久々に清水 義範さんの本を読みました。
『パスティーシュ作家』といわれ、「文体模倣」「模写」「パロディ」
的なものを書いています。『バラバラの名前』→ショーンコネリー主演の『バラの名前』、『蕎麦ときしめん』→関東から見た名古屋人論等など。
※最近の著書は読んでいないのでわかりません。ごめんなさい。
最初の出会いは職場の女の子に『この本すごくおもしろいよ!』と
口コミで永遠のジャック&ベティを教えてもらい、
ついでにハードカバーを借りて読みました。
結構流行にうといので、情報はメディア(テレビ、ラジオ、雑誌等)よりも口コミが多かったですね。
『リング』もやっぱり職場で女の子が『すごく怖い本があるの』
『何々?なんて本?』ってところから買って読んだし。
(丁度『らせん』がハードカバーで出た頃で、『リング』は文庫本になっていたので買いました。
基本的にビジネス本以外はハードカバーは買わないのだけど我慢しきれずに『らせん』買ってよんでしまった。)
横道にそれましたが、本当におもしろかったです。笑った、笑った。(そういうおもしろさです)
題名の『永遠のジャック&ベティ』日本の英語教育のパロディで、
もちろん私の時は『ジャック&ベティ』が出てくる英語の教科書はではありません。
そんなに古くない。
でも、やっぱり、”This is a pen”みたいな、誰が見たってわかるだろーが。
というようなツッコミはありましたよね。
それに訳しの文体も非日常的でしたね。
A:こんにちは。元気ですか?
B:はい。私は元気です。あなたは元気ですか?
A:はい、私も元気です。あなたは花が好きですか?(とうとつすぎない?)
B:はい。好きです。(ありえネー)
こんな乾いた会話が授業中延々と続いていませんでしたか?
(今の中学、高校の英語教育どうなのでしょうか?)
まずは読んでみてください。
あと、『インパクトの瞬間ヘッドが曲がる』もおもしろいです。
私は一回読むとゴミ箱へ捨ててしまうのですがこの本は、
都合4冊買いました。ハイ。
で、その後 国語入試問題必勝法 蕎麦ときしめん バラバラの名前 ターゲット と読んできて
今回は主な登場人物 。
海外作家の作品によくついている”主な登場人物”の一覧。
この一覧表から作者がストーリーを推理してしまおうという、大胆な作品。
読み終えると原作が読みたくなってしまう。でも絶対違うストーリーだと思う。(あたりまえか)
『実用文書承ります』もおもしろいです。結構いるんです。報告書とかかけない人。
形式覚えてしまえばかんたんなんだけどね。
有給届に『○月○日は家族でディズニーランドに行くのでお休みします』
とか書いている人いましたもんね。マジで。
『問題は何ですか』もおすすめ。
雑誌とかの”身の上相談”がテーマです。
しかし、この本、面白そう。
英語の教科書の部分、共感と笑いです。
早速、捜します。