「えっ、わたし・・・千切り・・・嫌い。スライサー使うもん」と、
半径5mの美熟女は言ったのだった。
「半径5mの美熟女」とはE県立中央病院パート時代の
同僚で、私が勝手に付けた渾名(あだな)である。
(この人、忙しいからなんだなぁ)と思った。
昼は別のパート先で働き、19時からは病院での清掃。
だもの、キャベツの千切りは面倒以外の何物でもない。
だから私は、「そうか、忙しいからね」と言ったのだった。
私はキャベツの千切りが好物なので、週に何回も切る。
しかも、その行為まで好きだから、丁寧に切ろうとする。
上手に切れると、とても気分がいいし、心が落ち着く。
心から先生と呼べる「美恵子先生」は、鉛筆をさりさり削る
のが好きである。そういう作品(短歌)があったのだ。
それを読んだとき、(俺の場合は爪切りだなぁ)と思った。
15歳でギターを弾き始めてから弾かなくなった現在まで
今でも爪切りは丁寧なのだが、それにキャベツの千切りも
加わったのである。
〇△〇△を行うと、大きな息を吐いてすっきりとなれる。
誰にでも、そういう〇△〇△が一つでもあるといいね。
ちなみに、キャベツの千切りを上手にするには、包丁の
切れ味が大切。これは葱を細かく切る時にも言えること。
【写真】本日の昼に切った千切り。
総菜として買った「鶏のささ身揚げ」を添えました。
私の場合、いつもキャベツが主役です(笑)。