元厚生労働事務次官の村木厚子さんといえば、2009年の郵便不正事件で逮捕・起訴され、その後裁判で無罪が確定され、1年3か月ぶりに職場復帰した人として有名です。
顔写真がいろんなところに出ていたので私も顔ぐらいは知っていました。事件の概要もなんとなくですが知っていて、地味な印象と事件とのギャップに違和感がありました。
ある新聞に一面を使った彼女のインタビュー記事が載っていて、はじめて彼女の人となりと郵便不正事件のことをちゃんと知りました。
先日、仕事で霞が関の厚生労働省へ行くことがあり、地下の売店の本屋に文庫版の『あきらめない~働く女性に贈る愛と勇気のメッセージ』があったので、すぐに購入し、帰りの新幹線の中で完読しました。
村木さんが国家公務員になったのは、なにはなくともとにかく働き続けたかったからだそうです。地元高知県の国立大学を卒業し、県庁に入って結婚後も働き続けるという目標があったのですが、国家公務員試験の方が早くて、地方公務員試験の練習のつもりで受けたら受かってしまったのと、県庁の面接のときに、「女性職員の県庁における役割は~」という面接官の言葉に、結婚後も働き続けるのは無理かもしれない…とあきらめたのです。旧労働省に入ったのは、試験後どこの省庁にするか説明会などに行き決めなきゃいけないのに知らなくて、残ってるのは労働省だけだったとか…ちなみに採用の決めてになったのは、お酒が飲めますかの問いに元気よく「はい!」と答えたからだとか。本当かどうか知りませんが、面白いですね!
村木さんは同僚と結婚しますが、お子さん2人が生まれても仕事は容赦なく質・量ともにマックス状態で、両親はどちらも東京からほど遠く、保育ママを活用して乗り切ったそうですが、周りの人からは「悲惨ですね」とよく言われたようです。
村木さんみたいになりたい!じゃなく、村木さんでもできた!と普通の人のモデルになれたら…そんな思いで、ときに、夫婦が両方別の地方勤務となり、子連れ赴任などもしてやり抜いてきたのです。
普通の人のロールモデルになれたら、そんな堅実な夢は郵便不正事件で崩れ去ってしまいます。逮捕されたらもはや普通のモデルなんかじゃない…いままでのがんばりがすべて無駄になったような思いだったでしょうね。
サブタイトルが~働く女性に贈る~となっているように、働き続けれるヒントがいっぱいいっぱい書かれています。
そのなかのひとつ、今の自分には一番必要なことと思うのでここで紹介します。
階段を一段上がれば見える景色が変わる
力がついたから昇進するのではなく、昇進するから力がつく
下の段から背伸びしても見えなかったことが、階段を昇れば簡単に見える
女性活躍推進といいながら、昇進することを望まない女性が多いのは、男性の働き方を見ていて、こんなのはイヤ…と思うからなのですが、昇進を拒んだままでは道が開けないのも確かです。
子どものこともあれば、自分自身の自信のなさもあり、せっかくの仕事のチャンスに足踏みしていることがあります。
期待通りに仕事ができず、がっかりされること、失望されることへの恐怖心もあります。
でもそれだと本当にそこで停滞してしまうのです。
村木さんの本はタイトルどおり、あきらめなければ物事は成し遂げられ、本当に愛と勇気が満載です。働く女性のみなさん、ぜひ一読を
。
顔写真がいろんなところに出ていたので私も顔ぐらいは知っていました。事件の概要もなんとなくですが知っていて、地味な印象と事件とのギャップに違和感がありました。
ある新聞に一面を使った彼女のインタビュー記事が載っていて、はじめて彼女の人となりと郵便不正事件のことをちゃんと知りました。
先日、仕事で霞が関の厚生労働省へ行くことがあり、地下の売店の本屋に文庫版の『あきらめない~働く女性に贈る愛と勇気のメッセージ』があったので、すぐに購入し、帰りの新幹線の中で完読しました。
村木さんが国家公務員になったのは、なにはなくともとにかく働き続けたかったからだそうです。地元高知県の国立大学を卒業し、県庁に入って結婚後も働き続けるという目標があったのですが、国家公務員試験の方が早くて、地方公務員試験の練習のつもりで受けたら受かってしまったのと、県庁の面接のときに、「女性職員の県庁における役割は~」という面接官の言葉に、結婚後も働き続けるのは無理かもしれない…とあきらめたのです。旧労働省に入ったのは、試験後どこの省庁にするか説明会などに行き決めなきゃいけないのに知らなくて、残ってるのは労働省だけだったとか…ちなみに採用の決めてになったのは、お酒が飲めますかの問いに元気よく「はい!」と答えたからだとか。本当かどうか知りませんが、面白いですね!
村木さんは同僚と結婚しますが、お子さん2人が生まれても仕事は容赦なく質・量ともにマックス状態で、両親はどちらも東京からほど遠く、保育ママを活用して乗り切ったそうですが、周りの人からは「悲惨ですね」とよく言われたようです。
村木さんみたいになりたい!じゃなく、村木さんでもできた!と普通の人のモデルになれたら…そんな思いで、ときに、夫婦が両方別の地方勤務となり、子連れ赴任などもしてやり抜いてきたのです。
普通の人のロールモデルになれたら、そんな堅実な夢は郵便不正事件で崩れ去ってしまいます。逮捕されたらもはや普通のモデルなんかじゃない…いままでのがんばりがすべて無駄になったような思いだったでしょうね。
サブタイトルが~働く女性に贈る~となっているように、働き続けれるヒントがいっぱいいっぱい書かれています。
そのなかのひとつ、今の自分には一番必要なことと思うのでここで紹介します。
階段を一段上がれば見える景色が変わる
力がついたから昇進するのではなく、昇進するから力がつく
下の段から背伸びしても見えなかったことが、階段を昇れば簡単に見える
女性活躍推進といいながら、昇進することを望まない女性が多いのは、男性の働き方を見ていて、こんなのはイヤ…と思うからなのですが、昇進を拒んだままでは道が開けないのも確かです。
子どものこともあれば、自分自身の自信のなさもあり、せっかくの仕事のチャンスに足踏みしていることがあります。
期待通りに仕事ができず、がっかりされること、失望されることへの恐怖心もあります。
でもそれだと本当にそこで停滞してしまうのです。
村木さんの本はタイトルどおり、あきらめなければ物事は成し遂げられ、本当に愛と勇気が満載です。働く女性のみなさん、ぜひ一読を
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