昨日「徹子の部屋」のゲストが吉永小百合君だったので、
美容整形をしているのかどうかを凝視してやろうと思って
観察してみたが、う~ん、わからなかった(笑)。
年齢は首にしっかり出るものだが、彼女は例外で、とても
78歳とは思えぬ首だった。
途中で、名優・宇野重吉君(歌手で俳優・寺尾聡君の父)
との思い出話をしたのだが、その点に就いて語りたい。
台詞の「お父さんがしたのね」と小百合君が言うと、厳しい
顔になった宇野君が「小百合ちゃんまで、そう言うのか」と
言ったのだそうな。(60年ぐらい昔のことですよ)
その「が」は鼻濁音で発音しなくてはならない、ということ。
吉永小百合君は東京生まれの東京育ちである。
だから、元々鼻濁音の人である筈なのに鼻に掛からない
「が」を使ったので注意されたのだ。
西日本で生まれ育った人の「が」は鼻濁音ではなく、強く
汚く聞こえてしまう「が」の人が多い。
私が最も早く気付いた、この強く汚く聞こえる「が」の人は
鹿児島生まれで広島育ちの吉田拓郎君だった。
なので私は、強くて汚い「が」を真似して歌ったものだ。
何故なら、歌詞によっては、この強く汚い「が」が有効に
響く、と中三で気付いていたからである。
つまり、プロテストソングにはぴったり、ということ。
さて、吉永小百合君の顔もお気に入りだが、声の魅力を
言わなくてはならない。
あんなに心地良い声の主は滅多に居るもんじゃない。
そして綺麗で正当な話し言葉なのだから言うことがない。
それぐらい好きなのに「フーテンの寅」以外の映画を私は
1本も観ていない。(テレビでは何本か観たことがある)
何を演じても、結局のところ吉永小百合でしかないから。
失礼にも世紀の大根役者と思っているのだ。