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SPトランプの活用者事例(最年少?~最年長?まで)

2013-02-09 15:46:40 | SP(サブ・パーソナリティー)とは
最年少事例
 子供用のSPカード活用  記事「SP(子供用)カード」にも関連記事掲載

5歳の事例 
実施者 幼稚園の先生
1.担任しているクラスのA君
保育者の手伝いが好き。普段から自分の気持ちを上手に話すことが出来る。思い通りにいかないことがあると手が出てしまうことがあり、保育者も気になっている。
子供用のSPカードを33枚全てホワイトボードに貼り、1枚づついるか・いないかを聞いてそのカードを別の場所に並べていく。(決められた枚数を選ぶということは難しいので、選んだものは全て並べる)そして選んだカードについて選んだ理由や、どれぐらいの頻度で出てくるか、出てくるとどうなるか?などを聞いていく。

【先生のコメント】
A君の中には『らんぼうもの』がいた。いつ出てくるのか聞いたら「友だちに嫌なことを言われた時」だと言っていた。普段はどうしているか?どうすれば出て来ないか?を聞いたら「柵に入れて鍵をかける」と言い、「鍵は僕が持っておく」と言っていた。(僕=SPではなく)僕はセルフであることを認識しているのではないかと、とても興味深かった。『らんぼうもの』を柵に入れて鍵をかけた絵を描いたら、とても満足そうにしていた。

2.隣のクラスのB君
(思い通りにいかないことがあると友だちに手が出ていたり保育者が注意するも聞かずに暴れていた)
なぜ友だちに手が出たり、今暴れたりしているのか?
B君が悪いのではなく、この33人の中の誰の仕業か?といった聞き方で、A君の時と同様に1枚づつ聞いていった。
【先生のコメント】
B君にも『らんぼうもの』がいた。A君の言葉を引用し、『らんぼうもの』を柵に入れて鍵をかけた絵を見せたら落ち着いて、その後の幼稚園での活動をすることが出来た。


イラストはクリックすると大きくなります。以下同じ。

番外編最年少事例
 SPトランプ活用  

3歳の事例
実施者 筆者(八尾芳樹)
 筆者の孫へおじいちゃんとして実施
 自分にぴったりくるSPは下記の3枚
 理由はハートマークがいっぱいついているから。そして涙流している絵は自分みたいとのこと。


【筆者の感想】
3才児は文字の内容がまだ理解できないかも知れません。それよりも絵にひかれるみたいです。特に絵のイメージで自分を語るのかも知れません。幼稚園でも年長組(個人差あり)ではじめてSPカードが理解できるのかも知れません。




最年長事例
 SPトランプ活用
73歳の事例
実施者 筆者(八尾芳樹)

自己理解の講座
 自己理解のための講座に参加されたというより筆者と久しぶりに会うのが目的で参加。
自分にぴったりくるSPトランプを10枚選び、こころの中をレントゲンをとったがごとく配置する。そして講座の同じグループのメンバーからも自分の印象を残りのSPトランプからフィードバックしてもらい、それを加えて再配置する。
以後本人の感想。
 自分は片足棺桶に足を入れている年齢。いまさら自己理解をする必要がないと思っていた。ところが他者からのフィードバック受けたSPトランプも合わせて再配置してみると扇のような配置になった。そして驚いたのは、扇の要にあるSPトランプは「いじけさん」であった。どうも自分の中でコアになっているSPは「いじけさん」さんかもしれない。いじけるから「同調さん」が出る。いじけるから「言い訳さん」さんが出ていたのかも知れない。残る人生自分の中の「いじけさん」と向き合ってみたい。よって棺桶に入れていた片足をもどしてみたいとのことであった。
【筆者の感想】
 人間死ぬまでつき合わなければならないのは自分自身なのかもしれない。そして人間は心のやすらぎと自己成長を求め続けているのだと教えられた。




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