私のダンス仲間に、
それはそれは色白で、
フランス人のような人がいる。
才色兼備で気品もあり、
性格も穏やかで優しい。
それだけでなく、ちゃんと関西人としての
ギャグセンスまで備わっている。
羨ましいを通り越して、畏敬の念すら抱く。
この人のことね。↓
そんな彼女のお母様が、認知症になったそうだ。
最初は、食器を冷蔵庫にしまったりする
軽度なものだったが、進行が早いらしい。
彼女は、お母様の愛犬の世話もしている。
愛犬の散歩から帰ってくると、
玄関の鍵が閉まっていたそうだ。
どうやら、お母様は寝てしまっていた様子。
連絡が取れず、その日は彼女の家に連れて帰った。
翌日、連絡をすると、お母様は
「寝ていない。鍵はかけてない。」の一点張り。
うんうん、と頷きながら聞く私に、
彼女はヴィーナスみたいな顔を向け、
おっとり口調で、こう言った。
『もう!毎日クソババァ!って思ってる』
いや〜、ビックリしたね。
キレイで品のある人のクソババァって言葉は、
私達の想像するクソババァ(糞婆婆)じゃないのよ。
どっかの外国語の『澄んだ空』って言葉が、
たまたまクソババァって聞こえた、
空耳アワーなんじゃないの?って思える。
私が『クソババァ』なんて言おうものなら、
だいたい閲覧者様が想像するクソババァが
頭に浮かぶと思うよ。
・くそばばあ【糞婆婆】(造語)
その存在を呪わしく思う気持ちを表す。
新明解国語辞典より
・くそばばあ【糞婆婆】
卑しめ、罵る意を表す
明鏡国語辞典より
うーん。
こんな忌まわしい言葉なのに、
「誰が」発するかによって
印象が違うとは驚きだ。
彼女が発するクソババァは、
爽やか過ぎて、全くクソババァ感がなかった。
いやはや。
私の尊敬する鈴木傾城氏という人が
いるのだが、彼のこの言葉は本当だと思う。
女は、歳を取って最後に残るのは気品があるかどうかなのだ。歳を取って、気品が残ってないと、女性は何も残らない。
クソババァを、美しく言える女に
なりたいものだ。
ではでは、またね!
🐰😆久々のおまけ画像コーナー😊🐰
『かまやつひろし』みたいな
オバハンいてるよね。
男やと思ってたら、いや、
女やったんかい!みたいなね。