自民党総裁選の立候補者が出揃ったら、立候補を取り
下げた人のことも含めて一人ずつへの感想を書こう、と
思っていた。しかし小泉進次郎君が次の総裁に、つまり
首相になるのだ、と分ってしまった。
裏で菅義偉君・森喜朗君・小泉純一郎君の元首相らが
話し合いをし、取引をし、数合わせしているから、結果が
見えてしまったのだ。
私が決定的にそう感じたのは、立候補を取り下げた野田
聖子君の動向があるからだ。
野田君は、元暴力団の夫が基で推薦者20名が集まらず、
総裁選立候補を諦めた。
その夫が近頃は、「若い女性との不倫を楽しんでいる」と
週刊誌がスッパ抜いているのだ。
総裁選どころか、実は野田君は政治生命危機まで感じて
いる筈である。
であるから、推薦者20名が集められないと判った時点で、
勝ち馬に乗り総務大臣にでもしてもらおうと進次郎支持を
表明したのであろう。
大臣になれば岐阜県民も落選させないだろうとの計算。
困った人間の取る行動だから、わかりやすく、反吐が出る
ほどの人間性が野田君からは見えている。
第一、野田君からすれば進次郎君の父親・純一郎君は
郵政民営化問題で刺客を送ってきた大敵なのである。
だから「進次郎支持」は屈辱以外の何ものでもないのだ。
進次郎側が声掛けした可能性も考えられるが、それらは
裏に居る元首相らが暗躍した結果、と私は見ている。
さて、進次郎君が立候補して、世間は大喜びのようだ。
私が驚いたのは、大学生たちが喜んでいたことだ。
だって彼らは、進次郎君の「1年以内に成し遂げる3つの
公約の中の1つ」を知ってながら、彼の立候補を歓迎して
いるのだろうか、と思うからだ。
公約の1つとは、「解雇規制の見直し」である。
私個人は会社員にならないから自分の問題とはしないが、
これから就職する大学生が不気味に思わないのは、頭が
悪いか、どっかの経営者の御子息、つまり社員の首を切る
側だからなのだろう。
進次郎君が考えた政策というより、きっと裏に居る古老が
推し進めたい政策なのではなかろうか。
さて、先ほどの大学生たちが希望の会社に就職できたと
する。そして半年も経った頃、人事課から呼び出しが・・・。
「残念ながら、業務に支障ありとの話が何回か出ている」
なんて言われ、首を切られるかもしれないのだ。しかも、
半年しか働いていないから、はした金を渡されて・・・。
企業側は10人欲しい新入社員に対し、12人採用する。
そして、少し観察してから下位2名の首を切る。
企業側にとって、こんなに美味しい話はないのである。
そんなことも想像できない大学生たち。
いやいや、テレビに映っていた大学生たちは、首を切る
側の御曹司たちなんだろうね、きっと。
結論・小泉進次郎君が首相になるということは、刷新でも
改革でもなく、今後も古老たちが暗躍するということ。
はい、本日はこれでお仕舞い!
明日は「地頭が悪い」という進次郎評に就いての私見を。