某番組 子育てのお話
3歳 ”いやいや期”だそうだ。
弟と遊んでいる時 乱暴な行動にでてしまいます
画面では、集中して電車の線路をつなげている兄の前で弟が線路を破壊
怒った兄が息子を突き飛ばす
母『うちの子は少しおかしいのだろうか?とか、自分を責めたりとかしてしまいます』
そして我慢する力を実験
クッキー2枚を貰う為に 一定の時間目の前の一枚のクッキーを食べないで我慢する実験。
いやいや期の子どもは目先の欲求を我慢することがむずかしいので数分が待てないで食べてしまう
再び 兄弟が線路で遊んでいる場面
いやいや期はママを苦しめる悩ましい行動なんだそうだ。
1歳の弟に壊された線路を涙をためてじっと我慢する兄
ナレーション まだ衝動を抑えられないイヤイヤ期の脳を抱えた○○君、ところが最近変化が現れました。
母『修理すれば大丈夫。一緒に遊ぼう~』
弟を突き飛ばそうとすると 母『○○!!(兄の名前) △△君 痛い!痛いよっ!』と怒る母親
ナレーション ○○君手を出しません。目に涙をためてぐっとこらえています。その時です、弟にちゃんとおもちゃを貸してあげました。
その後、ご褒美のママのハグ 『上手にできたね~』
ここまで。
なんだかな~?
”線路をつなげて汽車を走らせる”という手先や集中力、興味、関心、脳の発達等など たくさんの要素を含んで成長している時期に
なぜ??破壊者を放つ? 3歳のお兄ちゃんは精神が成熟していて自分が達成しようとしている作業を目の前でブチ壊されても
”いや~幼い弟のやる事だからしかたない。また、作ればいいや”なんて思っているとでも?
俺でもがまんできないと思うが。
大人が集中して成し遂げようとしている仕事を突然破壊されたら?
しかもそばに一部始終をみている自分の保護、監督をしている管理者(又は上司)が
破壊者を罰することなく自分に”やり直せ”と言い放ったら、どう思うのかね?
子どもがおもちゃで遊ぶ行為は成長の過程で絶対に必要なことだ。
兄がおもちゃで遊んでいるのであれば母はそれを妨げないように弟と遊べばいいだけ。
間に座るだけでブロックできる事。
なぜ一緒に遊ばせるのだろう?
” 母『うちの子は少しおかしいのだろうか?とか、自分を責めたりとかしてしまいます』 ”
子どもはぜんぜんおかしくない。
大人でも他人が集中している時にそれをぶち壊すような行為は控えるものだが。
彼は遊んでいるのは”集中を要する遊び”で共同作業もいらないし ほっといてほしいはずで
ここに”空気を読めない母”は幼い弟を放つ。(母には今彼が遊んでいるのは共同で遊べるものではないということがわからない)
兄が弟を排除しようとするのは当たり前の行為。それを予測して兄が集中できるようにブロックすればいいだけのことをしない。
しかし、母はその行為は”ダメ”なのだと言う。
この子には集中していようがなんだろが 弟に配慮しろというメッセージが刷り込まれるんだろうか?
これは”いやいや期”のせいじゃないと思うが。
この映像の後で実験を行うのであればクッキーの実験は的外れだ。
おもちゃのブロックを与え、積み上げている最中に崩してどれくらい我慢できるか・・・という実験
こんな実験にどんな意味があるのかわからないが 番組の流れからはこちらの実験が妥当だろう。
ママのハグほしさに 自分の遊びをあきらめる子ども。 将来、どんな大人になるのだろう。
賛否両論あると思いますが 私はこの番組を観て ”イライラ期”になりました。
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