今回も清水義範の本。
飲み屋で酔った若者(鍋島鉄平)と意気投合した定年間近の雨宮吾郎。
そのまま自宅に連れて行き飲み明かす。
その時、鉄平の『おっさんもドカーンと大きいことやらないとダメだよ・・・』
という言葉に触発されある事する決意をする。
(鉄平はよっぱらって言ったことも雨宮も覚えていないのだが)
それは誘拐だった。鉄平と親友の網代潤一も片棒を担ぐことに。
誘拐するのはなんと雨宮の勤める会社の社長の息子!?
この作者ですから、当然シリアスな犯罪小説ではありません。
誰も死なないしユーモアのある物語です。
後味もなんか気分ほのぼのした気分にさせられます。
さて、誘拐犯罪(子供をさらって)なのにどうハッピーエンドにもっていくのでしょう?
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