100円本の気持ち。

Parenting is over.
What should I do from now on?

『エミリー・ローズ』

2006年09月25日 | 100円本
エミリー・ローズ デラックス・コレクターズ・エディション観ました。

こっ恐すぎ


全編、おどろおどろしたBGMが流れる中、

絶対的な常識が支配するはずの法廷で

非日常的で非常識な”女子大生エミリー悪魔憑き”の事実の有無が争われます。

”悪魔はそこに存在したのか”

※検察側は科学的治療を行わなくてはいけないを

ムーア神父が説得して治療をやめさせたことにより

精神病が悪化して死に至った(拒食と自虐による衰弱死)

との理由で過失致死の罪で起訴。


法廷で証言の場を強く求める神父。

神父の証言にさせないこと且つ、勝訴する事を絶対条件。

その見返りに昇進を約束してもらった女性弁護士エリン。

被告と上司(昇進か)の間で板ばさみに合う。

この事件に関わる中でエリンの身近でも不可解な現象が起きはじめる。


また、法廷でエミリーについての証言をさせろと強く求めるのは

ムーア神父の真意は・・・。






最初に書いたとおり感想は恐かったの一言に尽きます。

まじ一人だったら観られなかったかも。

(部屋には一人だけど家族がいる状況でヘッドホンつけて観てました。

たまにの寝顔確認しに行ったりして。情けない)

いわゆる『エクソシスト』モノなのですが、

設定が作り物ではなく・・・ん~わかり易くいうと

通常、この手の映画だと本編の中では、超常現象は”あり”が大前提で

話が進みますよね。

だから登場人物の中で信じない人間の方が”バカ”として映ります。

たとえば『ドラキュラ』で仲間から離れて一人になる人間がいたら、

観客から観たら”バカ”。

『なんで、ドラキュラにやられてしまうのに一人でそんなところへ?

        ほら~だからいったこっちゃない。やられちゃったよ。』

となりますね。

でも、映画館から出てきた私たちは、

はなっから物の怪の存在を否定していますから

バカと思った登場人物と同じ行動を平気で取ります。

で、この作品はというと事実をもとにして製作されたという前提もあり

ストーリーは通常の世間一般の常識の中で、

法廷で悪魔の存在を証明する事につきます。

(エリン弁護士が勝訴する為に手段として悪魔憑きを証明しようとするのですが)

すなわちそれは法廷の陪審員たちだけでなく

観ている私たちに対して悪魔はいるんだと説得しているにほかなりません。

抽象的な恐怖映像は多少出てきますが、次々と証言をしていく

父親、母親、彼氏、そして神父。

彼らの主観ではあるが見たままの事実の描写に薄ら寒い気にさせられました。


通常の映画だと『呪怨』『リング』等など映像的な恐さ。

観た後も『ああ、恐かった。でも面白かった』という満足感があるのですが

これはちょっとネ。やばかったかも。

1,2,3,4,5,6



ここまで盛り上げちゃっていうのもなんですが、

かなり宗教的な部分が入っていますので”キリスト教”の知識がある程度ないと

別に恐くない映画になってしまうのですが・・・。

どこそこの国で上映禁止とか結構テレビで宣伝していた

『死霊喰い』なんかも宗教感がない人は、

たぶんなにが恐いんだろう?って感想になるわけでして。




私の場合、姉がミッション系の学校に行っていたのでそちらの方に明るかった

のと聖書も含めて多少は読みかじっていたので(映画も『天地創造』『十戒』

『偉大な生涯の物語』『ベンハー』等など姉の影響で結構観てます。

あ、『パッション』も観たよ)

多少の知識があります。

恐さの感じ方にもお国柄(宗教感)があるということですね。




私ですか???

何かは在るかな。

まぁ、血筋で一応みえる(時がある)人なので。

神と悪魔に関しては・・・語るのはやめておきます。

簡単にはくくれないと思っています。

神=善、悪魔=悪というほど単純ではないと思うし、

かといって存在を・・・おっとやめときます。

ちなみに私は無宗教で死んだらじーさんと同じ仏門で戒名をもらうかなという

一般的な日本人です。

あっ、うちの死んだじーさん、

なぜかカトリックで洗礼も受けていたな。















P.S.

『ダビンチ・コード』も読みました。

イヤー大ベストセラーは、値が下がるのも早いですね。

何で書いたかっていうとこれも宗教感がないと楽しみが半減してしまうからです。

それとこれも事実を前提にストーリーを作っているのですが、

するっていと『エミリー・ローズ』とは完全に相反することになるんですが?

まあいろいろな説があるということで。

11月にDVD発売でしたね。まだ観ていないので楽しみ。








P.S.のP.S.

陪審員の結果はアメリカ的ではあります。

理性的に考えると”ナイ”けど生理的には”アリ”みたいな。

グレーゾーンを結果としてだす評決としてはお見事!!












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