発掘に沸く高鳴りはそのままにふと、『この絶滅危惧種とされる遺跡は他にあるのだろうか?』と調べたところ、どうやらビデオ安売王は日本ビデオ販売とゆう会社が運営しているとの情報を手に入れた。
更に日本ビデオ販売を調べたところウィキペディアが存在していたので一部を抜粋してそのまま添付したいと思う。
日本ビデオ販売(にほんビデオはんばい)は、かつて日本に存在していたビデオメーカー、卸し流通業。アダルトビデオを中心としてビデオシネマやアニメなどの製作卸しを行い、「ビデオ安売王」を全国にフランチャイズ展開した。
ん……?
かつて日本に存在『していた』……?!
どうゆう事だろうか?更に歴史を紐解くといたところ要はメッキが剥がれて信用を失い倒産したとの事だった。
何とゆう事だ。まさか絶滅していただなんて…。
しかし、私が見たビデオ安売王は何だったのか?
確かにビデオ安売王と書いてあったし営業もしていた…が、幻なのだろうか。
怪訝になりながらももう一度昨日撮影した写真を見てみると、
ビデオ安売王…Star?!
スター!?
そう、昨日発見した遺跡はなんとバッタもんだったのだ…!!
そうか。そうだったのか…。
私は肩を落とした。
しかし、これは仮説だが、ビデオ安売王Starはビデオ安売王の子孫なのではないか?
でなければ『ビデオ安売王』とゆう看板は背負わないだろう。
倒産当時はかなりゴタゴタしたであろう。そんな時を紆余曲折を経て、まさに七転び八起きの精神で乗り越えて子孫が誕生したのだ。
そう考えたら勝手ながら腑に落ちた。そうゆう事だったのだ。
-こうして今日もビデオ安売王Starは不器用な男達を迎え入れ、一時の幸福を堪能させる快楽の坩堝(るつぼ)として凛と佇む。
本家無くなれど、遺伝子は残る。
その遺伝子の星々が幾千幾百と瞬けば、ビデオ界の銀河となって業界を再び席巻する日が来る事であろう。