むらのっちの風に吹かれて

日常のここち良い風景を求めて、Jazzを愛し、カメラ好き!!!

筑後川を泳ぐ龍

2019-03-12 13:47:12 | アート・文化
筑後川の河口にかかる新田大橋から見る景色。
川の中の「石の道」が目に飛び込む。
6・5キロにわたって、川を真っ二つに分ける直線が美しい。
石組みの堤防は「若津港導流堤」と呼ばれ、明治23(1890)年に築かれた。
有明海は干満の差が約6メートルと大きい。
こうした条件から、川底に土砂が堆積しやすく、船舶の出入りを妨げる。
明治に入り、船が大型化し、堆積土の問題が、より大きくなった。
解決策として導流堤が浮上した。
川の中央に堤を築くことで、筑後川を2つに“分割”する。
川幅を半分に狭めることで水の流れを速め、土砂を押し流そうというものだ。
石積みの堤防は、幅約11メートル、長さ約6・5キロ。
土木技術者の評価も高い。
「完成から100年以上たった現在もその役割を果たしている壮大な石導流」として、
平成20年度に土木学会の選奨土木遺産にも選ばれた。
設計者の名前から「デレーケ導流堤」としても親しまれる。
大川市の観光名所の一つとなっているほか、
地元団体が導流堤の全体像を調査する動きもある。
引き潮の時に現れ、満ちれば消える姿に「筑後川を泳ぐ龍」と例える人もいる。











LEICA M-p typ240 NOKTON 50mm F1.1

人気ブログランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする