ガキの頃、友達がいなかった。
や、遊ぶ同級生はいた。けど、何だろうか。友達、とゆう認識を持てる人がいなかった。
それに対する大きな理由として、自分自身がアホでワガママな事が大きいけれど、家の都合で転校ばかりしていた事も付随している。
仲良くなったと思ったら転校、仲良くなったと思ったら転校…その繰り返しで気付けば小学校は4回変わっていた。
母親はそうゆう事もあってか凄く優しくしてくれたので愛情は多分に注いでもらって過ごしていた。
10歳と11歳離れた姉もケンカになると2vs1になって厄介だったけれど、基本的に凄く優しかったしよく遊んでくれたし、全然身につかなかったけど勉強も教えてくれた。
父親は物心つく前に離婚したらしいので顔は知らないけれど、母と姉2人に随分可愛がって貰っていたので充分であった。
ただしそれは家庭の中では、の話。
一たび家を出て学校に行ったり、休みの日に外に遊びに行っても何となく遊ぶ同級生はいたけれど、どこか所謂『友達』と呼べる暖かくも心の距離が近しいものとは違っていた。
故に家以外では基本的にどこか孤独を感じていたと言える。
そう強く感じたキッカケが小学校2年生の頃の話。
機動戦士ガンダムがディフォルメされたキャラクターの消しゴム 通称『ガン消し』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/08/a4b5f209438d08910fa9b596548d9b96.jpg)
が爆発的にガキの頃に流行って、同級生はこぞって先生に見つからないように学校に持ってきていた。
そしてそのガン消しが金属で出来た『ダイキャストシリーズ』とゆう今でゆうプレミアな存在が登場してたちまちそれを持ってる子はクラスのヒーローとなっていた。
そんなダイキャストシリーズを当時比較的仲が良かったクラスメイトが手に入れたらしく、持って来ていたので机からイタズラと冗談半分で盗んだ事がある。
数時間後、別のクラスメイトの追求ですぐ見つかったのもあって持ち主に軽くおどけながらも一言謝って返したのだが、盗まれたクラスメイトはそれ以来、目の敵にして事ある毎に「あ、ここに置いとくと盗まれるから違うところ置こう!」等と周りに聞こえるように言われる度に情けない思いが身体中を駆け巡った。
ある日、昼休み後にいつものように担任も伴って教室を掃除していた。
そんな折、以前ダイキャストシリーズを盗まれたクラスメイトが自分の机の上にあったキャラクターの絵が書いてある鉛筆をわざと慌てた様子で取り上げながら
「あ、いけない!これこんな所に置いといたらまたアイツに盗まれちゃう!」
と担任に聞こえるように言ってきた。
それを聞いた担任は普段の優しい姿からは想像もつかない位冷たい眼と静かな口調で
「君は物を盗むの…?ふぅ〜ん…泥棒なんだね…」
とだけ言い、そのまま何事も無かったかのように担任も他のクラスメイトも掃除を続けていたが、何だか色も無い、物音もしない場所に閉じ込められた様な錯覚に陥って、幼心で何となくこの場所に、いや、この世界に居てはいけない気持ちになりとても悲しくなった事を覚えている。
元々は自業自得ではあるんだけれど、一言謝ったにも関わらずここまで惨めな思いをしなくてはいけないのか、と酷く落ち込んだ。
それ以来、深く人と仲良くなるのが無意識で怖かったんだと思う。
だから誰かしらと遊んでも心のどこかは信用していなかったのかもしれない。
そんな中で4回目に転校した小学校で生まれて初めて友達が出来た。
その友達の名前はコースケ。
後に『MZL-ATK(マゼラアタック)』とゆうバンドでドラムを叩く男である。
そんなオレのちょっとした話。続く。
や、遊ぶ同級生はいた。けど、何だろうか。友達、とゆう認識を持てる人がいなかった。
それに対する大きな理由として、自分自身がアホでワガママな事が大きいけれど、家の都合で転校ばかりしていた事も付随している。
仲良くなったと思ったら転校、仲良くなったと思ったら転校…その繰り返しで気付けば小学校は4回変わっていた。
母親はそうゆう事もあってか凄く優しくしてくれたので愛情は多分に注いでもらって過ごしていた。
10歳と11歳離れた姉もケンカになると2vs1になって厄介だったけれど、基本的に凄く優しかったしよく遊んでくれたし、全然身につかなかったけど勉強も教えてくれた。
父親は物心つく前に離婚したらしいので顔は知らないけれど、母と姉2人に随分可愛がって貰っていたので充分であった。
ただしそれは家庭の中では、の話。
一たび家を出て学校に行ったり、休みの日に外に遊びに行っても何となく遊ぶ同級生はいたけれど、どこか所謂『友達』と呼べる暖かくも心の距離が近しいものとは違っていた。
故に家以外では基本的にどこか孤独を感じていたと言える。
そう強く感じたキッカケが小学校2年生の頃の話。
機動戦士ガンダムがディフォルメされたキャラクターの消しゴム 通称『ガン消し』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/08/a4b5f209438d08910fa9b596548d9b96.jpg)
が爆発的にガキの頃に流行って、同級生はこぞって先生に見つからないように学校に持ってきていた。
そしてそのガン消しが金属で出来た『ダイキャストシリーズ』とゆう今でゆうプレミアな存在が登場してたちまちそれを持ってる子はクラスのヒーローとなっていた。
そんなダイキャストシリーズを当時比較的仲が良かったクラスメイトが手に入れたらしく、持って来ていたので机からイタズラと冗談半分で盗んだ事がある。
数時間後、別のクラスメイトの追求ですぐ見つかったのもあって持ち主に軽くおどけながらも一言謝って返したのだが、盗まれたクラスメイトはそれ以来、目の敵にして事ある毎に「あ、ここに置いとくと盗まれるから違うところ置こう!」等と周りに聞こえるように言われる度に情けない思いが身体中を駆け巡った。
ある日、昼休み後にいつものように担任も伴って教室を掃除していた。
そんな折、以前ダイキャストシリーズを盗まれたクラスメイトが自分の机の上にあったキャラクターの絵が書いてある鉛筆をわざと慌てた様子で取り上げながら
「あ、いけない!これこんな所に置いといたらまたアイツに盗まれちゃう!」
と担任に聞こえるように言ってきた。
それを聞いた担任は普段の優しい姿からは想像もつかない位冷たい眼と静かな口調で
「君は物を盗むの…?ふぅ〜ん…泥棒なんだね…」
とだけ言い、そのまま何事も無かったかのように担任も他のクラスメイトも掃除を続けていたが、何だか色も無い、物音もしない場所に閉じ込められた様な錯覚に陥って、幼心で何となくこの場所に、いや、この世界に居てはいけない気持ちになりとても悲しくなった事を覚えている。
元々は自業自得ではあるんだけれど、一言謝ったにも関わらずここまで惨めな思いをしなくてはいけないのか、と酷く落ち込んだ。
それ以来、深く人と仲良くなるのが無意識で怖かったんだと思う。
だから誰かしらと遊んでも心のどこかは信用していなかったのかもしれない。
そんな中で4回目に転校した小学校で生まれて初めて友達が出来た。
その友達の名前はコースケ。
後に『MZL-ATK(マゼラアタック)』とゆうバンドでドラムを叩く男である。
そんなオレのちょっとした話。続く。