなので、一瞬で、強制的にAUTOにできます。
これは大きい。

僕の使い方だと
よくあるのは演劇の稽古場の隅で、
無線ストロボを使ってマニュアル設定で人物撮影をしていて
撮影の休憩中にふと演技練習をしている役者さんを撮りたくなると
従来は撮影モードを変えるのにいろいろと設定を変えなければならず
かなり時間がかかったのが、X-T20はレバーで一瞬。

もっと嬉しいのが、一瞬で元の設定に戻れる事。すぐに人物撮影に戻れる。

この、「元に戻れる」が従来特に難しかったんです。
シャッタースピード変えたっけ、
絞りは、モードと数値は、
ISOは触ったっけ、
フォーカスモードは、
ストロボの発光は、
画像サイズは、

これらを元に戻すのがどんなに大変だったか・・・
(CUSTOMモードに登録しておくにしてもこれはこれで難しい点がつきまとうので
僕はあまりCUSTOM登録を使っていません。特に「さっきの設定」に戻るのとは根本的に違うので。)

この点だけで見ても宣伝美術としてはとても良いカメラでした。
いや、他の宣伝美術さんにはそれぞれのスタイルがあるものですが、
とにかく僕にはすごく便利な機能でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

始まりはいつも

2018-04-10 11:48:02 | カメラ話
演劇集団よろずやさんの5月公演のパンフレット、撮影開始しました。
レイアウトは7割決めぐらい。写真次第で臨機応変。
いつもこんな流れなので、写真が大きなウエイトを占める事が多いです。
今回から機材をいくつか更新したところなので様子を見ながらですが滑り出しは順調。

撮影が終わってから楽しみなのが、今回から使う事になる新しいフォント。
今年の自分的一大ニュース、ネットフォントの使用開始です。
いやーとても便利。ちょうど作りたいテイストが手持ちのフォントになかったのですが
ようやくというかやっとというか、ちゃんとした書体を使うことができるようになります。
続いて6月に訪れる奈良演劇祭とともに楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

X-T20で桜

2018-04-01 09:44:40 | カメラ話
散歩にFujifilm X-T20を持ち出して桜を撮ってきました。
レンズキットの18-55mmレンズのみ、撮ったまま補正無し、縮小のみです。


太陽の方向を向いて逆光で。フレアやゴーストは無いですね。
補正はオートに+2/3。
ピントも気持ちよく合っていて、シャープネスが自然なのがありがたい。
白飛びも無理なくつながっていて優しい雰囲気に写りました。最近のカメラはすごい。


水路をバックに。
露出は絞り優先で+1/3。


緑とか桜色とかがとても奇麗に出ますね。
最近のセンサーは他社も同程度の水準に進化しているはずですが
それをどのぐらいの色として画像化するのかで差がついているようです。
露出は絞り優先で+1/3。

Nikonは正確な色、fujiは奇麗な色。
どっちもそれぞれいいところがありますが、
道ばたの雑草を撮って「ああ、奇麗なんだな」と発見できるカメラがFuji。貴重です。

なにより、X-T20は小さくて気軽。威圧感がない。
連れ出そうとするにあたってこれも大事な機能。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜の時

2018-03-14 22:45:57 | カメラ話
3月になったと思ったらもう折り返し。早くも桜の開花が近づいて来ました。
二月は逃げる。三月は去る。ほんとですね。

紆余曲折あってLUMIX GX7をフォーサーズマウントごと手放し、
手に入れたFujifilm X-T20が一回目の春を迎えます。
最近は忙しくなった事もあって写真欲はあまり強くないですが
このカメラで撮る春はちょっと楽しみだったりします。
目で見た通りに写すと言うよりは現実より奇麗な画を残すという噂が多いFuji。
実際使ってみて、撮るのが楽しいカメラです。
操作方法の癖は強烈なので覚えるまでが大変でしたがようやくなじんできました。
仕事道具にはまだ難しいけれどおもちゃとしては最高。そんなカメラ。
まずは楽しい、これってすごく大事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞台撮影と宣伝美術の観点から見た、Fujifilm X-T20 所感

2017-09-19 20:03:43 | カメラ話
暗所撮影_画質
かなり良い。ISO3200は楽々クリア。
僕の使い方ならISO6400でも合格のすっきり感で撮れました。
その「使い方」とは僕の場合舞台撮影を指します。
Fujiのカメラはノイズ処理にちょっとクセがあって、
ノイズを消しすぎるというか、特に黒を全くノイズ無しにするようなきらいがあります。
で、今のところですが、わざとノイズ処理を一段階緩めてます。
ちょっとざらっとさせて画を保たせる方が自分の性格に合いそうな。
これもどっちがいいかはしばらく探る事になりそう。
実際の舞台でAFが強いのかどうか。
感触はLUMIX GX7に劣らないんですが実地テストが待たれます。

