碧光老師の着想学

着想学:主に着眼点+想定力から取っています
老害発生の原理 を書いています

第禄章 定年延長は諸刃の剣(個人的には大反対)続編

2021-05-14 07:07:07 | 哲学・思想

そもそも現状のまま延長する方が最悪だと思う点 後編

ⅳ単純な体力的な衰えを忘れていませんか

 ・体力的な業務が続けられるとは到底思えない

 ・シルバー人材を使っていた事がありますが、本人達も週休3日位で3時間とかが良いとか言っていました(体力・回復力)

ⅴ注意力が落ちれば車の運転も危ないのです

以前にも書きましたが運転自動化、大賛成です

 個人差こそありますが確実に反射速度や視野は落ちていますからね

(もっとも・・・自動運転は責任の所在で確実に揉めるでしょうから技術的にクリア出来てもスグに実施は無いと考えています)

 

ⅵ何故、定年延長がマスコミ等によって叫ばれているのでしょうか

個人的には、老害層による情報操作の一環ではないかと考えています

  • 仕事を求める人が増えれば、給料が下がる(下げられる)
  • 給料が下がれば売り上げが同じでも会社は利益を増やす事が容易になる
  • 老害経営者や老害管理職が継続して企業に居座れる風潮を作れる

(高齢者に働くなと言っているわけではありません)

 そもそも情報発信側のマスコミ等の言い回しが嘘同然です

「女性・高齢者・外国人に活躍する場を与えて、生産性を上げなくていけない」

⇒ これは、労働人口を増やす事が生産性向上に繋がるわけではない事から、言い回しが間違っています

生産性とは大雑把には時間当たりの利益 なので
生産性向上 = 売上向上・材料費やトータル経費の引き下げです
人件費や働く人の人数は、一切関係ないです

経営者が正しく同じ内容を発言するならば

「女性・高齢者・外国人に活躍する場を与えて、給料水準を下げることで会社の利益を増やしたい」

「高い給与を払いたくないので労働人口を増やして働けるだけで、《ありがたい》という状況を作りたい」

「デフレを継続できれば貯めこんだ資産が目減りしないのでデフレを継続したい」

まぁ、こんな感じの本音を持っている老害層からの圧力がマスコミ等にかかっているのでしょう(老害特有の既得権益とかで普通の人より無駄に権力もっていますからね)


第禄章 定年延長は諸刃の剣(個人的には大反対)

2021-05-13 07:07:07 | 哲学・思想

そもそも現状のまま延長する方が最悪だと思う点 前編

安易に定年延長が叫ばれている事に対し危惧を感じます

普通に定年だけが延長されてしまう弊害の方が大きいからです

ⅰ老害を引き起こしている経営者や管理職が、そのまま更に長々と居座る結果となる

 ・老害となっている経営者や管理職が継続して企業に居座れば当然ながら所得格差が更に開きます

 ・新卒の給与を含め更に立場の弱い人の給与が下がります

     (自分の給与は下げないでしょうから)

 ・既に様々な社内弊害を引き起こしている老害達による経営方針の無変更

(バブル意識のままだろうし)により倒産する会社が続出する

 

加齢に伴う知能の変化 (年齢により能力は違う)

《マサチューセッツ工科大学ジョシュア・ハーツホーン氏の記事から引用》

大雑把に解釈・説明すると語彙力は年齢が上がっても衰えないが、50歳を過ぎた時点で色々な脳の能力はピークを過ぎている事になる

当然ながら判断力は落ちるだろうし、注意力が落ちればミスも増える

知識や経験は増えるのですが、それが変化に対応出来る要素になるか足枷になるかは仕事内容等により、かなり違うと思います

経験により蓄積してきた能力が使えるかどうかは別の問題です

 

ⅲ変化の速い今の世の中では経営能力的には下がると思います

経営は変化に対応して打てる手を打っていく事が本当の仕事です

定年延長により変化に対応しきれていない人達や新しい情報・技術の変化を学んですらいない人達が、継続して経営者や管理職のままでは企業は対応力を失います

定年延長は役職定年を先に決めてから実施するべきです

(多分、経営者や役職者で残れないなら老害達は辞めてくれる筈です)

時代が変われば経験が邪魔になる事すらあるのですから

(特に経営は対応速度が必須です)


第肆章5話 少子化問題へと繋がった原因(遠因程度ですかね) ②セクハラ・パワハラ

2021-05-12 07:07:07 | 哲学・思想

大企業じゃなくても大企業よりホワイトで生産性の高い会社は山ほどありますが、大企業から色々な圧力(受注時などでの嫌がらせ)をされてしまうから中小企業の生産性が下がる一面もあります

(下請け孫請けの世界みたいなのもある)

発注側の意向(圧力)が強く価格交渉自体が出来ない会社もあるからです

(何処かに三割が交渉すら出来ないとか書いてありましたね)

