タイトルは、賢くて勘の良いみなさんなら
ピンと来てるかもだけど、
セクシャルバイオレットNo.1を意識したよ。
続編を匂わせるものではないよ。
さてさて。
あなたは、惚れてしまいそうになった
一瞬なんてあるだろうか？
私は、ある。
つい先日、人生初だった。
私は、職場での電話対応がとにかく苦手だ。
電話が鳴ると、冷や汗が出る。
電話に出ると、頭が真っ白になる。
内容が分からないと、顔面蒼白になる。
やっぱり俺は、菊正宗。
（はじめましての人は、私のこういう持って
行き方よくわからないはず。ごめんよ。）
電話を切ったあと、冷や汗でシャツが湿っている。
それほど電話対応が苦手だ。
先日、あまり受けたくない内容の
電話を受けてしまった。
折り返すと言ってひとまず切った。
そして、どう対応すればいいかを男前に
聞いてみた。男前は分かりやすくまとめ、
こう伝えればいいと教えてくれた。
私は、勇気を振り絞ってかけ直そうと
受話器をあげたその刹那、
『分からんこと言われたら
代わったるから！任せとき！』
と、安心させてくれたのだ！
その言葉は、私の不安な気持ちを右へ左へと
開かせるモーセの十戒のようだった。
正真正銘、小林明子の
ダイヤル〜回して〜手を止め〜た〜〜〜
の瞬間だったよ、ほんと。
いや〜、惚れたね！
惚れたハレたとサマーシティだったよ。
職場で、あんなに人を頼もしいと思えたことは
初めてかもしれない。
ジム・キャリーのマスクよろしく
心臓からハートが飛び出しそうだった。
抱かれたい男ランキング圏外から
No.1に躍り出た感じだね。
相変わらず、“あなたの遠近感覚は
どうなってるんだ”と聞きたくなるくらい
不自然な位置から私の手に触れてくる。
…が、そんなことは、あの一言の報酬と
しようではないか！
いや〜、ナンボ強い女性が増えた言うても、
いつの時代も強く頼もしい男性には敵わない。
男性に勝とうなど、努努（ゆめゆめ）思わない方がいい。
ではでは、またね！
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