私のひとりごと

気に入ってるバンドの事や日々の愚痴などここで気が向いたら書きこみます。

マティアスインタビュー 6月23日2008年

2008年06月28日 13時55分31秒 | ひとりごと
パート 1

ウェブマスター(以下Wと呼ぶ):ミュンヘンにギターの店をひらきましたが、これからはビジネスマンになるつもりですか?

マティアス(以下Mと呼ぶ):皆さん、ようこそ。僕は今ミュンヘンのギターストアーにいます。
とってもすばらしいお店なんだ。見てください。
で、質問の答えだけれど、ちょっと前、僕のスコーピオンズ参加30周年のお祝いをしたんだよ。だからメインにはミュージックビジネスの方に力を入れたいとおもってるんだ。
みんなギターを買ったり、集めたり、売ったりしてるよね。
だから、僕の場合はギターが好きだし、これはホビーだね。

W:お店の裏側にある哲学はなんですか?

M:他にこんなギターだけ売ってる店があるかどうかはわからないけど、ここではギター、それに関するアクセサリー、アンプだけを売ってるんだ。だから、この店はギターを愛するものの店なんだ。最近有名なアーティストも立ち寄ってくれたよ。
ここに僕の良き友達が作ってくれたゲストブックがあるんだ。
そして、この中にはオープンしてたった3ヶ月足らずなんだけど、結構いろんな人が来てくれてるんだよ。ほら、リッチー・サンボラの書き込みだよ。友達でもあるリッチーは、ゴールデンマスターキャスターを買っていってくれたよ。
他にもKISSの(名前聞き取り不能)も来てくれてるんだ。
ミュンヘンは素敵な町だし、訪れた人たちもこの店を気に入ってくれてる。そのことが僕をハッピーにしてくれるんだ。

W:どのくらいここで過ごすのですか?

M:できるだけここで過ごしたいとは思ってるんだけど、みんなも知ってのとおり、僕の第一の職業はスコーピオンズとしてのギタリストなんだ。そして、スコーピオンズは今年、たくさん活動してるんだ。ロシアから始まり、今はヨーロッパの各地を回っているし、時期北アメリカにも行く。その後9月にはブラジルやメキシコ、10月はUK、それから名前も知らない町にも行くだろう。そういった合間をみては店を訪れたいと思ってるんだ。その時はまたみんなに早めに知らせるから、店に会いにきてくれたらうれしいね。楽しんでやってるんだ。

W:今回はコンサートの前にセットリストを投票で決めてますね。
どうやってそのアイディアが浮かんできたのですか?また、感想はどうですか?

M:バンドは長い間ツアーして回ってるだろ?そうすると、どうしてもセットリストがマンネリ化して来るんだ。ちょっと変えたりもするけどね。もちろん大多数のファンは、ビッグヒットした曲を聴きたがってる。バラードを聴きたい者もいるし、他のを聞きたいものもいる。
それで、バンドのみんなと話たんだけど、ニューテクノロジーのインターネットって物を使って、ファンが本当に聴きたいものは何か調査してみようって事になったんだ。今のところ国ごとに投票してもらってるけど、国によって好きな曲がまちまちなのは面白いね。「No One Like You」がトップにあったり、最下位だったり。これからもこの方法を続けていければ良いと思ってる。

W:ブラジルのファンは、2008年のツアーは50%がアコースティカで50%がハードロックと聞かされているようですが、そのツアーはどういったものなんですか?2001年のアコースティカIのような感じですか?

M:アコースティカIはブラジルではもっとも人気のあるアルバムのひとつなんだ。ダイヤモンドアワードを受賞したんだ。プラティナムアワードより位が高いんだよ。だから、多くの人々があのアルバムについてしってるだろう。だから、今年はそれらをコンバインしたショーをしたいんだ。半分はアコースティックで半分はロックショーという風にね。
そして、新たにアコースティック用に曲もアレンジする予定だよ。ブラジルのミュージシャンと一緒に先でスタジオ入りする予定なんだ。
今までとは違ったものにするつもりだよ。今、ルドルフはこの町に来てないけど、このギターはルドルフの物で、彼の魂はここに僕と一緒にいるわけだよ。


パート2

W:年末にサウス・イーストアジアでツアーするそうですね。
それと、何人かのファンは北アメリカのイーストコーストでのショーが無いことについて不平をもらしていますが、そのあたりはどうでしょう?

M:まず、アジアに行くという事は聞いてるよ。楽しみにしてる。
北アメリカの8月のツアーについてだけど、なんと言ったらいいだろうね。これらはすべてマネージメントやブッキングエージェントの仕事だからね。もちろんスコーピオンズはどこででもショーはやりたいんだよ。
8月にはウエストコーストとミッドウエストを回りシカゴで終わるんだ。
これは、まだ話だけの段階だけど、今年の終わり、アジアツアーの後にイーストコーストを交えた大々的な北アメリカツアーのプランも出ては来てるんだ。僕らのアメリカでの窓口はとっても狭いんだ。でも、8月にサミーヘイガーとショーをやって、お互い気に入ったなら、もっと大きいパッケージのツアーの話も出てくるかもしれないし。今の段階で、僕が知ってる事はみんなが知ってる事とさほど変わらないんだよ。
だから、みんなにも頑張って辛抱してもらいたいんだ。
さ、最後の質問に行こうか?

W:Ukの日程はいつ確定されますか?

M:あー、UKの日程ね。10月に予定してるんだけど、マネージメントのポリシーで、確実にプロモーターと契約できるまで公表しないんだ。
でも、たぶんツアーはやるね。

W:HH1の売り上げには満足してますか?

M:あー、そうだね~。あのアルバムは3~4ヶ月もかけて作り上げた作品だろ。デズモンド・チャイルドやジェームズ・マイケルなどの大物との作品だ。だから、当然期待は大きいものだったよ。でも、今の音楽界には常に失望させられるものなんだ。あれだけ力をいれたんだから、もっとラジオ局やテレビ局にもサポートして欲しかったけど、残念だね。あのアルバムはすばらしいし、大好きだよ。でも、それと現実とはかみ合わないのさ。もっと多くの人にもサポートしてもらいたかったけどね。

W:ニューリリースの予定はありますか?

M:あー、特にはないね。ブラジルでのツアーをフィルムに収めようかとは話してるけど。(以下面倒なので省略)

W:ファンの中にはプロモーションが足りないと不平をもらしている者もいるようですね。音楽界の市場も変化しつつあるし。それについてはどうですか?

M:音楽の市場は大きく変わったね。それでも、スコーピオンズはまずまずだと思うよ。世界中で人気があるしね。メディアはもう70年代、80年代の曲は追いかけないんだ。少しは変化はあるけどね。
ファンの場合を言うと、大多数のファンはまったく不平はこぼさないんだ。でも、いつも数人の決まったファンが常に文句を言ってる。文句を言ってどうなるって言うんだい?それより、外に出て何か意味のあることをすべきだよ。文句を言う代わりにね。文句があるなら、それについて何かすべきだよ。ラジオ局に文句があるなら、言ってそう言えばいい。文句を言う事は解決ではないんだからね。


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