唯一の希望の星、男前。
彼が異動してからというもの、
あのほどよい緊張感もなく、
私は、眉毛が村山富市のようになっても
気にしなくなってしまった。
（余談だけど、ミニチュアシュナウザーと
村山富市って似てるよな。）
気を張れる異性がいることは、
仕事の励みになることを学んだ気がする。
やれやれと、いつものようにパソコン
相手に仕事をしていると、
『はい、お疲れさ〜ん』
と少し懐かしい声がした。
声の主に目をやると、
なんとなんと、驚き・桃の木・轟ジロー！
正真正銘の男前だったのだ！
『い゛ーーーーーーーっ！」と
内場勝則のような声が出そうになった。
知らない人は、このリンク先の
0:05を観てチョ。
0:05を観てチョ。
「お疲れ様です❤️❤️❤️❤️❤️」と
猫ズリしながら言いたいところを
布団圧縮袋よろしくグッと堪え、
「お疲れ様です。」と冷静を装い、
クール・クーラー・クーレストに
言ってしまった。
（KTのバカさ加減には父ちゃん
情けなくて涙が出てくらぁ！）
…ん？おいおい、これは
あばれはっちゃくの父親役の実父じゃないか。
フフフ、KT節炸裂だね。
私は、男前がいた席と自分の席を使っている。
彼の席だった椅子に、今日は
たまたまカーディガンをかけていた。
彼は、
『この上に（背広を）かけても大丈夫？』
と気を遣って聞いてきたので、
あ、悪りぃ悪りぃと思った私は、
『大丈…あ、逆に取りましょうか？』と
カーディガンを取ろうとすると、
『ええでええで』と背広をかけてしまった。
ちょっと待ったってぇ〜な！
これって、間接キスならぬ
間接後ろから抱擁じゃないか！！
危うく内場勝則の声が出そうだった。
いや、間接後ろから抱擁というよりも、
間接二人羽織だな。
（…誰得やねんな。）
楽しい時間は早く過ぎるものだ。
あっという間に退勤時間になってしまった。
私が帰ろうとすると、
『え〜！もう帰るん？』と言われた。
ちょっと待ったってぇ〜な。
これの裏に隠された意味は、私が男性に
言われたかったセリフNo.1である
『今夜は帰さないよ』
ではないか！
え？そうだろう？違うのか？
そうだと言ってくれよ。
チロルチョコあげるから。
まぁ、それは本気といいたい冗談が、
やはり職場に目の保養がいると、
仕事が楽しいと改めて実感した。
ではでは、またね。
☕️🐇KT'sこぼれ話☕️🐇
男前は、棚卸しの手伝いに来たそうだ。
知ってたら村山富市と化した眉毛やら
髭やら剃ってたのに。