こうして真面目に頑張っている中小企業も収益が上がりにくい ⇒ 給与が上がりにくい構造が押し付けられます

(殆どの大企業の内部は給与格差が既に完成してしまっている上に転職した事のない人間は、《YES MAN》型を筆頭に違和感にすら気が付かない人が大半でしょうから)

結果として日本全体での格差社会が起きているのです

当然、同じ人間として扱う気が無い様な意識を根底に持っている経営者達は、自己保身の都合を優先していますので氷河期世代から下の世代の給与水準に何の疑問も持っていません

今の給与水準(新卒)は20年位前の氷河期世代開始時から変わっていないのですよ

海外は日本の倍以上の水準の国もあります

(調べるまで私も知らなかったし、かなり驚きました)

優秀な人材が海外に流れるのは当然です

同時に給与自体が増えないのですから子育ての意識にも影響します

若い世代達が自分達の親世代の給与水準を見ていれば、自分達の収入では子育て自体が困難だと思うのは当然ではないでしょうか

結果的に[子供を作らない世帯][子供を一人しか作らない世帯][そもそも結婚しない]が増えざるを得ません

同時にセクハラ・パワハラで精神的なダメージを負っていれば、結婚しない人は更に増加します(大雑把に書くと人間不信と価値観の崩壊)

これらが混ざって少子化となっているのです

小手先の政策では(手遅れ感満載だし)出生率は回復しないでしょう

経営者や管理職とは社会的に影響が一般会社員より大きいのです

目先の欲にだけ囚われ数年後以上先の事を考えてこなかったツケが現状です


第肆章4話 少子化問題へと繋がった原因(遠因程度ですかね) ①セクハラ・パワハラ

2021-05-11 07:07:07 | 哲学・思想

マラソンの原理やロボット化により、《YES MAN》型は程度の差こそあれ、出世していくと基本的には自主的な思考を持ち合わせていない状態に加え

 会社の役職 = 偉い = 自分は優秀 = 自分は特別な存在 = 何をしても良い

とかって感じの勘違い思考が追加されている連中が大勢見受けられます

(優秀な経営者の逸話とかを読むと姿勢の違いが判ると思いますが彼ら《YES MAN》型は学習しないので読まないのでしょう)

この結果、バブル期の世代辺りが一番顕著(加害者側)になっていますが、セクハラ・パワハラが多発しています(おまけに自分が悪いという自覚も全くないのですよ)

割とよく耳にするのが、大企業に派遣されている人に対する大企業の働かない社員からのセクハラ・パワハラです

役職の差こそあれ対等の人間だという意識(気遣い)が少しでもあれば、セクハラ・パワハラは殆ど発生しない筈です

生理的な嫌悪感とかの部分は残るでしょうが、傾向を見ていると本能的に自分より劣ると思える人からの行為(セクハラ・パワハラ)には嫌悪感が増す筈です

役職だけで能力的に敬意を払えない相手からの言葉を受け付けないのは生物的に当然です

上記の様な下地がある状態で、要は言い返せない立場の差に付け込んでいる事を自覚出来ない・自覚しても平気でやる行為がセクハラ・パワハラとなるのです

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第肆章3話 ロボット管理職&経営者誕生

2021-05-10 07:07:07 | 哲学・思想

《THE YES MAN》が誕生した時点で誕生は必須だったとしか言えませんが、年功序列で管理職や経営者が決まる機構では、上からの命令を実行するだけで自分で案を出す事自体に慣れていない人達や考えが従来のやり方に拘って固定化し柔軟性が無い経営者・管理職が必然的に誕生します(主にマラソン原理)

そもそも何をしたら良いとかを考えずに組織内での覇権争いだけを重視して出世した数の暴力の申し子達です

当然、今後の経営を改善する事になど興味は端からありません

経営が傾こうが、社会情勢が変化しようが、そもそもそういった事に全く興味がない経営者です

見分け方の例としては

ⅰ 建前だけ改善を高らかに叫びます

ⅱ 平気でお仲間人事を執行します(継続します)

ⅲ 株主を始め、出資者たちへの説明は必死に胡麻化します

 (こうして粉飾決算等が発生します)

ⅳ 自分たちの給与だけは絶対に確保しようと手段を選びません

 (こうして能力を伴わない内容的に無駄な格差社会を作り上げています)

ⅴ 自分達の給与だけは維持する&利益の額面だけ見るので、部下の給与や状況の変化に対応したりしない(出来ない)ので基本的に人件費を削ります

 (本当の経営者って人件費カッターの事じゃないですよね)

ⅵ 色々な不都合をパワハラで隠し通す事を平気で強要します

 (よくある不祥事とか自殺者は、これの延長で起こります)

ちなみに最近騒がれているジョブ型ですが、基本的には賛成です

しかしながらロボット型で自己保身の事しか考えていない経営者の下では失敗するでしょう(仕事内容自体を国家資格とかにして資格自体に対する最低給与基準を定める等、本当の意味で転職が円滑に行えなければ余計に酷くなると予想しています)

成果主義が失敗したのと根本原因は同じです

能力や出した内容に対する給与の上乗せではなく削る方に注力されるからです

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