フィルムシミュレーション
スタンダードの設定だと通常の撮影では影がガツンと締まって綺麗に見えるようなトーン
(PROVIAの場合)なんですが、人物の肌色にはちょっとコントラストが強いかも。
試しにシャドウトーンをゆるめたり色々テストしています。
果たして別のフィルムモード(ASTIAとか)からシャドウを強めにした方が結果が良いのか?などは
これから長い時間かけて遊ぶ(試す)事になります。
基本の性能はしっかりしているので、あとはどんな使い方をするかを人間が選ぶ感じです。
プリセットが何種類かあるというのをフィルムの名前に例えられるのはFujiの強みかな。
あと、自然に記録するNikonに対して「良い画」を描くのがこのX-T20だと思ってるので
あまり気にしてません。

手ぶれ補正と噂
おそらく、Fujiは次モデルあたりからボディに手ぶれ補正が内蔵され始めるのでは?と噂があります。
果たして買い控えするかどうか、ですが、結局は今ある機材が使いたいと思えるレベルなら今買うべきかと。
それで購入に踏み切りました。
ボディにはないとはいえキットレンズなどのレンズ側には手ぶれ補正がついています。
室内で撮ってみたところ、確かに気を抜くと手ぶれが出ました。
ただ、Nikonもボディには手ぶれ補正ついてないんですが、レンズの補正力が大変良いので
ほとんど手ぶれで困る経験がありません。つまりはFujiのレンズの手ぶれ補正が弱めなのではと感じます。
NikonのVR(手ぶれ補正)が2型に進化したように、将来Fujiの補正も進化すると良いですね。
ただし、現状でも実用範囲内にはあると感じます。
X-T20はシャッターショックがとても小さい事やレリーズラグが割と小さいのも歩留まり改善に繋がるかと。

2本目のレンズ
多くの人はキットレンズXF18-55mmの次は単焦点に行くようです。
順序はどうであれ、僕の次はおそらく55-200mmになりそうです。
それは舞台撮影があるから。
よく使う200席前後のホール規模で客席最後列からだと200mmぐらいは欲しい。
かといって望遠であれば良いというわけにはいかず、55mm始まりも必要となる事が多いんです。
自分が毎年担当するホールのサイズが、55mmぐらいでないと舞台の端々が収まらないので。
意外と、舞台全体を撮る必要ってあるんですよね。望遠性能だけじゃなく。
となると100-400mmとかではちょっと望遠過ぎて困るし、第一高価なので後回し(買わないとは言っていない)。
宣伝美術の関連で屋外ポートレート撮影とかがありそうなら単焦点もそのうちに・・・

人工光源の再現性は?
これが最後の砦。果たしてどう出るか、まだわからずで購入に踏み切りました。
僕は舞台を撮ることが多いので、日光で撮れる機会はとても少ないです。
舞台の照明は生明かりと呼ばれる電球灯体がまだメインを占め、最近はミックスでLED灯体が混ざります。
なにせお店では分からないし、家でも試せないし、それを撮影してWEBで公開する人も少ないので未だ未知数。
蛍光灯環境ではちょっと苦手な印象。さてさて、舞台の色はどう出るかな。
色飽和しなければ一番嬉しいですけど。

電子シャッター
演劇の本番撮影に必須の無音撮影、できました。
ただし、特定の条件でシャッター以外の音が鳴ります。
自分は今のところキットレンズしか持ち合わせていませんが、
絞り値を開放以外にするとシャッター半押しでレンズからカタっと小さい音が鳴ります。
おそらく完全マニュアルレンズではないので、電子的に絞り値を定めておいて
撮影寸前に絞り羽根が動くのかと。
これは完全な無音が欲しい時には気をつけないといけないですね。
しかしどのみちシャッターと絞りが無音に出来たとしても、
シャッター数値を変更するとかだと必ず設定ダイヤルを回す小さい音が入ってしまうので
ある程度以上はあきらめるところです。
無音を優先するならいっそ液晶上で調整操作を完結させてタッチショットにする方が良いのかも?
演劇でそれをやってしまうと暗転時に光害が出るのでNGですけどね。

しばらく日常で使ってみつつ11月の末には舞台をテスト撮影予定。
色々書きましたがX-T20はかなり楽しみな感触です。

まずはX-T20がちょうど入るバッグを探さないと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

撮影機材更新

2017-09-10 18:16:47 | カメラ話
ここしばらく考えた結果、撮影機材を更新しました。

Limix GX7と周辺レンズを全廃止。
Fujifilm X-T20を購入。

世間的に普及してきたフォーサーズマウントから
「超」をつけても良いぐらいのマイナー機種への鞍替えです。

撮影の主力は引き続きNikon。かっちりした撮影はそちらにおまかせ。
Nikonのサブ機としてどんな選択肢があるかを一通り考えたところ
現状GX7は「まじめに写るが全然面白くない」「画質もそこまでではない」という大問題を抱えていたので
とりあえずまじめに写る点はNikonにその役割を任せることにしました。

