うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT LOVES Lapin”(セクシー田中さん)

ハチ公物語〜ガラスの観覧車/林哲司〜



私は動物にてんで弱い。
動物は罪がない。

さて、言わずと知れた忠犬ハチ公。
これが映画になったとき、母と兄と私の3人で
観に行った。私は、ただただ犬のハチ公が
可愛いな、その程度のかなりライトな気持ちで赴いた。
出演者も、当時クソガキだっだ私には
まるで興味がなかった。

ところがどっこい、である。
クソガキだった私でさえも感動してしまう
内容だったのだ。感動で人前で泣くなど
恥ずかしくて、ましてや母や兄にそんな
姿を見られなくなくて、必死のパッチで
涙がこぼれ出ないように感情を押し殺した。

しかし、悲劇は起こった。
ほぼほぼ終盤に差し当たったとき、
ハチ公の回想シーンで、ハチ公が桜並木の中を
ご主人まっしぐらに駆け寄って抱きつくという
シーンで、もう辛抱堪らず号泣してしまったのだ。


号泣、なんてモンじゃない。
慟哭、咽び泣く…いやいや、言葉で
表現出来るような泣きっぷりではない。
まさに、この漫画の1コマのように
泣いてしまったのだ。

笑いを押し殺すのも苦しいが、
悲しみを押し殺すものこれまた苦しいものだと
クソガキの私は悟った。
(ちなみに、この漫画は私という人間形成に
非常に影響を及ぼしたギャグ漫画
『お父さんは心配症・岡田あーみん』である)

これまた…。映画のみならず、エンディングで
流れる曲が、も〜これでもかっ!っつ〜くらいに
琴線に触れてくるのだ!
何中華本中華、とどめを刺された感じ。

館内に居た人は、みんなそうだったのだろう、
方々から鼻をすする音が激しくなり、
館内は、一時総ズーズーと化した。
私も、この時ばかりはと言わんばかりに泣いた。

あれ以来、私は感動したら素直に泣いても
いいのだと吹っ切れ、今ではダーウィンが来たを見て
遠慮会釈なくズーズーゴーゴー泣く。
その姿を見て、母がもらい泣きするという
なんだかもうヘンテコな図である。

今でも思い出すあの時のハチ公物語。
しかし、この曲なしでは語れないのも
ハチ公物語なのではないかと思う。

★ガラスの観覧車 林哲司★
(この動画にも、ハチ公の回想シーンが
入っています、もう涙で画面が滲んで見えない)

名シーン凝縮されてるので、5分程度お時間あるなら
心を洗ってみてはいかがだろうか。

ではでは、またね。

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