昭島市制60周年記念文化財講座が旧三井家拝島別邸で講談「月廼野露草雙紙」(つきののつゆくさそうし)が行われました。
講談師は昭島市在住の室井一凛さんです。
~昭島市有形民俗文化財~である「月廼野露草雙紙」について・・・
作者は不老軒宇多々(ふろうけんうたた)
この双紙は1814年宇多々55歳の作品で、当時の村民の中から生まれた読本で、多摩地区一円の古い地名、故事などが記されている。
宇多々は本名を伊八といい、所蔵家宮崎家の祖先にあたり、生来文学を愛好し、俳句、戯文などにすぐれ1853年94歳で没した。
蜀山人(大田南畝)などと交友があったという。墓は昭島市郷地町の宝積寺にある。(文化講座資料から抜粋)