うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

《陽だまりの彼女》という小説



 昨日、完全に金曜日と思い込んで
制服からメモやら何やらを取り出し、
カバンに制服を詰め込んだ。
近くにいた親しい職員さんに、
「えっ、まだ木曜やで!」と言われ、
ようやく現実に戻ったKTです。
 
 
さてさて、
私はよく読書をするが、小説は全くと
言っていいほど読まない。
ビジネス書や心理学といった実用書が
好きなので、小説は選択肢にない。
 
 
 
そんな私だが、先日、友人から
「売っても二足三文だから」と小説を
複数冊もらった。
 
私も、
まぁこんな機会でないと読まないなと
思い、読んでみることにした。
 
5冊ほどもらった中から、一番単純そうな
恋愛小説を選んだ。
よりによって中年になって恋愛小説とは…。
 
何かで見かけたが、
若モンと中年以上の違いは、
「愛したい、恋したい」が
「足痛い、腰痛いに」になることらしい。
言い得て妙とはこのこと。

そんな、足痛い、腰痛いというのが
分かってきた私が、恋愛小説とはなぁ。
…フフ。むず痒くなるわ。
 
 
 
特に「おぉっ!」と思うことも
感情移入することもなく
読み進めていったのだが、
途中で主人公の彼女の行動に
「んん?🤔」と思うところが出てくる。
 
それが、「んん?これは、もしや…」
という思いや「あ、違うのかな」という
思いが暫く交差するのだが、
だんだん焦点が合い始め、
ピタ!っと確信に変わったとき…

 
あなたも必ず度肝を抜かれる。

 
夜中に読んだのだが、
もう嗚咽が止まらない。
この本で目が腫れようと厭わないと
さえ思った。

明日の仕事に差し支えると
わかっていながらも
私は夢中で読破してしまった。
 
いやはや、なんとも心温まる話であり、
まさかの展開であり、そして最後は
泣き笑うという斬新な終わりかた。
 
なんという構成のうまさ…。
 
不覚にも小説に引き込まれた1日だった。
 
その夜、
私は布団の中で何度も
思い出し泣きをしてしまった。
 
 
 
2度読めば、
最初から「なるほど!」となること
請け合いなのだが、私は敢えて読まずに
余韻に浸ろうと思う。
賛否両論ある小説らしいが、
小説慣れしてないせいだろうか、
私にはその本を枕元にいつまでも
置いておきたいと思ったほど
興味深いものだった。
 
 
 
動物好きな方なら、
ぜひこの「陽だまりの彼女」を
手にしていただきたいものである。

複数もらった内、この本を最初に
手にした時点から、私には読むべくして
出会ったものだったのであろう。
 
あー、また涙が込み上げてきた。
 
 
ではでは、またね。
 

押すなよ、絶対押すなよ!押すなって!

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