さらにGX7は
フォーサーズマウントの小ささ軽さは僕にとってそこまで重要ではないというのと
明らかに暗部再現性の限界が見えていたこと(暗いと色があるのかないのかはっきりしない)
ホワイトバランスを含めて露出や色乗りのバランス、フォーサーズレンズの描写など、
つまり「写り」も70点は取ってくるけどどうにも印象が薄い。
撮影後の処理はむしろ得意なので、GX7の画像を80点に処理するのは可能ですけど
違う、そういうのじゃない、なんいうかしっくりこない機種、という印象です。

ちょうど以前からFujifilmのX10という、これまた
今時持っている人を捜すのが難しいぐらいのマイナー機種を使っていたので
Fuji独特の挙動(小難しいので評判は良くない)には慣れているのと
Fujiの色合いは確かに楽しいのを知っているのでX-T20にしました。
舞台の本番撮影では必要となる電子シャッターもこの機種ならあるし
モノクロの撮れ方がすごい(後処理で作れないような味わいのトーンが撮れてしまう)とか
飛び道具としては有りだろうと。

一言でまとめると、

良いおもちゃを買いました。
ですかね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

環境すごい

2017-08-07 18:00:37 | カメラ話
今やカメラを使うのはスマホを使うのと変わらないぐらい簡単な事じゃないか?と
昔このブログに書いた事があった気がしますが。それを目の当たりにしました。
先日、嫁さんの実家にお邪魔した時の事。
何でもその日お祭りの花火があがるんだそうで、
それが近所の田んぼのあたりからすごく綺麗に見えるんだそうで。
穴場というやつですね。
もうすぐ上がるから観に行こうーって
そこまでは普通だったんですね。

あっという間に出てくる出てくる、妹と兄とお父さんで一眼レフとミラーレスが計3台。
お父さんはミラーレスで映像記録。
妹さんは去年親戚にもらったばかりのエントリー機種にキットレンズながら、
すでにマニュアルモード固定だしピントMだしバルブ撮影も理解済。
お兄さんなど、花火撮影の最適解ではないかというNikonの某機種に電子レリーズまでセット済。
もちろん全員しっかり三脚あり。
みんなやりだすと凝るほうで、とは聞きましたけど
ここまでやりながらカメラはメイン趣味というわけじゃないそうです。うはー。
年一回あがる花火にここまで、しかも一家揃って楽しむのはとても良い環境ですね。
ええもちろん綺麗に撮れてました。

いやーそれにしても良い刺激もらいました。
色々カメラの話も書いてますが、僕は割と旧機種使いですので・・・
ちょっと欲しいなと思ってた新しい機種がまた気になり始めたり(笑)。これもひとつの刺激。
僕はというと今年は何も持たずお邪魔しました。来年は僕も花火ガチ撮影セットを持って遊びに行こう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脳内会議中

2017-07-20 17:13:00 | カメラ話
今週末は子どもミュージカルサークル クラップクラップファンタジーの第2回自主公演の舞台撮影です。
ISTAホールが自身初なのと本番撮影なのとで、使う機材をどれにするか脳内会議中。
距離、演技スペースの幅、明るさ、作動音、確保できる撮影場所などで組み合わせが変わるのです。
割と人数の多い集合写真も予定しているのでそれも頭におきながら。
2回目の自主公演とあって盛りだくさんな内容。
まずは現地リハーサルでテスト。楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リハーサルへ

2017-07-14 19:00:01 | カメラ話
奈良演劇祭にも何度か出演していただいている
子どもミュージカル CLAP CLAP FANTASYさんから舞台撮影のご依頼があり
日曜日にリハーサルを見学しにいく事になりました。
ダンス系の撮影は動きがあって追いつくのが大変ですがとても楽しい撮影です。
先日撮った劇役ユニット:サンリズムさんの静かな演劇とは真逆の題材。
本番はどの機材でどう撮るか、リハーサルも参考に今から脳内会議です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花粉が減ったので

2017-04-23 09:59:31 | カメラ話
ようやく外を歩いても大丈夫な季節になりました。
先日お邪魔した劇人のお花見会は花が咲いてなかったので
2017年は桜を見られないかな、と思って出かけたら。


近所を歩いて。
いわゆる桜=ソメイヨシノは散ってしまってますが
八重桜が咲きそろって奇麗でした。
出かけないと分からないものですね。


葉桜もまたよし。

撮影はお散歩御指名カメラのFujifilm X10。
自分のラインナップでは昼の屋外ではこいつが最強です。
なにより、軽い。F2.0始まりで4倍のズーム。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする