岳滅鬼山(英彦山南西)に行ってきました
雪が覆っていて
トレース(先行の足跡)がありません
少し不安を持って登りました
岩場に氷が張り付き
危険場所がありましたが
難所も無事やり過ごし
山頂を折り返しました
帰りは、自らの足跡を辿りますが、
途中、2つのことに想いをいたしました
1つは、
私の歩行が「がに股」であることを、
不承ながら発見しました
雪上のビブラム底の軌道が
はっきり物語っています
これは反論なしです
もう1つは
ほんの僅かに時を経て置いて来た自分の痕跡(足跡)が、
とても、愛おしく感じるのです
登りに刻んだ温かい息遣いと、確かな生の軌跡
僅かな経過(2時間ほど)ですが、
疑いもない過ぎ去りし時
すぐにでも消滅(雪解け)しそうな淡いさ(痕跡)に
愛おしさと憐みを感じます
このエモーショナルな思慕の気持ちが
歩みを返し、登りにつけた足跡を再び追って行きたいと思うのです
さて、そんなセンチメンタルを
そっと、深山に置き去りにし
寒さに張りつめたような
澄み切った沢の音を耳にすると
この山行の終わりが近いことを知らせます
人知れず、ひっそりと佇む中、
雪を踏みしめる音だけが
僅かにその存在を告げていました
今日のランチは、ビーフシチュー。緑のいんげんと、赤の星形の人参がサン=テグジュペリの「星の王子さま」のようでほのぼのですね
イブの日、皆でケーキ作りです。なんか、とっても楽しいです。
できましたぁー。どうですか? クリスマスがやって来ましたね。
あやめケ丘少年野球クラブの皆さんが、お餅を持って来ていただました。
皆さんとっても礼儀正しい子供さん達でした。
今日はイブの日
若者達は、この日を
まるで世界が、幸せと、孤独に
二分されるように騒ぎますが
ここは全くの無関係、無頓着
皆さん、ただ々楽しんでいます
お昼は
ビーフシチューが美味く
午後は、ケーキ作り
そして、近隣の野球チームの小学生が
付きたての餅を持って来てくれました
市井のざわつきをよそに
とても明るく幸せな光に満ちておりました
傾の雄姿です 右が前傾、左が本傾
観音滝 滝の中程に観音が安置されているという伝説があります。いつも双眼鏡などで探しますが、見つかりません。
広葉樹が本当に美しい
落ち葉を踏んで登山道を歩くのは楽しい。でも道を迷います。
頂上付近は、樹氷が美しく花を咲かせています
23年10月12日の熊発見の注意書きです
この引っ掻き傷は、鹿か熊か?
尾根に出ると、一面のドングリ。熊のエサになります。
ここを通るといつも気になります。灯篭の傘が盆栽になっています。
奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿野の声きくときぞ秋はかなし
猿丸太夫が歌ったとされる歌ですが
この奥深い傾山は、いつもこの歌を連想させます
太夫のような恋心ではないですが、
落ち葉を踏み深山に入ると
もの悲しげに鹿が鳴いています
しんみりとした山歩きが楽しめます
ただ、近頃の天候不順で
相当山が荒れていました
初心者には無理かもしれませんね
中級、上級者が対象でしょうか
さて、23年の10月に熊の目撃情報がありました
その数日後 私は熊探しに出かけましたが
そう簡単に遭遇できるわけがありません
九州の熊は絶滅したとされます
とっても存在はロマンを掻き立てますが
登山口には、注意書きがしてあります
登山道途中の木に、無数に鋭利な引っ掻き傷がありました
考えられるのは、鹿の角か熊の爪
もしも熊の生息の証拠をつかめば
大スクープが日本中を駆け巡ります
この山に入るときは 少なからず遭遇を期待しています
尾根に出ると 大量のどんぐりがありました
この山なら まだまだ生きていけるのかもしれません
ふもとの村にも面白い物がありました
灯篭の傘の上に松の盆栽があります
自然のものか、人の手によるものか
この奥深い山と人里には
いつも興味がつきません